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【トレーナー・指導者必見】現場で脳震盪が起きた時に対応できますか?

こんにちは!

イクサポです!

今回はスポーツに関わるなら絶対に知っておかないといけない脳振盪について書いていこうと思います!

はじめに

スポーツに関わるなら絶対に知っておかなければならないことがあります。

それは「命に関わる傷害」です。

例えば頭部外傷を起こしたとき。

例えばサッカーデンマーク代表のエリクソン選手のような心停止がピッチ上で起こるかもしれません。

例えば子供であれば胸部にボールが当たることで起こる心臓震盪
などがあります。

これらの事象が起きた場合、私たちは1番に動き、的確な対処をしなければなりません。

初めてそのような場に遭遇したとき、頭は真っ白になる。はよく聞きますね。
実際私は何度経験しても慣れません。

しかし対応できないといけません。
そこで今回はよく発生しつつも見逃されることのある脳振盪について、生じた際の対応からリハビリ、スポーツ復帰まで書いていきます!

1.脳振盪の定義

目の前で脳振盪と疑われる選手が出ました。
あなたは的確な対応ができるでしょうか?
また、脳振盪とは何か説明ができるでしょうか?

日本サッカー協会(JFA)の脳振盪の定義は以下になります。
「脳振盪(のうしんとう)とは、頭を強くぶつけたり、揺さぶられたりすると、脳にひずみが生じることによって意識がなくなったり、記憶を失ったりするもの」

世界では「スポーツにおける脳振盪に関する国際会議」が2001年から開催されています。
2016年にも開催され、脳振盪の特徴を定めています。以下一部抜粋です。

・「脳振盪は頭部、顔面、頸部への直接的な打撲もしくは頭部へ伝播する他部位への衝撃によって生じる」
・「急性期の臨床症状は解剖学的障害よりも機能的障害を反映しており、一般的な神経画像検査では異常は見られない。」

つまり脳振盪は頭部への接触だけで起こるものではないことや病院を受診し問題がないという判断だけで脳振盪を否定できない可能性が考えられます。(医師の診断は大事ですが)

また脳振盪といえば頭痛や吐き気などを思い浮かべるかもしれません。
しかし症状は多岐に及び、セカンドインパクト症候群として知られるように再発時の死亡率は非常に高率であり危険です。


脳振盪がどのような影響をもたらすか示した図が以下になります。

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