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サラリーマンを辞めて海外へ、そしてWebフリーランスとして独立。やるしかない状況をつくって29歳からの挑戦~WEBFARE代表・板谷光さん~

社会人7年目。今から留学に行きたいけど、仕事を辞めなければならない。
皆さんはこんな状況で留学に踏み切ることはできますか?

きっと留学を諦め、そのまま働く人も多いのではないでしょうか。

そんな中、29歳・社会人7年目で仕事を辞めて海外生活。あと少しのところで家賃を払えなくなる状況になりながらもオーストラリアとカナダに1年間ずつ生活。30歳でwebデザイナーとしてフリーランスデビューしたのが板谷光さんです。


社会人から留学するための時間とお金。
結婚をするための両親の説得。
移住をするための家族の説得。

さまざまなリスクを考えて現状維持を選択してきたあなたへ、光さんのインタビュー記事を通じて「前に進むことのかっこよさ」をお届けします。


親の助言で進路を決めた。


光さんは、大学卒業後、福祉の仕事を始めました。最初の仕事は、親の影響だったと振り返ります。

親に「医療系の資格持ってた方がいいよ」と言われ、軽いノリで医療系の大学に進みました。在学中に社会福祉士と精神保健福祉士の2つの資格を取得し、ソーシャルワーカーとして総合病院に就職。その後、精神科分野に興味を持ち精神科病院に転職しました。


ーー精神科ソーシャルワーカーの仕事内容を教えてください!

病院の精神科デイケアに所属し、うつ病や統合失調症の人が退院した後、リハビリを行い社会復帰への支援をしていました。

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ーーふと思い出す人はいますか?

2人いますね。



エピソード①:発達障害の診断を受けた不登校の高校生

「これってどういうことなの?」と確認するも話すことが苦手で、最初は黙って何も言葉が出てこない状態でした。

それでも日ごろから雑談をしているうちにだんだん僕が間に入らなくても他のメンバーとコミュニケーションが取れるようになってきました。
そして、最終的にアルバイトを始めることができたんです。

「いつも話聞いてくれてありがとうございます」と言われたのはやりがいでしたね。


エピソード②:20代前半の発達障害の男性

この方もコミュニケーションが苦手で、何か嫌なことがあったら「板谷さん話聞いてください~」と延々と愚痴や悩みを話す方でした。

愚痴を話し出すと延々と話し続ける甘えん坊なタイプでしたが、アドバイスしたことは行動に移しておりました。
僕がそうやって関わる間に強くなって、後にアルバイトを始めてくれました。この仕事を始めてから聴く力は鍛えられたと感じますね。


ーーやりがいがありそうですけど、なぜ仕事を辞めたんですか。

はい。辞めた1番の理由は、給料が上がらないからです。
これでは長くは続けることはできないと考えました。

もう1つの理由は海外で生活してみたかったからです。
日本では福祉の仕事は低賃金で問題ですが、オーストラリアやカナダではワーカーの年収は日本の約2倍になります。なので、この仕事を海外ですることも当初は考えていました。。しかし、海外は資格の取り直しが必要で、学費と更に4年間学校に通うことを考えたらモチベーションが下がっちゃいましたね。


光さんは給料が高い業界に転職するのではなく、仕事を辞めて海外にワーキングホリデーに行くことを決断しました。


「何も得ずには帰れない。」やるしかない状況で努力を継続した海外生活。


ーー海外に行かれてからのことを教えてください!

フィリピンの語学学校で2か月学び、ワーキングホリデーでオーストラリアに1年、カナダにも1年行きました。

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ーーどんな仕事だったんですか?

オーストラリアでは農場でたまねぎやいちごのピッキングをしたり、ミートファクトリーのお仕事の手伝いをしました。

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ーーどんな友達がいたんですか?

同じ職場の人がほとんどですね。
せっかく海外に来ているんだから英語の勉強しないといけない、と思ってオーストラリアにいたときは仕事が終わったら英語の勉強をしていました。

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ーーストイックですね。

はい。年齢が年齢だったので、そのまま何も習得しない状態では帰れないと思いました。
オーストラリアで1年働いたあと、カナダに行ったんですけど、そこではTwitterの投稿で見つけた募集がきっかけでプログラミングを始めました。仕事が終わったらジムで筋トレやプログラミングの勉強をしてましたね。

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自分の決めたことに対してまっすぐに進んでいく光さん。勉強以外にも海外滞在時に様々なことに挑戦したと言います。


カナダのトロントでは英語の勉強をするために、日本語の勉強してる人と交流イベントに参加してました。

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そして2019年の4月にトロントを出て、
ロッキー山脈の方で湖や山を案内するハイキングガイドをしつつ、現地のレストランで働くダブルワークの生活でした。
僕、こうして思うとめちゃめちゃいろんなことやってますね。


