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オゾラフェスティバル 行き方・完全ガイド 〜2024年版〜

夫婦で初めてオゾラに参加した2013年から11年が経ちました。

私たちは2014年とコロナで開催されなかった2年間を除いて、これまでに8回にわたりオゾラに参加してきました。更に2022年に同会場で行われているテクノフェス"DAAD"を加えると9回。今年で実に10回目のオゾラとなります。

 2015年から2022年までageHaで開催していたOZORA One Day in Tokyoは7回を数え、その際に書いた「オゾラフェスティバルの行き方・完全ガイド」というページを公開していたのですが、情報も古くなってしまったのでしばらく前から非公開にしていました。

世界は戦争をはじめ様々な問題を抱えつつも、新たな時代のフェーズへと進もうとしている今。オゾラを目指す人達のために、オゾラへの行き方ガイドを更新したいと思います。

そして、今までの「行き方ガイド」としてだけでなく、より広く、深くオゾラを楽しんでもらえるような情報も加えたいと思っています。

また、初めてオゾラを目指す人達だけでなく、既に参加したことがある人には「もう一度行かなくちゃ!!」と思えるような情報を。
「いつかオゾラに参加してみたい!!」と考えている未来のオゾリアンには、その夢を現実にしたいと思える内容にできたら嬉しいです。

2017年クラベリアのインタビューで私はオゾラをこう表現していました。

OZORAとは、毎年参加しても捉えきることができない。
それぐらい奥深く、大きな愛に溢れたフェスティバル。

毎年通う私たちでも捉えきれないほどのオゾラの素晴らしさを、少しでも多くの人に知ってもらえたら幸いです。

ということで、、、
「オゾラフェスティバル 行き方・完全ガイド」
夢の国の赤裸々なリアルも交えつつ、始めていきたいと思います。


基本情報

・オゾラフェスティバルの発端と歴史

日本人には「大空フェスティバル?」と勘違いされることもあるのですが、オゾラとはハンガリーにある村の名前です。
空港から南西に150kmほどに位置する、人口1500人ほどの小さな村です。

会場は元々牧場で、周囲のほとんどをトウモロコシやひまわりなどの農地に囲まれています。 

オゾラフェスティバルの発端となったのは、1999年の8月に現在と同じ場所で開催されたSolipseという皆既日食フェスティバルでした。

この土地の所有者であったDániel Zimányi氏が、このSolipseでの体験を経てオゾラを構想しました。

そして2004年にsonarplexusという名前で開催されたフェスティバルが原型となり、2005年にオゾラフェスティバルが正式にスタートします。

最初はわずか1000人前後と思われる規模感のフェスティバルでしたが、年々成長を遂げ、2010年代に入って現在の2万〜3万人の規模にまで到達します。

実際、2013年に私たちが初めて参加した年、会場には舗装されている道はありませんでした。舗装されていないので、夏の日照りが続くと土埃が舞って大変でしたが、現在、主要な道はほとんどが舗装され快適に過ごすことができます。

以来、毎年新しい建物が建築され、内容だけでなく施設や設備の面でも進化し続けることで、毎年参加しても飽きることなく、新たな体験ができるフェスティバルとなっています。

 そんなオゾラの創始者であるDániel氏は2018年に永眠され、現在はその息子であるÁrpád Zimányi氏がフェスティバルをプロデューサーを務めています。

・会場

ハンガリー Dádpuszta。
GPSだと「46°46’12″N 18°26’12″E」。

キャンプサイトの面積は100エーカー(野球場のグランド50個分、東京ディズニーランド1つ分と同じぐらい)にもおよぶ敷地で、基本的に平らな地面が多く芝生が生えているのでキャンプサイトとしては完璧です。主催に関わるオーナーの所有地であり、通年を通してほぼオゾラのためだけに利用されています。

最寄りの駅はSimontornya (シモントーヤ)
会場から車で15分ほどの距離です。

・関連サイト

O.Z.O.R.A.オフィシャルサイト
正直、ちょっと情報が読みづらいですよね。。。😅

radiOzora WEBサイト
トランスとチルの2チャンネルで24時間配信しているラジオチャンネル。

Soundcloud
radiOzoraの音源を中心に膨大な音楽がアーカイブされています。

Youtube
映画のようなオフィシャルムービーは必見!!
参加者全員がこの物語の登場人物です❤️

・開催期間・開場時間

ゲートオープン : 2024年7月26日(金) 12:00
PUMPUIステージ・スタート : 2024年7月27日(土) 12:00
プレパーティー「GOA ZERO」スタート : 2024年7月27日(土) 19:00
オープニングセレモニー : 2024年7月29日(月) 20:00
メインステージクローズ : 2024年8月4日(日) 夕方
ゲートクローズ : 2024年8月6日(火) 12:00

・チケット

以下は2024年のオフィシャルサイトでの価格です。
WINTER TICKET SALE : 230 EUR + Service charge (500枚)
SPRING TICKET SALE : 250 EUR + Service charge (4500枚)
SUMMER TICKET SALE : 270 EUR + Service charge (5000枚 / 7月12日まで)
AT THE GATE : 290 EUR / 116,000 HUF (現金のみ)

以前はGrasshopper Recordsでフィジカルのチケットを販売してくれていましたが、最近はチケットがオンラインになって直接オフィシャルから購入するようになりました。ここ数年は、当日券でも入れているみたいですが、やっぱり前売を買った方が何かと安心だと思います。

・キャンプサイト / 参加スタイル

基本的にテント持参のキャンプイン・スタイルです。
キャンプサイトは広大で、ヨーロッパの人たちはキャンピングカーなどで来て車を横付けしてキャンプしています。

日本の野外フェスのように、会場外のホテルに泊まるやオプションや、テント込みのプランはありません。テントはハンガリーに着いてから買うこともできますが、テントを売っているお店までのアクセスや、売っている物の品質を考えると、日本で買って持って行ったほうが絶対に良いです。

バスや鉄道で行く場合、エントランスからキンプサイトまではかなりの距離を歩きます。キンプサイトのメインルートは舗装されているので、スーツケースを転がして会場内を移動することもできますが、キャンプサイトがある程度埋まってしまってから到着する場合などは、テントやキャンプグッズは少なめに、バックパックで完結した方が身軽に移動できて良い場合もあります。

どんなスタイルで参加するかは、移動方法や到着時間帯などを考慮して検討した方が良いです。

・費用について

オゾラにこれから参加しようと考えている皆さんの一番気になるのは費用のことだと思います。参加スタイルによって費用はまちまちですが、到着後は空港近くで1泊。会場へは空港からのシャトルを利用し、オゾラ後に市内観光をするパターンの概算を出してみます。

