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軸ってなに??スポーツ動作分析を簡単にする3つの軸と2つの運動

こんにちは!
イクサポです!!

やっと少しずつコロナウイルスによる影響が収まってきて、海外ではプロスポーツも近々再開が決定してきました!

このまま収まることを祈るばかりです!!


さて今回は、スポーツ選手を見ているとよく聞く軸って言葉について整理していこうと思います!

あの選手は軸がぶれてるな。

非常に曖昧な言葉です。


・軸とはそもそも何を指すのか?
・いくつか軸の種類があるのか?
・軸がブレると何がいけないのか?
・軸がある選手はなぜパフォーマンスが高いのか?

スポーツ現場で使われている『軸』というものに疑問を抱いており、今回それを整理しようと思ったわけです!!


まず今回は、軸の評価について書いていきます!

それではいきましょう( ^∀^)!


軸とは何か?


辞書によると、

軸(axis):
①「回転体の回転運動の中心線」
(ロングマン英和辞典, 第2版, 桐原書店)
②「広く回転運動の中心、あるいは物事のかなめをいう」
(大辞林, 第3版, 三省堂)

とされています。
つまり、回転運動の中心になるものを軸といいます。

この概念を最初に持っておくことが大切になってきます!

それでは次に軸の種類について見ていきます!!


軸の種類


軸の種類は大きく3つに分けることができます。

・両脚立位の軸
・片脚立位の軸
・対角軸

軸の種類


これに加えて、この軸に対する運動として

・重心の移動
・軸上の回旋

があります!

この3つの軸と2つの動作を組み合わせてスポーツの動作を見ていくことで、よりシンプルに評価を行うことができます。


詳しく1つずつ軸について見ていきましょう!!!


1. 両脚立位の軸

両脚で立っている時、重心は腰よりやや下(第2仙骨部)にきます。

頭部から重心を通過して、地面に達するラインが両脚で立っている時の軸になります。

この軸は比較的感じやすく、安定した立位ポジションを取れていれば軸は安定していると言えます。

しかし、スポーツの場面でこのような立位のポジションをとることは極めて少ないです。

多くは股関節、膝関節、足関節を軽く曲げたスクワット(Power Position)のポジションをとることの方が多いです!

つまり、両脚立位の軸がスクワットのポジションでも保たれていることが重要になります!!

スクワット

上記でもあげたように、ここでいうスクワット動作とはウェイトトレーニング時のような深く全身を折りたたんだ姿勢ではなく、上肢・体幹を安定した状態に保ちつつ、股関節・膝関節・足関節の可動域を軽度屈曲させて身体を折り畳むようにします。

ジャンプ着地などを行う場合、地面からの力を有効に受け止めるには、それぞれの関節が緩衝材として働く必要があります。

それができないと、どこかの関節に力が集中し、腰痛や膝痛の原因に繋がる動作となる可能性があります。

また骨盤の前後の傾斜も重要です。骨盤が後傾していないか、過度な前傾をしていないか、初めは前傾だったのが動作の途中で急に後傾になっていないかなどをチェックしていきます。


2. 片脚立位の軸

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