縦の線が多い曲はアレンジしても面白味が無いのだろうか?
【おことわり】ここで言う縦の線が多い曲とはリズム中心の曲の事。オケや吹奏楽等にアレンジした時のスコアを見た時、同じ所で同じ音符になっているパートが多い事からこう呼んでいる。対して、各パートでハーモニー等が多い曲は横の線が多い曲という事でご理解いただきたい。
いろんな団体の中で演奏させていただく中でクラシックはもちろん、ここ何年かのヒットしたJ-POPなんかもある。そのJ-POPだが、ここ30年くらいの主流はリズムが強いものが多く,速いパッセージ等でよく苦労する。これに対して1980年代まで多かったのはハーモニーとかそういうのがきれいな曲であった。こういう曲は比較的アレンジしやすいのか、何年たっていてもよく演奏会等で重宝されている。
ふとここまで書いて考えた時、リズムの強い曲ってなかなかオケや吹奏楽にアレンジされない事が多いけど、もしかしたらアレンジしてもつまらないのだろうか?と思ってしまう。もちろん皆が皆そうだとは思わないが、どうもリズムの強い曲をアレンジしても演奏していて何だか面白味に欠けてしまうような気がしてならない。ハーモニーの強い曲だと、演奏していてハモりが決まるとすごく心地よくなるのである。
予めお断りしておくが、だからといって音楽は懐古主義に走るつもりはない。リズムの強い音楽にも好きな曲があるし、最近の曲はわからないと言って避けるようなマネは一切しないし、そういう曲も受け入れている。
最もリズムの強い曲についていけないのは自分だけじゃないけど、曲がわからなくなったのは貴方の脳が老化した証拠じゃないかと勘繰ってしまうけど。
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