<< 参考行程 >>
7/26 東京出発
7/27 ハンガリー到着後、空港近くの宿で1泊
7/29ブダペスト市内から電車でオゾラへ
8/5 フェス終了後会場で一泊し、翌日シャトルで空港、市内へ移動
8/6 ブダペスト市内で観光
8/7 帰国


チケット代 45,000円 (270 EUR + Service charge)
航空券 200,000円前後
現地交通費 20,000円前後
空港⇄空港近くのホテルのタクシー 3000円(往復)
空港⇄会場シャトルバス 14000円(往復)
空港⇄ブダペスト市内のバス 2000円(往復)
ホテルでの宿泊費 3泊 30,000円
飲食費 70,000円 (1日40ユーロとして10日間+α)
渡航準備費用・お土産その他 30,000円
============
合計 40万5,000円

 テントでの宿泊をはじめ、入場料と食費以外は基本的に無料です。
飲み水も会場の水道水が美味しく飲めます。

余裕をもたせて飲食費を1日40ユーロとして計算しました。かつては格安だったオフィシャルのフードもここ最近値上げが続いているので、余裕を持って考えておいた方が良いと思います。

ホテルは1泊1万円と安めのホテルに泊まる想定ですが、人数にもよりますし、この辺は人それぞれですね。10年前の倍ぐらいの金額になってしまいました。

それだけの価値があると思いますが、だからこそ、その分準備万端で楽しんで欲しいなと切実に思います。

どんなステージがあるのか?

・会場マップ

まず、画像は公開されたばかりの2024年の会場のマップです。音楽の演奏があるステージはタイムテーブルが公開されているところで、5つのステージがあります。

昨年までは湖の奥にAMBYSS (アンビス)というチルアウト/アンビエントのステージがありましたが、今年はAMBYSSのコンテンツをVISIUM GARDEN (ビジウムガーデン)という建物で行うようです。

また、元々AMBYSSをやっていた場所はGYNKO STAGEと名前を変え、ヒーリング、マッサージ、講義などに使われるそうです。
プレパーティーのGOA ZEROでも使われます。(GOA ZEROではTSUYOSHIさんがプレイします。)

・OZORA STAGE (オゾラステージ)

メインステージです。夜20:30ごろごろにライブで始まり、夜はBPM早めのトランスが中心です。夜が明けて、朝から少しずつ人が増え、午後がピークタイムで18:00頃終わり、3時間ほどの休憩があります。そしてまた20:30ごろに再開。それが1週間続きます。

今年は20:30スタートのライブが、どれもこれもヤバすぎます。

特に5日目は久しぶりのオゾラ帰還を果たすゴッドファザーRaja Ram率いる1200 MICSなので、大変なことになりそうです。
いやー。。。今年のメインのライブはほんと凄い。。。

日本からは6日目にTSUYOSHIさんがメンバーのPRANAのライブが、
そして、最終日の朝に八田くんがプレイします。

・PUMPUI (プンプイ)

テクノ・ハウスからトランスまで幅広いダンスミュージックがプレイされるフロアです。今までフロアは傾斜してましたが、昨年からフラットになってより踊りやすくなりました。ここ数年はトランス色が強くなってきている気がします。ダンスフロアのエナジーは時にメインステージよりも強烈で、プレパーティーからアフターまで10日間、最も長く音が出ています。

見どころが多すぎて絞り切るのは難しいですが、強いて個人的な注目アーティストを挙げるとすれば、オープニングセレモニー前日のD-NOX & BECKERSです。
日本でも2000年代初頭から大人気だった彼ら。2015年の強烈なロングセットが忘れられません。PUMPUIには久々に2人での登場ということもあり、前のめりなオーディエンスを前にどんなプレイをするのか、楽しみです。

日本からは3日目3:00にヒロコちゃんがDOMEに続いて今回2回目のプレイ。
3日目15:00にはRINKADINKとAIRIの二人によるAKARI SYSTEM。今回は昼のPSY-TECHでどんなフロアになるのか楽しみ!!
そして、4日目21:00からはDANA & DAN DAN。
更に、5日目にはYUYAとタクちゃんがプレイ。
そしてそして、最終日前夜の0:00からYUTAくんが久々のオゾラ帰還で初のPUMPUIでプレイ。
と、日本勢が毎日登場です!! 

・DRAGON NEST (ドラゴンネスト) / COOKING GROOVE (クッキンググルーヴ)

DRAGON NESTはライブを中心とするオルタナティヴミュージックを展開するステージ。ステージとフロア全体が"竜の巣"(=DRAGON NEST)をイメージしています。そして、以前は単なる共同キッチンだったCOOKING GROOVEにステージができました。

タイムテーブルの15:30-翌4:00まで、緑の部分がDRAGON NEST 。10:00-15:00の赤い部分がCOOKING GROOVEのようです。

DRAGON NESTでは15:30-2:00までがバンド中心のLIVEになるようです。そのためセットごとの間に転換時間が設けられています。多分、2:00-4:00はDJのようです。
また、毎晩23:30からはファイヤーのショーがあります。

個人的な注目アーティストは、オープニングセレモニーの夜のTALVIN SINGHです。ロンドン生まれ、インド系の音楽プロデューサー、作曲家でタブラ奏者。1990年代から活躍しビョーク、マッシヴ・アタック、マドンナなどとも共演している凄い人です。日本でも2001年に「HA」というアルバムが売れて、自分も擦り切れるほど聞きました。

日本からはMAKOTO SAN という竹を使った電子音楽のバンドが出演。
自分は全然知らなかったけど、海外では結構活動しているのかな??
松本族はもちろんのこと、去年のMINAMI DEUTSCHもそうだし、オゾラは毎回日本のバンドをフィーチャーしてくれるのでそれも楽しみです。

オープン前のCOOKING GROOVE

・THE DOME (ドーム)

大きなドーム形状の建物で、中に入ると砂のフロアがひんやりとしています。ディープなテクノからチルアウトあたりまでの音楽が流れるフロアですが、今年はDUB色がかなり強くなってます。ヤーマン♪

日本からはオープニングセレモニーの深い夜3:30からカギヲさんのCHROMATIC WAVEのライブ、続いて朝方ヒロコちゃんによるHRK。
翌日の朝も部長ことSANCHO MEISO CHAYAがライブ。

個人的な注目アーティストは、テキサスでも会えたBWOY DE BHAJANとCOSMIC TRIGGER。若い二人の才能がDOMEでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか!? 

photo by Magu Sumita

・VISIUM GARDEN (ビジウムガーデン)

エントランス寄りの丘の上にここ最近新しくできたエリアです。
アートの展示もある二階建ての建物がVISIUM GARDEN。
その裏にサーカスのステージもあります。
今年チルアウト、アンビエントをやっていたAMBYSSのコンテンツがこちらに移動するようです。そのAMBYSSで、唯一の日本人の出演者は2日目10:30からのKENTA HAYASHI。合計で10組以上のアーティストが日本から来ていることになりますね。

他にどんなブースがあるか?

