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農業複業化プロジェクトマガジン

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長野県佐久市内山地区で、休耕地や耕作放棄地を農地として再生させ、生きる基本である「食」に少し真剣に向き合い、自ら作れるようになることを目的に活動しています。 米作りを基本に、生活… もっと読む
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#コワーキング

農業複業化プロジェクトマガジンで伝えたいこと

農業複業化プロジェクト。生きる基本である食に少し真剣に向き合い、米作りをベースに「生きるチカラ」を育むプロジェクトです。 プロジェクトが行われているのは、長野県佐久市内山地区。 里山に囲まれた環境にある休耕地を少しずつ再生させ、多様なメンバーと共に、生き方の選択肢としての農ある暮らしを実践しています。 このプロジェクトについて、もう少し詳しく知りたいという方は、こちらをお読みいただければと思います。 ◆このマガジンで伝えたいこと 「生き方の選択肢として、農ある暮らしを実践

繋ぎなおす、ご縁食堂

内山・平賀ご縁食堂。 3年前にスタートした農業複業化プロジェクトのメンバーが主催し、圃場がある内山・平賀地区の皆様に、少し僕らの活動を開いてみる試み。 8月下旬、平賀地区にあるMarucafe商店さんをお借りして初開催してみました。その日の様子と、感じたことを今回は綴ってみたいと思います。 ◆農業複業化プロジェクトとは?さてその前に、農業複業化プロジェクトとは。 2021年、世間はまだまだコロナ禍の出口が見えない中、こんな感じでスタートしました。 「お米作りを基本に『生き

〝ガス湧き〟と格闘した、今年開墾した田んぼ

田植えを終えた後は、田んぼの水管理をするために、ほぼ毎日田んぼに行くというのが普通だと思うのですが、僕らはたまに様子を見に行く程度です。そこはテクノロジーのチカラをお借りして、センサーとスマホアプリを使って水管理をしているからです。 ちなみに、水田ファーモという仕組みを使わせていただいていて、センサーで水位や温度が定期的に測定されて、スマホのアプリで見ることができますす。水位が減ってきたらこれもアプリでゲートを開ければよいのです。ですので、農業複業化プロジェクトのメンバーで

【農業複業化プロジェクトの米作り】本代掻き〜田植え

生きる基本である食に少し真剣に向き合い、米作りをベースに「生きるチカラ」を育む農業複業化プロジェクト。今回は本代掻き、田植えの様子をお送りします。 前回までの様子はこちら ◆本代掻き(代掻き2回目)5月の上旬、1回目の代掻き(荒代掻き)から約2週間かつ田植えの直前(2日前くらい)に行うのが「本代掻き」です。 ちなみに1回目はこちら参照ください。 代掻きは田んぼに水をいれて、土を砕いて平らにしていく作業ですが、雑草対策でもあります。1回目から2週間あけることで雑草が芽を

なぜ、開墾するのか。

米作りを基本に「生きるチカラ」に向き合う「農業複業化プロジェクト」 今期は2年目。新たにプログラマーであったり、旅館経営者であったり、新聞記者であったり、リモートワーカーであったり様々な特技をもつ6名のメンバーが加わってくれてのスタートです。 メンバーが増える、ということもあり田んぼを拡張することにしました。 そして、借りた土地がこちら。 昨年再生した田んぼのすぐそばの敷地で、1反(10a)をちょっと割るくらいの面積です。 農林水産省によれば令和2年度のお米10aあたりの

畔塗、春耕、荒代掻き~田植えの準備~

3月にのぎとりをして、種子選別をして、籾まきをして。 3月~4月はまだまだ氷点下になる日もある佐久地域。 時にはストーブたいたりして見守ってきた苗がしっかり育ってきました。(講師の磯村さんのハウスで育苗してもらっています。様子を適宜UPしてくれるのですが、これは本当に気も使うし大変な作業です) そして気づけばもう5月。 今月末はいよいよ田植えです。 さて、田植えをするまでにやることが「畔塗り」と「春耕」と「代掻き」です。今回は、その様子をご紹介します。 ◆畔塗り(あぜぬ

稲の苗は1日にして成らず~①のぎとり、種子選別、種浸し

米作りを基本に生きるチカラに向き合う「農業複業化プロジェト」 3月5日、今期の米作りのスタートともいえる作業、育苗です。 今回は、「のぎとり」「種子選別」「種浸し」。 講師は今年も佐久市内山の「つながり自然農園」の磯村さん。磯村さんの農法で、教えていただき、メンバーで実践です。 どんな作業かというと、こんな作業になります。 のぎとりは、脱芒機(だつぼうき)という機械にかけます。そうすると、ひげのような部分が取れ、種籾だけ残ります。 農業をやってみて思うことは、年1回しか使

農業複業化プロジェクト2022年度募集開始します。

昨年2021年からスタートした「農業複業化プロジェクト」 米作りを基本に「生きるチカラ」に向き合い育むプロジェクトです。 2021年度参加してくれた10名のメンバー(東京2名、横浜1名、長野市1名、軽井沢町1名、御代田町1名、小諸市1名、佐久市4名)と作戦会議を重ね、2022年度もメンバーを募集することになりました。 1年活動を終えてみて、メンバーにこのプロジェクトの価値について聞いてみました。 お米を作れるようになること以外にもさまざまな価値を感じていただけたことが嬉