【怪我多発】速度を意識したトレーニングが引き起こす弊害とは?
こんにちは!
イクサポです!
今回は、速度を意識したトレーニングは上手に使えば非常に有効である反面、リスクも伴う場合があることを話していきたいと思います。
よく現場で聞くのが、
VBT理論は素晴らしく、現場に非常に活かすことができます。
しかし、本当に速度を意識したらパフォーマンスが上がるのでしょうか?
またそれによる弊害は全くないのでしょうか?
それではいきましょう!!
1.シーズン終盤の失速の原因は?
基本的にどのスポーツ、チームにおいても重要な大会などを軸にオフシーズンとシーズン中に分かれます。
それに伴い、トレーニングの目的も、
に大きく分かれます。
この場合、オフシーズンというのはトレーニングのそもそもの量が多いこともあって、多くの選手が比較的筋力を高めやすい時期となります。
一方で、シーズンが近づくにつれて、競技の練習時間が増え、そして疲労の蓄積を抑えるためにトレーニング量がオフシーズンと比べて少なるケースが多いかと思います。
この様な場合、シーズン中ではオフシーズンよりも筋力向上の程度は比較的低くなることが多いです。
ただ、
が非常に重要になってきます。
なぜならば、競技によっては大会が何か月も続くことがしばしばあり、もしシーズンに入り筋力が徐々に落ちていけば、シーズン終盤になった時にはトレーニング観点でのフィットネスの部分が大きく低下していくからです。
この様なことになってしまうと、いわゆる「シーズン終盤の失速」につながる恐れがあります。
また、筋力というのはパワーやRFDの基盤となる重要な要素です。
そのため、シーズン中の著しい筋力低下は同時にパワーやRFDの低下を伴う可能性があり、そういった観点でもシーズン中における筋力の維持は非常に重要です。
そして、せっかくオフシーズンに高めた筋力がシーズン終盤に落ちてしまうと、オフシーズンにまた一から筋力を上げていくことになり、来シーズンに向けたスタートダッシュにも出遅れてしまいます。
したがって、
が重要になります
シーズン中のトレーニング計画の例を挙げてみると、
仮に週に2回トレーニングする場合、
みたいな感じでトレーニングするとします。
(あくまでこれは1つの例であり、状況によっては上に挙げた以外の組み方もあります)
もし、このようなトレーニング計画で行う場合、週に1回の筋力維持/向上セッションでは、シーズン中の筋力低下を抑えるといった意味で非常に重要な役割を持っています。
2.VBT理論でたった1つ大切なこと
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