音楽以外にどんなブースがあるか?
主要なコンテンツとブースを紹介します。 

・MIRADOR (ミラドール)

様々なサイケデリックアート作品が展示されています。
展望台にもなっていて、オゾラの全景が見渡せるので、初めてオゾラに来たら、是非とも早いタイミングでこのエリア一帯を観て回って欲しいです。

・ARTIBARN (アーティバーン)

木工、テキスタイル、電子工作など様々なワークショップを体験できます。基本的に無料です。 

・CHAMBOK HOUSE (チャンボックハウス)

トークセッションや演劇などが行われていて、過去には、ご存知ラジャラムのトークなども行われています。

from OZORA official

オススメの見どころは!?

メインステージにオゾリアン達が駆け込んでくるシーンに圧倒されるオープニングセレモニーは絶対必見ですが、、、
実はその前の18時ぐらいから時間から、オープニングセレモニーに向かってハーメルンの笛吹きのように人を集めて練り歩くパレードが行われているので、その時間から是非参加してほしいです。例年だとARTIBARNのあたりから始まります。

例年、私たちはメインの丘の上からですが、、、
オープニングセレモニーはどこから見るか毎回悩みますね。

また、個人的オススメの見所はCOOKING GROOVEという共用キッチンコーナーです。かまどをシェアして料理ができるので、ガスボンベ等を持っていかなくても料理ができます。特に昼の時間帯に行くと、みんなが共同作業で料理を作っていて、ここで作られたエネルギーがダンスフロアを揺らしている。というリアリティーに感動を覚えます。

準備・実践編

以降は実際にオゾラを目指す人のために、項目を細かく分けて書いています。筆者のオススメについてはあくまでも個人的意見です。

・航空券

ハンガリーのブタペストにある「リスト・フェレンツ国際空港(ブタペスト空港)」が最寄り。空港コードは「BUD」。航空券を探すときに東京発なら「TYO」と入れると、成田と羽田の両方のチケットが同時に検索できるので便利です。 

以下の別記事でも書きましたが、、、

ここ最近は航空会社直でチケットを買った方が、万が一のチケットの変更なども可能で、ExpediaやGotogateなどのオンライン旅行代理店は使わないことをお勧めします。

とはいえ、オンライン旅行代理店の方がチケットが安い場合は多いので、十分に検討の上判断してください。

自分はこれまで、ロシア経由のアエロフロート、中東経由のカタール、ターキッシュ、北欧経由のポーランドなど色々なルートを使いましたが、今年は初めて韓国乗り継ぎでトランジットでホテルに一泊してから向かうルートを使います。

いずれにしてもハンガリーへは乗り継ぎは必須なので、チケット購入の要点はポイントは価格と乗り継ぎの時間のバランスです。次に出発時間かなと思います。

乗り継ぎが長ければ当然チケットは安くなりますが、2時間以内のような短すぎるトランジットも注意が必要です。出発空港での機材トラブルなどでフライトが遅れた場合、乗り継ぎ地での次の飛行機は待ってくれません。走って行って自分の体は間に合っても、預け入れ荷物が間に合わない。ということはよくあります。

 実際、私たちがアエロフロートを使っていた時は、荷物のディレイはお約束レベルで2年、あるいは3年連続で発生していました。そういったことも踏まえ、初めてのオゾラ参加者には、可能な限り早くハンガリー入りすることをお勧めしています。

・言語について

ハンガリーの言葉は「ハンガリー語(マジャール語)」です。

しかし、フェスにはヨーロッパ各地、世界各地からお客さんが集まるので英語が公用語のようなものです。かつ、英語が母国語でない人たちが多いので、まくし立てられるように話すことがありません。

そういった意味でも筆者のように拙い英語力でもそれなりにコミュニケーションが成立し、楽しく過ごせます。

とはいえ、ハンガリー語もいくつか覚えておいて、現地のスーパーなどで店員さんに話しかけると皆喜んでくれます。

「イゲン」= はい / Yes 「クスヌム」= ありがとう / Thank you

・禁止事項

オゾラのオフィシャルサイトの禁止事項は必ず確認して参加するようにしましょう。ただし、基本的に一度会場の中に入ると限りなく自由で、一方で全て自己責任の世界になるので、思わぬところに危険が潜んでいます。危険には近づかず、良識あるパーティーライフを送って欲しいと思います。

・ドラッグと検問

ハンガリーの警察はドラッグに対して決して寛容ではありません。検問もあります。
ありがちなのは、現地で知り合った友達と一緒に参加してその人が禁止薬物などを所持していて車ごと捕まってしまう場合です。十分注意して参加してください。

・会場までの交通

 レンタカー

リスト・フェレンツ国際空港から150km。車で2時間程度。
4人が乗れる車(荷物もあるから5人乗りに5人はキツイ)を10日間借りて5万円前後です。

最近はヨーロッパのレンタカーでもオートマが増えてきているので、マニュアルに自信がない人は多少プラスしてもオートマを借りましょう。
当然左ハンドルで、右側通行に加えて、マニュアル操作は間違いなくパニクります。 

また、レンタカーは空港で借りるのが絶対オススメです。
私は最初のオゾラで、交通量の多いブダペスト市内から乗り出して、死ぬ思いをしました。 

また、到着時間が深夜・早朝の場合はレンタカー屋が空いているのかも確認しておいた方が良いです。 

自分は、間違えてフライト出発日にレンタカーの受取日を予約してしまった経験があります。つまり、レンタカー受取日の翌日に到着したのですが、「受取予定時間から24時間以上経ったから、予約はもうキャンセル。車も無い。」と言われて途方に暮れたことがあります。 

急遽、当日に高額なレンタカーを借りる羽目になりましたが、元々の車もないのに、お金も返せないと意味不明のことを言われて、交渉に心底疲れ果てました。

結局、予約元の旅行代理店とメールで交渉して元の予約のお金は帰ってきましたが、それ以来、レンタカー、フライト、ホテルの予約の出発前のダブルチェックは欠かさないようにしています。

 !!!! 注意 !!!!
レンタカーの予約はクレジットカードが必須ですが、借りるときにはデポジットの枠の余裕(通常1500-2000ユーロ程度)がないと借りれません。デビットカードも使えないので、注意が必要です。

 空港シャトル

片道42ユーロでリスト・フェレンツ国際空港から会場まで送迎。
7月26日から8月6日まで運行しています。予約必須なので早めに予約しましょう!!

