保険営業よもやま話「損害保険 事故で保険会社が交渉している理由について」

ここ最近、自動車の事故、企業の労災事故、医療保険の請求事案などなど、保険のお支払いに関わる業務や相談が続いています。なぜ?こういうのって重なってくるのでしょう?コロナのせい?よく分かりませんが、実際に現場でお話を聞く機会も多いので、簡単に概要だけ残しておこうと思います。

特に自動車事故の現場に駆け付けることも多いので、やっぱり自動車事故について少し角度を変えて解説してみたいと思います。

参考までに、是非こちらもご確認を!



仲裁は警察ではなく当事者どうし、無理なので弁護士

基本的なお話をします。

事故を起こしたときは警察に事故をしたことを報告してもらう必要がります。が、警察には「民事不干渉」というルールがあります。

刑事事件でない限り、つまり誰かが明らかな法律を犯したことが認められない限り、警察はお互いの争いの間に入れません。

例えば、相手に大けがを負わせた場合、飲酒運転が現場で発覚した場合などです。

本来は、民事事件では本人どうしで話合って解決していきますが、ほとんどの場合だれも細かな法律知識なんて持ち合わせていません。なので、民事事件の争いごとでは、法律の専門である弁護士さんに争いの仲介をしてもらうことが通常です。

弁護士でもなく保険会社

ではなぜ自動車事故に限っては弁護士ではなく保険会社が交渉しているのでしょうか?

自動車事故って、日本全国で毎日毎日、何百件も発生しています。その都度弁護士さんが担当になり、相手の弁護士と交渉してとなると、めちゃくちゃ大変です。時間もかかるし、弁護士の数も足りません。

なので、自動車事故の交渉に限り、保険会社の保険金サービス課という部署に交渉権を認められていて、現在の仕組みで運用されています。

だから、事故があったらまず警察と保険屋さんに連絡してもらうことになっています。


無保険の人と事故した場合

任意保険に加入しているのは、全ドライバーのうちのおよそ75%と言われています(2017年現在)

つまり1/4の車が無保険で走っていることになります。

当然、毎日なん百件も事故があると、相手が無保険だったなんてこともあり得ます。そんな時はどうするの?

加入している任意保険に「無保険車傷害」とか「無過失車対車」などの特約が自動付帯されているケースがあります。一方的に突っ込まれたとしても、迷わず自身の保険会社に相談しましょう。


まとめ

えーと、、本当はこんな内容が書きたかったわけではないのですが、いざ記事を書き始めるとこんな内容に着地してしまいました。

事故の個別の過失割合や、交渉の流れなどは今後かいていくつもりです。そして、それを書きたいがために始めたnoteです。

先は長いぞ~頑張るぞ~


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