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Spotifyをやめた話。

家には2,000枚ほどのCDやレコードがある。不思議なもので、どのCDをどの店舗で買ったか、そのことをほとんど覚えてる。

あ、これは池袋のHMVで買ったな。これは、下北のユニオンだな・・。

びっくりするくらい覚えてる。初めて聞いた場所だとかその時の感じを体が覚えてる。ジャケットだけで、中身も知らずに買って帰る感じ。

数ヶ月Spotifyを使ってみて、とても便利だけど1つわかったことがあって。

僕の場合、音楽だけでは成り立たない。ちゃんと、自分の生活の中のストーリーにその音楽を染み込ませるまでの時間がとても大事なんだと思いました。

Spotifyが悪いわけではない。すごく便利だし、あのフォーマットに合った音はあると思った。でも、僕には向かないということ。アルゴリズムのおすすめもいらないし、誰かのプレイリストも興味がない。

結局、CDを棚から出すのが面倒だなって時に指名検索して使ってるだけになってしまったので、解約しました。

僕にとっての便利さとか時間の使い方としては、音楽にとってサブスクは全然効率よくない。ダラダラ音楽聴くなんて真っ平御免だ。聴くたびにグッと来たいし、泣きたい。

ライブや、誰かのDJや、レコード屋などに行って探して、きちんとそこに還元できるようにお金を払った方が良いものが見つかる可能性が高く、効率がいいってだけです。まぁなので、はやく気楽に外に出れる世界になってくれたらいいなって思います。

効率というのは、時間を短縮できることではなくて、時間の充実度をあげるための行動やシステムということだと思っていて。それが、一生という長い時間で見たら、「心から好きなものが見つかる」という、非常に稀で見つかるだけでも奇跡みたいな、不確実なものを掴むための、時間的な短縮にも繋がってるんじゃないかな。結局。

なんかそういうことを考えています。ずっと。とりあえず、Spotifyなどのサブスクで音楽を聴くのは、やめてみてます。

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