 鉄道

一番安くブダペストから会場に行けます。オゾラの前に観光するパターンなら、一度空港に行くよりブダペスト市内から直接電車で向かうのが便利ですね。自分は未経験なので詳しい説明はできないですが、複数の経路があり、会場最寄のSimontornya(シモントーヤ)駅で降ります。Simontornya駅から駅からは会場までのシャトルバスが、列車到着のたびにあります。寄付制とのことなので、利用の際は感謝を込めて支払いをしましょう。
Simontornya(シモントーヤ)駅はこんな感じです。

 タクシー

深夜に着いてしまってバスがないなど、いざという時には空港から直接タクシーで向かうというオプションもありです。10年前にタクシーで来た友人は片道150ユーロぐらいで来れたみたいですが、今は200ユーロ? 250ユーロぐらいかかるのかなぁ? シャトルバスを予約してない人を空港で見つけて乗り合って来る参加者もいます。 

・ブタペスト到着後のホテルについて

ブタペスト到着後に、空港から会場まで直接シャトルで向かう弾丸プランは、若くて体力的に無理が効くならアリかもしれませんが、基本的には一泊してから会場に向かうことをお勧めしています。日本から長時間のフライトと乗り継ぎで到着すると、想像以上に疲れた状態になっています。その状態で、荷物のディレイや忘れ物など、一切のトラブルがない状態で到着できている可能性は低いと思います。 

到着時間帯や、会場入り前にブタペスト市内の観光をするかどうか?という点も関わってきますが、念の為一泊するだけなら空港近くのヴェチーシュという街での宿泊をお勧めしています。1泊2人で8,000円くらいからで泊まれます。

空港からヴェチーシュまではタクシーで1500円ほどです。
ヴェチーシュから空港に戻る時はタクシーアプリ「BOLT」の使用をお勧めします。ヴェチーシュの街の入り口には大型スーパーのTESCOをはじめ、衣料品店やドラッグストアなとど様々な店舗の入ったショッピングモールがあり、会場に向かう前の買い出しにも便利です。

空港から会場まで直接シャトルで向かう場合は、空港内のコンビニ「SPAR」も品揃えが良いので大体のものは揃います。  

・お金の準備

ハンガリーの通貨は「フォリント」。
1ユーロ = 約400フォリント = 約180円 (2024年7月時点) 

会場内ではフォリントとユーロが両方使えます。

また、会場内のオフィシャルのバーやフードはクレジットが使えて、その他にもカードが使えるところは増えています。

とはいえ現金は必要ですし、余裕を持った額のユーロを事前に日本で換金して持っていくことを基本はお勧めしています。 そして、フォリントは現地のATMからクレジットカードのキャッシングで引き出すのが一番です。

現地では日本円からユーロを直接引き出せないことがほとんどなので、現金がないと、一度フォリントを引き出して、それをユーロに換金することになります。手数料も二度手間で、ユーロに対して円同様にフォリントも安くなっているので必要なユーロは余裕を持って日本で換金して行きましょう。

ユーロ換金のおすすめはインターバンクの宅配サービスです。
1000ユーロ以上なら送料無料ですし、送料がかかっても日本の空港で換金するより断然安いです。

オゾラの会場内にATMもありますが、引き出せるのがフォリントだけだったり、並んだりする羽目になります。

また、会場内の飲食などはフォリントの方がレートが良い場合が多いです。
対ユーロでフォリントが安いこと。また地元優遇という部分もあるかもしれません。

最悪なのは、ハンガリー到着後の空港で両替することです。
それなら日本の空港でユーロに換金してきた方がまだマシです。

・クレジットカード/ATMについて

ブダペストでの観光時や事前の買い出しはクレジットカードでほぼ完結できます。そこで今のうちに用意、確認して欲しいのはクレジットカードです。

ハンガリーではカードブランドは絶対的にVISAもしくはマスターカードがおすすめ。JCBはATMの引き出しでは使えても、お店では使えないことが多いです。ですので1枚目のカードは必ずVISAもしくはマスターカードを用意し、JCBは2枚目のカードとしましょう。ベストはVISAもしくはマスターカードを2枚以上です。

フォリントが必要なときはクレジットカードでATMから都度少額ずつキャッシングします。カードでのキャッシングはレートも手数料も安くオススメです。あと、クレジットで買い物をする場合は、現地通貨(フォリント)での支払いが海外旅行時の鉄則です。日本円での決済を聞いてくる場合もありますが、クレジット手数料以外に換金手数料も取られてしまいますので気をつけてください。 

 !!!! 注意 その1 !!!!
万が一、クレジットカードが盗難された場合に備えて、クレジットカードの裏表の写真を撮っておくことをお勧めします。クレジットカード番号や連絡先がわからないと、利用を止めることもままなりません。

!!! 注意 その2 !!!
ブダペストの空港に「Euronet」というATMがあります。
悪質レートで有名なATMで、私は2022年に実際、レートを確認しただけでお金を引き出さずキャンセルしたのに、クレジット会社から引き落としがされていた。という信じられないような事態に遭ったことがあります。

クレジットの利用履歴とレートをオンラインで確認していたので気づいて、クレジット会社に連絡して事なきを得ましたが、「Euronet」は絶対使わない方がいいです。

実際にトラブルが起きたATMです。

・旅行保険

忘れがちなのが海外旅行保険です。
海外で怪我や病気などになってしまうと日本の保険は使えないので、医療費が大変なことになります。携行品の盗難、紛失もカバーしてくれる保険に入っておきましょう。出国当日に空港でも入れますが、事前にネットで入っておくのが絶対お得です。

 ただ、クレジットカード付帯の保険でもそれなりにカバーできるのと、そういうカードを複数枚持っていれば合算でカバーされるので、私はカード付帯の旅行保険で十分だと考えています。(旅先で危険なことが予想されない限り)

ちなみに、去年まではEPOSカードをお勧めしていました。
VISAブランドで海外キャッシングもできるのはもちろんのこと、年会費無料で旅行保険が自動付帯だったんですが、23年の9月から利用付帯になってしまいました。 

旅行保険は2週間で5000円くらいはするので、それと比べれば利用付帯でもずいぶんお得です。日本で空港へ向かうバスなどでカードを利用すれば良いのです。

 あとはプライオリティーパスがついている楽天カードプレミアム。その他ゴールド以上の各種カードなら大体海外旅行保険が付帯されていると思うので、持っているカードの保険内容を事前に確認しておきましょう。 

 ・会場とハンガリーの治安について

オゾラの会場内は基本的には平和です。ですが、油断は禁物です。

ビッグフェスだけに若いフェス慣れしてないお客さんも多いですし、残念ながら、オゾラに限らず、ヨーロッパのフェスには窃盗グループが紛れ込んでいることは事実です。

実際、2年前のオゾラAでDOME ZEROのプロジェクトを行った際、出演者の一人がテントからパソコンなどを盗まれるというトラブルが発生してしまいました。
特にパソコンやカメラなどの電子機器は、ヨーロッパでは日本以上に高価なものであり、かつ、日本人と比べても収入の少ない地域から来ている人も多いのが事実です。金銭感覚も違うので、そういったモノはターゲットにされやすいです。

