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GRIIIxのマクロの楽しさを考えてみた
マクロ楽しい、と書いていたので考えてみました。
実際、楽しい
GRIIIxでマクロ撮影、結構使っています。標準の40mmにて。
また、特に拡大したい時のために、「U3」に70mmとマクロの組み合わせを割り当てています。
しかも画質は惚れ惚れ(自分の腕のイマイチさにはへこみますが)。
これを小さなカメラでささっとやれるって、すごいことだと思うのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1699168516973-Wz6IOJqS5h.jpg?width=800)
GRIIIxは、その速写性からスナップで使われることが多いはずですが、マクロ撮影も楽しいものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1699184404193-mIkkkXJ7HN.jpg?width=800)
はてさて、どうして自分はマクロをよく使うのかなあ、と考えてみました。
こんな形になっているんだ、という気付き、驚き
普段立ち止まって物を「見る」ことってなかなか多くはありません。「なんかいいな」と思った時に、70mm + マクロでグッと寄ってみる。特に花なんかは、めしべやおしべの細かさ、花びらの重なりなどを拡大して見ることができます。自然にこの形が作られるなんて、文字通り「神秘的」です。
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![](https://assets.st-note.com/img/1699168886611-SUvlgJ1KY9.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1699168892214-IiEbhThdon.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1699168893393-VQWm1UQaZU.jpg?width=800)
雪国に住む方には、冬の朝もおすすめ。雪の結晶を写すことができます。綺麗。
まあ、-10℃とかで素手だと、5分もいれば寒すぎて指が動かなくなりますが……。
-15℃くらいだともう、「寒い」より「痛い」に変わります。
車のボディに付着した雪、ちゃんと形が見えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1699169148791-kSud1sNKb2.jpg?width=800)
「一点」という長所を見る
「よさ」というのは見ようと思わないと見えないよ、
なんて言葉をいただいたことがあります。
「なんかいいな」と思った時に、と上で書いたのですが、この「なんかいいな」は対象のある「一点」を見ていることに気付きました。それを写したい。
![](https://assets.st-note.com/img/1699182626174-8kf4AeZqPx.jpg?width=800)
「一点」は対象の「長所」。「よさ」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1699182778044-zy58dD08YM.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1699182661321-yylJhFjJHF.jpg?width=800)
「よさ」を見る。
これは人が相手も一緒だと思うのです。
人には、なんやかんや色んな側面があるのですが、「よさ」という「一点」から相手を見ようとするって大事なんじゃないかな、と。
なーんて。
「ぶれ」との戯れ
「ぶれ」には、「手ぶれ」と「被写体ぶれ」などがあるそうで。
GRIIIxは軽い分、一眼カメラなどに比べて「手ぶれ」を起こしてしまいやすいように思います。……僕の腕の問題なんですけどね。手ぶれ補正が入っていてありがたいです。
両手やストラップ、壁、テーブルなんかを使う。息を吐いて止める。そんなことをしながらカメラをがっちり固定して、「手ぶれ」を防いで写す。
そういう工夫が楽しい。
![](https://assets.st-note.com/img/1699182738853-AA7lLnTzYD.jpg?width=800)
あと、「被写体ぶれ」との戯れ。
花や葉なんかを写す時、仲良くしなきゃならないものがあります。
そう、風です。
揺れるんです。自然だから。
今日は何で風強いんだよとか、風止まれー!だなんて、人間の勝手です。
だから、風が止まり、花が止まる一瞬を待ちます。そんな戯れをします。
![](https://assets.st-note.com/img/1699184126946-XWLRrg9Rev.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1699182859026-jal8MLC1WC.jpg?width=800)
通行人の皆様からは
不思議がられたのでしょう……
あとは、揺れの頂点を写す、ということも。
その場でジャンプすると、ジャンプの頂点から落ちる前に、一瞬止まるような感じがあります。ブランコを漕ぐ時も、後ろから前、前から後ろに動きが切り替わる直前に、ほんの一瞬止まる感じがあるじゃないですか。ふわっと空中に止まっているような、あれです。
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それと同じで、花や葉などが上下左右に揺れる時には、頂点で止まる一瞬があります。予想して、予想して、そこをパチっと。特にマクロだと、モニター上ではその枠からはみ出すほど揺れるわけですから、風がある時は予想の連続です。
それが当たった時には、なんとも形容し難い満足感が湧き上がります。ええ、自己満足の極みです。
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素人の趣味だからこそ言語化してみた
僕は写真で生計を立てているわけではありません。ただの素人です。
でも、「なんで楽しいのかなあ」と考えて言語化してみるのって、意外と人生に潤いを与えるんじゃないかと思っています。写真に限らず、スポーツとか音楽とか、様々な趣味にも同じことが言えるような気がします。好きなことに理由はいらない、なんて考え方もまた正しいのでしょうけどね。
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他のクリエイターさんの記事を読んでいると、たくさんの「好き」や「楽しい」が言語化されています。それらを読むのが楽しい。そうやって互いのよさを持ち合って、持って帰る。言語化したら、自分の世界が広がります。
![](https://assets.st-note.com/img/1699184849170-SZVPwaN78P.jpg?width=800)
ええと、話を広げ過ぎてしまいました。
ともかく、マクロ機としても優秀なGRIIIx。
物の形への気付き、驚き。「一点」への集中。「ぶれ」との戯れ。そんなところに楽しさを感じています。
マクロの世界、いかがですか。