ーー挑戦に対して迷いがないんですね。

いえ、最初ワーキングホリデーに行くのはすごく迷いましたよ。
母親がめっちゃ反対してたんですけど、しっかりと意志を伝えればいけると思っていました。そこを押し切って進んだあたりから挑戦に抵抗がなくなりました。

その時気付いたんですけど、決断するまでが一番大変だったなと思います。
でも決めたら必要なことをやっていくだけなんです
。決まってからの方が展開は早かったですね。

僕の持論ですが
挑戦と聞くと、難しく考えて行動できなかったりすることもあると思います。なので、今日明日から始められることから考える。この方が気軽に始められるのではないかと思います。」



コロナのまん延で決めたフリーランスへの道。


ーーカナダでのワーキングホリデーが終わった後はどのような道に進もうと考えていたんですか?

もう1度オーストラリアに行く予定でしたがコロナにより渡航することができなくなってしまいました。海外での生活をするために英語の勉強をしていた矢先、2020年5月のことでした。
コロナの感染拡大が進み、海外に行くのが厳しくなり、そこから働くことを考えはじめました。

福祉に戻るか別の仕事するか考えた結果、Webの勉強に全振りすることに決めました。
理由は、日本円で稼げるようにしとけば海外に住めると思ったからです。
山梨県の都留市でフリーランス養成講座を受講しました。その後2020年10月に札幌に戻りました。

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ーー北海道に戻ってきてから変わったことはありますか?

「やるしかない」状況だったのでどう案件を獲得するかを考えていました。
その結果、3つ進んだことがありました。


①修正案件からからリニューアル案件へつなげた
かんたんなHPの修正案件を受けて、改善した方がいい場合は提案しリニューアル案件につなげたりしていました。

②国の「中小企業デジタル化応援隊」事業の活用
IT専門家が中小企業や個人事業主をサポートする活動を国からの支援で格安ですることで、実績を2つ3つ増やしました。

北海道のオンラインサロン「島プロ」(下記参照)がきっかけで「酒屋物語」(下記参照)というサイトを制作しました。
「緊急事態宣言の中、何か酒屋さんのためにできることはないかな?」という話題がサロン内で上がり、僕自身も何か手伝えることはないかと考えてこともあり制作プロジェクトの一員となりました。
この案件を機に新たなお仕事に繋がったケースもありました。

島プロメンバーが集まった「島フェス」にて。



フリーランスになってからも新たなスキル習得の努力怠らないを続けていく光さん。なぜ新しいことに挑戦してもそこまで進むのでしょうか。



大きく2つあると思っています。
①とりあえず決める
②やるしかない状況をつくる

ですね。余裕がない状況のほうがきついけど、やるしかないと思える状況なので進むんです


海外に身1つでいったらやらざるを得ない状況になりました。
僕は本当にサバイバルな生活でした。
オーストラリアでもカナダでも良い仕事を見つけられず、家賃をあと少しで払えない状況になっていました。(笑)
そんな僕がフリーランスになって、2021年には病院で働いていたときの収入を超えることができました!


やるしかない状況を作り、まっすぐに自分の道を進まれてきた光さん。そんな光さんが描くフリーランスの展望を聞いてみました。


サイト制作するだけでなく売上に貢献する。


今はサイトを作るだけじゃなくて売り上げに貢献するところまでやりたいと思っています。
目的に沿ってデザインを設計し作り込めば集客や商談につながる24時間働く営業マンとなるので。


ーー具体的にやりたいことはありますか?

2022年から新たにクライアントの事業に貢献できるようにセールスライティングを学び始めました。なので、今後はランディングページ(商品を紹介するサイト)を制作し、売上のサポートをしたいです。

また僕のお客さんは個人事業主の方が多いんですけど、素敵な想いを持ってやっている方ばかりなので、インタビュー記事などで伝えたいと思っています。
皆さんの事業を始めた背景や想いを聞いていつも感銘を受けます。本当にステキな想いを持っているのでより多くの人に伝えたいですね。



社会人にも慣れてきた7年目に仕事を辞め、やるしかない状況を作って前に進む光さんを僕はただただかっこいいなと思いました。

例え30歳になって、何かを辞めづらい状況になったとしても、辞めてやるしかない状況を作ってしまえば、光さんのように前に進んでいけるのかもしれません。

何かを得たいと思っているあなたへ。まずは何かを辞めてやるしかない状況を作ってみてはいかがでしょうか。

僕も全員に嫌われないようにしていた自分を辞めてみようと思います。

北海道に移住した社会人2年目・まーきち


光さんへのお仕事依頼はこちら




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