そういったカメラなどを持ち歩いているのを見られ、テントに戻って荷物を置いたことを遠くから窃盗グループに見られているかもしれません。

ですので、基本的には高価なもの、大切なものは肌身離さないようにしましょう。そして、友人と近くにテントを張ったり、近くの人と知り合いになって、テントをお互いに見てもラエルようにしましょう。
貴重品を持って歩けないときはオフィシャルのクロークに預けましょう。

 また、フェスの外で観光をする場合、ハンガリーおよびブダペスト市内等の治安については、外務省のホームページで出発前に一度はチェックするようにしましょう。

2024年7月現在は概ねトラブル等の報告はないようですね。 

・荷物とクローク

1日2ユーロで使えるオフィシャルのクロークサービスがありるので、それを利用するのも手ですが、オゾラでは皆、ほぼ裸に手ぶらで遊んでいます。
問題はパスポートです。パスポートを無くしてしまうと結構大変です。

実際に以前、一緒に参加した友人がウェストポーチにパスポートを入れておいたところ、フロアで気づくとチャックが開けたままになっていてパスポートを無くした(盗まれた)という事件がありました。

あるいは、テントを荒らされてパスポートが盗まれた。というトラブルも度々聞きます。

海外フェス上級者は、テントの下に穴を掘って、パスポートを埋める人も居るそうですが、そこまではなかなかできないと思います。ですので、一番は防水のセキュリティポーチを用意して、常に身につけておくことです。

防水じゃないと、オゾラ名物の放水シャワーを浴びれないので、是非とも防水にしましょう!! 防水じゃなくても、ジップ袋に入れればOK!!

・携帯の電波

最近は海外でも20GB使い放題のAhamoのようにローミングに強いキャリアが増えていますが、そういったキャリアでない場合は日本でSIMをゲットして持っていきましょう。

ポケットWifiは持って行ってもつながらないことが多いのでお勧めできません。

私たちはAmazonでSIMを購入し、持って行って差し替えて使っています。最近はeSIMが便利に購入できるようになっているので、現地についてからでもゲットできますが、基本的には日本で準備しておいて出発することをお勧めします。

物理SIMでもeSIMでも10GBで1500円から2000円程度のようです。 

自分はここ数年はThreeという物理SIMをAmazonで購入していましたが、今年はeSIMも挑戦してみようと思っています。

ただし、そもそも会場では基本的に電波は入らないものと考えたほうが良いです。

深夜や朝早く、あるいはメインステージの裏の丘の上に行くとつながったりもしますが、本当に期待しない方が良いです。最悪、どうしてもネットに繋ぎたいときはSimontornyaの駅まで行くのが確実です。ただ、そうならないように、仕事は全部片付けてから行きたいですね。汗

・充電コーナー

携帯やカメラを充電したり電源が必要な時は、各フードコート、バーエリアなどに充電できるコンセントがあります。ただし、既に埋まってしまっていることも多いので、筆者はこのタイプの2口変換プラグを持っていっています。既に刺さっているコンセントを抜いて、自分のプラグに差し替えさせてもらうのです。空港などでも使えて便利です。

2000円くらいする一般的なマルチプラグは嵩張るので使う気になれません。

このプラグをひとつと100均で買えるC型プラグを2つぐらい持っていけば完璧だと思います。

・ハンガリーの気候と衣類

ハンガリーの気候は内陸性のため湿度が低く、日本よりはカラッとしています。最高気温は日本と同じぐらいでも、朝の最低気温は5度くらい低いことが多いです。

以前はパーカーとウィンドブレーカー程度があれば大丈夫。と言っていましたが、直近の2年は寒い日もあり、雨も降り、特に昨年はこの10年で最も雨が多く、寒いオゾラでした。
私たちも甘く目ていて、実際にハンガリーに着いてから急遽ショッピングセンターに服を買いに行ったくらいでした。

ということで、雨具とコンパクトに畳めるダウンジャケット。あるいは、厚手のパーカーを2枚持っていって寒いときは重ね着するのも良いかもしれません。

また、日差しが強いので、日焼けで無駄な体力を消耗しないよう、日焼け止めはお忘れなく!! 日焼け止めは現地で入手しづらいので、日本から2本、3本と多めに持っていくことをオススメします。

・エントランスの受付

レンタカーで会場入りする場合、一旦会場外の仮駐車場に車を停めて、歩いてエントランスの受付に行き、リストバンドをゲットします。そして仮駐車場に戻って、やっと会場入りできます。混雑時は非常に長く待つこともあるので余裕を持って会場入りのスケジュールを決めてください。

特にゲートオープンの日は大変な混雑となります。混雑する代わりに、ゲートオープンで入場できればキャンプサイトはかなり空いているので、良い場所をゲットできる可能性はかなり高まります。

先日のオフィシャルの投稿で、この混雑を緩和するため、今年からチケットカウンターが増設されたそうですが、とはいえゲートオープンの日のに来る人は心して備えてください。

仮に、レンタカーで向かう予定の人が、オープニングセレモニーのある初日にブダペスト市内を出発すると、以下のような状況が想定されます。

10:00 チェックアウト

13:00 スーパーで買い物をして会場へ出発

15:00 会場到着

18:00 受付が混雑していて3時間かかってやっと入場

20:00 テントを立て終えたら、クタクタになってしまいオープニングセレモニーを見逃す。

ということで、レンタカー利用でオープニングセレモニーを体験するなら、最低でも前日入りがオススメです。

 シャトルバスを使ってオープニングセレモニー当日に向かう人は、早めに出れば当日でも問題ないと思います。

・キャンプサイトとテント泊について

キャンプサイトでのテント設営は無料です。しかも、ほとんどのスペースが車でアクセスできるので、テント脇に駐車可能です。ただし、奥の方に駐車するとフェス終了まで出れなくなる場合もあります。

テントを選ぶ場合の注意点は、風通しの良いものを選ぶこと。できるだけ日差しをさえぎる濃い色のテントを選ぶことです。また、できればタープを持って行くと尚良いです。

木の下にテントを張れる場所もありますが、初めて行って、そういう良い場所を取れる可能性は少ないです。また、日中にテントの外でくつろげる場所も必要。という意味でタープはテントとセットで考えるべきと思います。

写真は2016年の私たちのテントとタープです。

 ・マーケットエリア

会場内には衣料品、雑貨などを売っているマーケットエリア、そして手作りのアクセサリーなどを売っている露店が並んでいます。ここでしか手に入らないものが多く、良いものは早く無くなってしまうので、お気に入りに出会ってしまったら、悩まずに判断したほうが吉です。筆者の友人には、一年で買う衣類の全てをオゾラで仕入れに来る人さえいます。

