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保険営業よもやま話「火災保険が高くなりますよー」

今日は久しぶりに、保険のリアルな情報提供をしたいと思います!

火災保険について

ここでも何回かに分けて、火災保険の概要を説明してみました。


説明してみても、やっぱりややこしいなぁと思います。親切じゃない保険です!だから担当者がオススメならそれでいいんじゃない?ってなる気持ちもわかりますが、ご自身の財産を守る保険なので、できるだけ「しっかりした補償」かつ「無駄なく合理的」に加入してほしいものです。
というわけで、今日は火災保険の情報提供をひとつお話しておきます。

火災保険の料率改定

2021年1月に損害保険各社が、火災保険の料率を改定することが決まっています。
過去5年くらいを振り替えってみると、めちゃくちゃ豪雨災害が増えました。忘れた方も多いとおもいますが、大阪や北海道や島根県で地震もありました。

災害のたびに、損害保険会社は保険をお届けしていたりしまして。大手3社の合計支払い額が2兆円を超えたってニュースもありました(1年でですよ。)

つまり、
「あまりにも支払い額が多いので、今後に備える意味でも、1月から掛け金をあげさせてもらいます、すみません!!」
というお話です。

誰が影響受けるのか

この改定は、1月以降に満期で更新したり、新たに契約する人がその料率が適用されます。

なので、例えばついこの前新規で火災保険を長期で加入した人や、5年の満期が今年のうちにやってくる人には、まだ影響されません。毎月の支払いが勝手に1月以降高くなる、という話ではありませんのでご安心を。

注意するのは2021年1月以降に満期が来る人です。地域にもよりますが、1割から2割高くなります。もちろん、今は掛捨ての保険がほとんどです。ただ掛金が高くなるだけです。

対策をするならば

満期時に補償内容を改めて考えてみて、必要最低限度にしていく、という方法もありますが、事前にこの情報が分かっていたら出来ることがあります。

「中途更改」ちゅうとこうかいと読みます。

つまり、満期よりも前に解約しちゃって、解約と同時に新規で入りなおすという保険の見直しのやり方です。

例えば、保険の満期が2021年3月にくることが分かっている場合、12月1日付けで解約しちゃいます。通常残り4か月分の保険料(掛金)は戻してもらえます。そして、12月1日(同日)付で新たに火災保険に加入します。すると、2020年現在の保険料率によって計算された掛金の火災保険に長期で加入することが出来ます。5年で加入すれば、2025年12月まではこの料率のまま行けます。

中途更改のデメリット

このやり方で唯一のデメリットがあります。それは、保険の期間中に料率が安くなった時には割高になっていることです。

保険料率が改定になっても、高くなる通知は往々にして耳に入ってきますが、安くなるお知らせはなかなか届きません。保険代理店にすら届きません。

でも、まぁ、この5年くらいの異常気象と全国的な豪雨災害を見る限り、安くなることはまず考えられないかなと思います。


まとめ

というわけで、ご自宅の火災保険の満期がいつごろなのか、よかったらこの機会に確認してみてください!

もし、2021年に満期がくるという方は、担当の保険屋さんに2020年12月までに「中途更改したい!」と言ってみてください。

掛捨ての保険はぜひ合理的に!!

ではでは~~

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