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コーヒーを自家焙煎したら至福のひとときが待っていた

タイトルそのまんまですが。


きっかけは2020年の緊急事態宣言。世の中は外出自粛。
好きなコーヒーが飲みたくても、あいにく豆が底をついていました。緊急事態宣言初期の辺りだったため、買いに行くにも何だか気が引ける。おまけにずっと家にいる分、何かしたくてうずうず…。

閃き

あれ?自分で焙煎やればいいんじゃないか…?

最初はそんなことできるものなのかと高を括ってしまっていたですが、そこは便利な世の中。「コーヒー 自家焙煎」のような言葉を検索窓に突っ込み、ひたすら調べました。すると、なかなか結構な数の人が、自家焙煎の仕方を紹介してくださっているではありませんか。ブログやYouTubeなど、たくさんの記事にお世話になりました。


入口は手焙煎

フライパンやザルなど色々試し、行き着いたのはこれ。

「煎り名人」

生豆を入れて火にかけ、ちゃっかちゃっかと振ること約15分。
いい焼き色のコーヒー豆が出来上がり。
素人のやったことなので、お店のそれには到底足元にも及びません。それでも、思わず目をつむってしまうようないい香り。
豆の色や「ハゼ」の音などで見分ける焙煎度合いの面白さ、そして何より自分でも焙煎できた嬉しさにハマり、週末の楽しみの一つになりました。

飛び込んでしまった「自動焙煎」

手焙煎の楽しさを知ったので悩みに悩んだのですが、「えいやっ」と飛び込んでしまったのがホームロースター。

ライソンさんから出ていた「RT-01」。

フォルムかわいい

焙煎度合いは、「MEDI」と「DARK」の2種類。
普段使うには、このシンプルさが丁度いい。
1回に焼けるのは60gまで。僕の生活にも合っています。

使い方もシンプルで、電源ボタンと「MEDI」か「DARK」ボタンを押すだけ。20分後には焼き上がっています。全自動。後半はいい香りが部屋を漂います。あ、換気扇は回した方がよいです。最後の方は冷風を送って豆を冷やしてくれる賢い子。終わった頃にはもう飲めます。1〜2日置くとさらに美味しい。

くるくる回りながら焙煎するのですが、何が賢いって、チャフ(豆の皮)を上部のトレーに勝手に集めてくれること。焙煎が終わったら、上の写真にあるふた(「高温注意」の部分はつまみになっています)を外して、チャフをごみ箱にぽい。楽ちん楽ちん。ちなみに、焙煎中の音はドライヤーくらい(主観です)あるので、一緒に暮らす人がいる場合は、相談しておくのがいいかもしれません。

電源を入れると青く光る
いってらっしゃい

「MEDI」と「DARK」。同じ豆なのに焙煎度合いで味が違う面白さ。美味しい。どちらも、コーヒーの「甘さ」ってこういうのかも、という体験を得ることができます。

同じ豆、2つの焼き方を並べてみました


お湯を注ぐと、まあ膨らむ膨らむ。ぷっくり。ちっこいハンバーグみたいです。

とぽぽぽ
ぷっくりした泡かわいい


美味しいコーヒーを自宅で

手焙煎という「マニュアル」、機械焙煎という「オート」。
どちらもよさがあります。
少量で焙煎するので飲み頃の1〜2週間で飲み切ることになります。美味しいコーヒーを美味しい状態で味わうことができます。また、生豆は保存が効くのでこれまた便利です。


至福の時間が愉しめる自宅焙煎。
手焙煎の技術には果てしない高みがありますし、
時間や火力を自分で設定するなかなか高級な焙煎機もあります。

面白い世界です。

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