 ・飲み水

飲み水は会場内いたるところにある蛇口の水がそのまま飲めます。大きめのペットボトルなどに汲んでみんな飲んでいます。むしろ、売店で売っている水より冷たいので、美味しいくらいです。
ペットボトルの水は”ガス”と”スティル(ガスなし)”があります。
だいたい青いキャップが”ガス”。ピンクのキャップが”スティル(ガスなし)”です。

・売店

会場内の中心部に売店があり、生活必需品を含めだいたいのものは揃います。価格は、ハンガリーの一般的なスーパーからすると1.5倍程度と割高ですが、ハムやチーズ、ヨーグルトなど保存のきかないものも買えるので便利です。パンもたくさん売っているので、私たちはここで買ったパンとヨーグルトで朝ごはんにしていました。

・フルーツショップ

いわゆる八百屋です。筆者はバケツを買って持って行き、ここで買ったフルーツを水で冷やして食べていました。筆者が人生で最もたくさんスイカを食べた場所がオゾラです。

・フードコート

マーケットエリアのショプには、ベジタリアン料理や世界各国の料理が軒を連ねていてどれも美味しく飽きることがありません。1食10ユーロ〜15ユーロ程度。
オフィシャルのフードコートは多少安く食べられます。一人分の量が多いので、シェアして食べるのがお勧めです。
人気店では多少並ぶこともあります。聞きたいアーティストを逃さないように、食事のタイミングは十分に考えましょう。

個人的なオススメは、ハンガリーの地元料理で、アツアツの揚げパンにサワークリームに細切りチーズをモリモリ載せた「Lángos」(ランゴシュ)。トッピングに色気を出さず、シンプルなやつが一番美味しいと思います。値段も安いので是非一度は食べてみてください。

・オフィシャルバー

お酒やドリンクは何箇所かあるオフィシャルのバーで購入します。
ビールは去年までは3ユーロでした。今年は値上がりしていないといいなぁ〜。。。
コーヒーやホットティーもあるので、温かいものを飲みたい時も便利です。
お金についての部分で話しましたが、オフィシャルのバーやフードはクレジットが使ます。その他にもカードが使えるところは増えています。

 ・料理をするなら

ヨーロッパでは日本のようなカセットガスボンベはほぼ手に入りません。
なので、料理がしたいなら以下の3つの方法があると思います。

・COOKING GROOVEに行く
・アルコールバーナーを持っていく
・ガソリンバーナーを持っていく

COOKING GROOVEに行く
鍋やフライパンはCOOKING GROOVEにあるものを借りることができます。
なので、食材だけ持っていってもどうにかなります。
フルーツショップで買ったジャガイモやとうもろこしを茹でただけでも十分美味しいです。 

アルコールバーナーを持っていく
最近はアルコールバーナーが安く手に入るので、お湯を沸かす程度なら選択肢としてありだと思いす。燃料用アルコールは現地のドラッグストアやホームセンターで手に入ります。

ガソリンバーナーを持っていく
自分は料理好きなので、SOTOのMUKAストーブというバーナーを持って行っています。車用のガソリンが使えて最強です。

・シャワー

シャワーは無料で使えます。ただし水シャワーなので非常に冷たいです。陽があるうちに浴びたほうがいいですが、その時間帯は結構並びます。大切な時間を並ぶことに使いたくないので、私たちも初年度はフロアで消防車が撒く放水をシャワー代わりにしてしまっていました。

現地で買った大きめのペットボトルの水を汲んでおいて日中に日向で温め、蓋に穴を開け携帯シャワーとして使うのもお勧めです。

シャワーのキャップは日本の100均でも売ってますが、口のサイズが合わないことも多いので、現地で買って、穴を開ければ十分だと思います。

暖かい水があれば夜でもシャワーを浴びられます。

 ・トイレ

以前は仮設のトイレが多かったですが、現在は常設のトイレが各所に設置されています。清掃も行き届いて綺麗です。最近は紙も切れることがほとんどありません。 ただし、ぼっとんトイレみたいな様式のトイレで、すごく深いので携帯など絶対落とさないように!!

・ゴミについて

ゴミ袋と携帯灰皿がエントランスでもらえます。
また、会場内いたるところにゴミ箱が設置され、ポイ捨てする人は皆無です。

・インフォポイント

PUMPUIステージと売店の間にインフォポイントがあります。
忘れ物の問い合わせをはじめ、タイムテーブルの変更などをチェックすることもできます。

 ・子連れでの参加について

筆者の友人でも子供を連れて参加している人が何人もいます。
苦労が無いとはいえないでしょうが、オゾラに子供を連れて行くと、例えばフードの列を先に入れてくれたりと、誰もが優しくしてくれるといいます。実際、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い人がいて、音楽以外にも楽しむ場所が充実しているので子連れで楽しむには最適のフェスだと思います。14歳以下は入場無料。BUSHYLANDという滑り台などの遊具がある子供向けスペースもあります。是非小さいうちにお子さんを連れて行って、世界の広さを体験させてあげてほしいです。

持っていくと良いもの。必要ないものを以下にまとめました

持っていくと良いもの 

・耳栓
普段、パーティーで耳栓しない人でも、騙されたと思ってちょっとだけ良い耳栓を買って持っていってください。

良い耳栓のポイントは、細く絞れて、ゆっくり膨らむことです。それによって、奥まで入ってしっかりフィットします。実は、耳は寝ている間も起きています。耳を休めることが体力の回復に直結します。

お勧めはMOLDEXのお試しパックです。100均のやつとか、航空機内でもらえるのとか、相当色々試しましたが、結局MOLDEXが一番だと思っています。「耳栓なんか必要ない」と思っている人も騙されたと思って買ってみてください。耳栓の使い方、実はちょっとしたコツがあるので、別途動画を撮りたいなと思っています。

 ・パーティー用の財布
パーティー慣れしている人なら、日本でも普段使いの財布とパーティー用の財布は分けていると思いますが、オゾラは会場内でユーロとフォリントの両方を使うことになるので、嵩張ります。
それを踏まえて、チャック付きの水濡れに強い財布を持っていくことをお勧めします。
あるいは割り切ってジップ袋を財布にしてしまうのもありです。

 ・ジップ袋、輪ゴム、マジックペン(細)
日本のジップ袋のクオリティーは世界一だと某・旅系Youtuberさんが言ってました。ジップ袋は大中小と3種類くらい数枚ずつ持っていくと何かと便利です。
交換したSIMカードやカメラのSDカードを入れて保管したり、中サイズには薬を入れたり。ジップ袋を財布として使ってしまうという手もあります。日本のジップ袋は品質が良いので絶対日本から持っていくべきアイテムです。
合わせて、輪ゴム、油性マジックペン(細)なども持っていきましょう。輪ゴムは食べ物の口を閉じたり。
ペンはボールペンより油性のマジックが絶対お勧めです。

