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ピンチとはなにか?

自営のギャラリーが閉館して移転先検討中となったことで、いろんな方に話を聞いていただいてます(詳しくは前回の記事へ)。「ピンチはチャンスと思ってがんばります!」なんてことを言うと、ピンチはクイズだ、という考えもあるというお言葉をいただき、アンサーを考える日々を過ごしております、今週の高橋です。

先日、弊社ギャラリーで展示会をしてくださったジュエリーブランドの方から「見てほしいものがある」とのご連絡をいただき、展示会終了後にお話をさせていただきました。とても意外な角度からのお話だったのですが、なんと弊社ギャラリースペースの「空間3DCGデータを作ったので見てほしい。」というお話でした。

簡易的にyoutubeに動画を上げていただいて、誰にでも見られるようにしていただいたんで、まあちょっと見てってください。(しかも画面上でグリグリ視点移動の操作できるんで驚きです。)

画面上でグリグリ視点移動できます。


什器をレイアウトしたシミュレーション。ジュエリーも厳密に再現されています。

天井の素材感や、ちょっとした壁の隙間など再現性がスゴイ、、。

このCGを作成した意図は、先日展示会を開催していただいたジュエリーブランドの会場構成を詳細にシミュレーションをするために、映像クリエイターの國文うつほ | Kenonさんが作成したものでした。

私は仕事上3Dに見て触れることも多いのですが、私が驚いたのは、これを作成したのは現地を内見する以前の話で、弊社が提供している図面、写真、什器の情報(サイズなど)のみで作り上げているということでした。

主催のジュエリーブランドさんも「事前にこのデータがあったので商品の見え方やお客さんの動線も細かく検討できた」とのこと。※ 國文うつほ | Kenonさんは3Dデータを作成するとともに、会場構成もされています。


実際に展示された会場風景
実際に展示された会場風景

そのシミュレーションもあってか、実際に行われた展示会はとても盛況のご様子で、私としてはこれが何よりのご報告です。


さて、この技術とデータを活用してなにができるか?ミーティングの中でこんな話になりました。

「このCG空間をさらに改良してオンラインのヴァーチャルギャラリーを開設できないか。」

我ながら思いつきにも程がありますし、未練たらしいにも程がありますが、、笑。閉館まではリアルな展示会場として余生を過ごしてもらい、閉館後はヴァーチャルの世界でこの空間には生き続けてもらおうかな、と。ここ最近ずっとマイクラにハマっている私の娘も近い将来ヴァーチャルの世界で遊びにきてくれるかもしれない、とか。リアルの空間では成し遂げられなかった展示会とか、どんなことができるかな、と現在の空間余生を楽しみながら、そんなシミュレーションをしてみようかなと思っています。

苦し紛れにアイデアを出し続けて、失敗して恥をかいた分だけアイデアは良くなる(かもしれない)と教えられたこともありましたが、要はそういうことですね。やれることは全部やってみよう、と。私は製作者の國文うつほ | Kenonさんにご相談をして、なんらかの形でこのデータや技術を活かした「場」の提供ができないかと思案中です。

どんなアンサーに辿り着くか、興味を持っていただける方の参画も歓迎です。検討中のリアルな移転先と合わせて、今後とも弊スペースの動向をお知らせできればと思います。


3DCG製作:國文うつほ | Kenon
https://www.instagram.com/kenon_utsuho/

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