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【現場力を磨け】筋肉系の怪我を予防するための筋バランスと筋出力

こんにちは!
イクサポです!

今回は、僕が現場でも大事にしている考え方の1つを共有していきたいと思います!

それは、、、

筋バランス

アスリートを見ているスポーツトレーナーの方やアスリート自身の方は怪我について予防することの大切さをとても十分理解していると思います。実際に怪我を予防するために、ストレッチやマッサージを受けたり、人によっては疲れをいち早く取って蓄積させないために温冷交代欲などをしたりしていますよね。

しかし、それだけでは怪我を予防することは不十分であり、なぜ怪我が起こるのか(特に自爆系の怪我)を理解していないと防げることも防げません。

今回は、怪我の一つの原因として考えられる”筋バランスの崩れ”について解説していきます。筋バランスが崩れることで、体の一箇所に負担がかかり痛みを発生させたり、筋組織を壊してしまうことがあります。

このことを理解してより質の高い怪我の予防法を身につけてみてください!
それではいきましょう!!


1.主動筋と拮抗筋のバランス

拮抗筋のバランスが崩れると怪我のリスクが高まります。

各関節は主動筋とその反対の拮抗筋によってバランスが保たれています。
これは表裏一体の関係であり、片方が弱くもう片方が強いと関節を中心とした筋バランスが崩れてしまい、偏った関節の動きになってしまいます。そして結果的によく使われる方の筋肉が使われすぎてしまい、筋組織が耐えられなくなって壊れて怪我をしてしまうケースが多いです。

例えば、大腿四頭筋とハムストリングスもこの主動筋と拮抗筋の関係性にあります。よくありがちなのが、身体の使い方が悪くて大腿四頭筋が使われすぎてしまい、ハムストリングスが働かなくなることです。
この原因となり得ることはざっと考えても何十通りもあるので、個々で何が原因かを見つけ出さなくていけないのが現状です。

簡単に考えていくと、ハムストリングスが弱いから、ハムストリングスを鍛えるんだと考えがちになってしまいますが、ほとんどの場合そうではなく、身体の使い方に問題があり、結果的にハムストリングスが弱くなっています。

つまり、根本の原因である身体の使い方を見直して、大腿四頭筋を使いすぎてしまうことはなぜ起こるのかを考えなくてはなりません。これが先ほどもいった細かく考えていくと何十通りも原因が考えられるということです。

2.関節を安定させるインナーマッスル

インナーマッスルがうまく機能しないと関節付近の怪我につながります。

インナーマッスルは関節の安定性に関与し、関節がスムーズに動くようにサポートしています。
例えば、一番不安定な関節である肩関節では肩のインナーマッスルの重要性がよく挙げられます。肩の痛みが出る原因のほとんどが、このインナーマッスルがうまく使えずアウターマッスルを主に使っている状態になってしまっています。

インナーマッスルがうまく機能しないことで関節が不安定になりアウターマッスルの力で関節付近の怪我につながるということです。

3.体のつながりを作る

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