 ・C型/2口変換プラグ
充電コーナーについての説明で紹介済みですが、この2口変換プラグがお勧めです。このプラグをひとつと100均で買えるシンプルなC型プラグを2つぐらい持っていけば完璧だと思います。

 ・モバイルバッテリー
スマホやカメラの充電はメインのバーなどにある充電スポットを利用することになると思います。
以前より充電スポットは増えていますが、それでも取り合いになると思うので、スマホを充電器に繋いで放置しておくよりは、モバイルバッテリーを繋いでおいて、スマホの充電はモバイルバッテリーから自分のテントでするのが安心だと思います。ランタンを兼ねたモバイルバッテリーなどもあるので自分の用途に合ったモバイルバッテリーを探してみてください。

 ・マルチツール・ナイフ
いわゆる「10徳ナイフ」。おすすめはワインオープナーとハサミが付いているものです。ちょっとした果物をカットしたり、何かと便利です。

飛行機に乗るときは預け入れ荷物に入れることを忘れずに!!
機内持ち込みだとハサミとかもセキュリティーチェックで取り上げられちゃいます。

最近は100均でもそこそこ使えるものがあるので、失くしてもいいように100均のものでも良いですが、長く使いたいならビクトリノックスのクライマー(旧名称:トラベラー)がおすすめです。毛抜きも棘が刺さった時とかに結構使えます。メインブレードの切れ味も申し分ないです。

・コップ / グラス
自分の場合は失くすことを想定して、100均で耐熱の樹脂のグラスを複数持って行ってます。熱いお茶・コーヒーは樹脂じゃないほうが気持ちいいですが、そもそもそんなに熱いものを飲まないので。そして、透明なほうが中身が確認しやすいからです。

・ネームシール
自分は特にカメラの機材などを沢山持っていくので、全てのモノにネームシールを貼っています。アウトドアグッズには名前を書いたり、モノによっては彫り込んだりもしています。「失くさないようにしよう」という自分自身に対しての戒めというか、おまじない的な効果もありますし、失くした場合に見つかる可能性を高めるだけでなく、盗難防止の抑止力になると思っています。

・セスキソーダ(洗濯洗剤として)
1週間以上の滞在なので洗濯が必要です。
シャワーを浴びる時に一緒に洗濯をすることになると思いますが、環境ののことも配慮してセスキソーダを使っています。普通の洗濯用洗剤よりもすすぎが楽なのでオススメです。100均にも売っています。 

ソフトバケツ
自分が必ず持って行っている必須アイテムのひとつは「バケツ」です。

1つは水を汲んでフルーツや飲み物を冷やしたり、そしてもう1つは洗濯などの時に役立ちます。オゾラの水道はとても冷たいので、汲んだ水でフルーツを冷やしたり、冷蔵庫代わりにも使えます。

なので、直径30cmぐらいで10Lぐらい入るモノが、できれば2つあると良いです。耐久性は不明ですが、Amazonで折りたためる12Lと20Lのセットが売っていたので良さそうですね。

筆者は初年度に現地でプラスチックのバケツを買いましたが、洗濯に使っていたら途中でヒビが入って水が漏るようになってしまいました。その反省を活かし、最近持って行っているのはソフトな素材でできたバケツです。現地ではちょうど良いサイズや色が見つからないので、日本で買って、バックの底に入れて、持って帰ってきて、使い捨てにしないのがおすすめです。ものは大切に。思い出も大切に。。。

・トラベルハンガーセット
1週間以上の滞在なら必ず洗濯が必要になるので、トラベルハンガーと洗剤は海外を旅するときに必ず持って行っています。リンクのものはロープも付いて、リーズナブルでおすすめ。国内でも長期旅行の時に便利に使えます。最近はリンク先よりオシャレな色のものを売ってますが、ロープとセットで最安だとこれかな ぁ。。。

・アルミニウム洗濯バサミ
ハンガーと一緒にお勧めなのが、アルミ製の洗濯バサミです。

普通の洗濯バサミより小さくて軽くて、グリップ力が強いです。
これは撮影用品なのでヨドバシカメラのカメラコーナーとかに売ってます。
最近は100均でも同じようなものを売っているので探してみてください。

 ・腕時計
普段、腕時計を使わず、スマホを時計代わりに使っている人も多いと思いますが、オゾラでそれをやるのは効率悪いしナンセンスです。頻繁な充電が必要なスマートウォッチも同様です。なので、腕時計は持ってきた方が良いです。

 ・お尻拭き
オゾラのトイレに当然ウォシュレットはついていないので、普段ウォシュレットに慣れている人にはつらいかも。そこで写真(後ほどアップします)の様な「お尻拭き」を使っています。アルコール無しでトイレに捨てれるものは現地で探すと中々見つからないので、日本の100均で買って持っていくのがおすすめです。トイレットペーパーは随時補充されるので、買って持っていかなくても大丈夫です。

・日焼け止め
日焼け止めは現地でも売っていますが、日本のようなクオリティーのものを見つけるのは難しいです。なので、是非、使い慣れたものを日本で買って持っていきましょう。日焼けを甘く見ていると、体力奪われて楽しめずに一日終わってしまうことも有り得ます。

 ・虫除け
普段、蚊はほとんど居ないですが、雨が降ると稀に蚊が大量発生することがあります。基本的にオゾラの蚊は弱く、刺されてもそんなに痒くないですが、それでも痒いは痒いです。現地のスーパーにも虫除けは売ってますが、心配な人は持っていたほうがベターです。

私たちは虫除けとしても使えるハッカスプレーを作って持っていっています。市販の虫除けの嫌な匂いがないですし、暑いときにスーッとするためにも使えて気に入ってます。作り方はこちら👇

ブヨに刺された人は見たことはありません。その点は心配無用だと思います。

お勧めの日本食材

持っていく荷物に余裕があるなら、日本食の食材は持っていけるだけ持って行っても良いと思います。友人にも食べさせてあげれるかもしれませんしね。ポイントはできるだけ嵩張らないこと。自分のおすすめ食材は以下です。

 ・アルファ米
防災の備蓄や登山などで使われているフリーズドライのお米です。
ドライカレーやピラフなど味付きもあり、通常はお湯で戻しますが、常温の水でも 1 時間程度で戻せます。水を入れて日向にしばらく置いておけば食べれます。定価だと1食400円くらいしますが、メルカリで保存期間が残り少ないものを1食200円くらいで売っていたりするのでお勧めです。

・マルタイの棒ラーメン
海外旅行では私たちの定番になっています。棒タイプの乾麺なので嵩張らないのが最高です。現地の食材との相性も良くて、名物のサラミをのせて「ハンガリーラーメン」として食べたりしてます。冷やし中華もありますよ!!

・麦茶
粉末のポカリスエットとかも良いですが、私は麦茶推しです。
口の広いペットボトルの飲み物を買って、麦茶のパックを入れておけば冷水でも麦茶が作れます。麦茶最高!!

・梅干し
これも言わずもがなですね。普段、日本ではそんなに食べないですが、海外で食べる梅干しは最高です。いつもあっという間に無くなっちゃいます。

・塩昆布
これもここ最近は必ず持っていってます。
スライスしたキュウリと混ぜるだけでそこが日本に早変わり。

持っていかなくても良いもの

番外編として、持っていかなくて良いものをシェアします。
持っていかなくていいものは、普段持って行っていないのでなかなか難しいですが、頑張って思い出してみました。

 ・水筒
日本では日常的に水筒を持ち歩いている私ですが、オゾラでは水筒を持ち歩きしません。なぜかというと、オゾラでは何も持たず、手ぶらで踊り倒したいのです。そうすると、水筒はどこかに置くことになるのですが、どう気を付けていても無くしてしまいます。それに、オゾラは水道水が冷たくて美味しいので、みんな飲み終わったペットボトルに水を移し替えて使っています。ペットボトルはラベルを剥がして油性のマジックで名前やマークを書いたり、ボトルの首に紐を縛って目印にしたりして使います。それで十分なんです。

 ・国旗
オゾラをはじめとするサイトランスのパーティーでは、自国の国旗を掲げるのはナンセンスだと考えられています。このシーンの人々が理想としているのは壁のない、皆が協調し合う世界です。もし代わりにどうしても持っていきたいなら、ハートマークやレインボー、スマイルマークのフラッグなんかがおススメです。

 ・余分な食料
缶詰とか、乾物とかは重たいだけで食べきれずに残ってしまうので持ってこない方が良いと思います。特に現地で売っている缶詰は予想もしない味のパターンが多いので要注意。
一方、朝食に便利なオートミールやグラノラなどはでとても良いと思いますし、多少残っても罪悪感が軽いかなと思います。

出国直前準備

 ・パッキングは少なくとも出国前日までに!!
できれば仮パッキングは1週間前にはやっておきたいですね。ざっくりの荷物量を把握して、そこから厳選していきます。
最終的な荷物のパッキング、持ちものの確認は必ず出国前日までにやっておきましょう。足りないものに気付いても前日ならまだリカバリできます。

パッキングの際はこんな感じの旅行用のはかりがあると便利です。
オススメ!!

 ・フライトやレンタカーなど予約のダブルチェック!!
日本からの出発前にはフライト、ホテル、レンタカーなど予約を同行者と一緒にダブルチェックしましょう!!

ある友達は深夜12時過ぎに出発のフライトを、翌日の深夜発と丸一日勘違いしていた人もいました。

・飛行機のチェックイン
出国当日の最終パッキングをする前に、オンラインで飛行機のチェックインをしておきましょう。最近はオンラインチェックインが一般的になっていて、航空会社としてはオンラインチェックイン"してほしい"ので、得られるメリットがあります。

 ・出国当日 最終パッキング確認
預入れ荷物と手荷物では大きさや重さ以外にもルールがあります。
飛行機旅の基本ですが改めて確認しましょう。

< 預け入れ荷物に入れないといけないもの >
 ・ナイフ 

< 預け入れ荷物に入れてはいけないもの / 手荷物で持って行くべきもの >
 ・モバイルバッテリー
 ・ライター (2個まで持っていけます)
 ・液体類

上記はルール上の決まり事ですが、それとは別に機内を快適に過ごす(休む)ためにに手荷物で持って行っておいた方がいいものがいくつかあります。
 ・パーカーなどの長袖(飛行機内での寒さ対策)
 ・耳栓 (ノイキャンイヤホンも使えます)
 ・歯磨きセット
 ・アイマスク

・パスポートの確認
家を出る前にパスポートの最終確認をお忘れなく。

 ・空港には3時間前到着!!
空港には3時間前の到着を目標に移動の計画を立ててください。
普段の旅行だと20kg以上、びっちりに荷物を詰めたスーツケースを転がすことはあまりないと思うので、空港までの移動に予想以上に手間取ると思います。

Ozorian Prophetが復活!!

かつては毎日配布されていたオゾラの新聞「Ozorian Prophet」が今年復活するそうです。フェス中2回の発行。4000部ずつの限定だそうなので、見かけたら是非ゲットしてくださいね!!

観光について

ブタペスト市内は観光スポットが沢山あります。
そういった情報はいろいろなサイトやYoutubeでも出ているので各自調べてみてほしいなと思いますが、しいて一つだけ挙げるならブタペストの北20kmほどの場所にある「センテンドレ」という街です。
ブタペストの中心から電車で1時間ほど。石畳の道とカラフルな建物の街並が童話の世界のようです。観光地ですが、市内からちょっと離れている分、落ち着いていて、特にカップルにオススメです。

お土産について

ハンガリーのお土産、自分的なオススメです。

  ・トカイワイン
トカイワインは世界三大貴腐ワインの一つ。食前酒として珍重されている甘いワインで、なかなか良い値段がしますが、日本ではほぼ飲む機会がなく、流通もしていないのでワイン好きなら絶対飲んでみてほしいです。

・ハチミツとプロポリス
ハンガリーはハチミツも名産です。どちらもブタペストの中央市場で買うのが断然オススメです。同じ商品がお店によって値段が違うので、色々回って買いましょう。ハチミツはリーズナブルな価格で、普通の花のハチミツだけでなく、栗や

また、喉の痛みなどに効果的なプロポリスは50mlが日本円で1000円前後。日本では非常に高価ですが、ハンガリーでは格安なのでお土産だけでなく、オゾラで使うために買っておくのも良いと思います。

名物のサラミとかも買いたくなると思いますが、肉類の日本への持ち込みは禁止されているので注意してください。

お菓子などをお土産にしたい場合はTESCOなどのスーパーでの購入が安くてオススメです。帰りに時間がなければ空港のSPARや空港内のお店でも色々あります。

コロナについて

日本ではすっかり話題にもならなくなったコロナですが、ヨーロッパでは今も普通の風邪のように存在しています。

私も去年、オゾラ後に体調を崩して(多分コロナで)クロアチアで5日間ぐらい沈没する羽目になりました。

先日のイギリス・グラストンベリーに参加した友人のアーティストが、軒並み体調を崩していたのは多分コロナでしょう。

ワクチンも危ないし、最早意味ないし、最悪罹ることも想定して余裕を持ったスケジュールを組んでおいた方が良いです。そして、そもそも罹らないように、フェス中も体力・免疫が落ちないように、しっかりご飯を食べて、体調を整えて生活することをお勧めします!!

最後に

オゾラについてはまだまだ語り足りないですが、オゾラを楽しみにしているみんなの役に立てたら嬉しいです。

それではオゾラで会いましょう!!🌈🍀🌎🌛🌞

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