GRIIIx 設定
備忘録を兼ねて。
noteさんの記事の中には、GRIIIxの設定について書いたものが少ないような気がするので、まとめてみました。
僕が普段写すことが多いのは、家族、料理、植物、空、旅行やキャンプ先の風景、身の回りの気になる模様など。マクロも楽しくてよく使います。そんな使い方に合わせたものです。写したいもの、写したいことによって設定は変わると思いますので、あくまで一例です。
静止画設定
基本はAvモード、F2.8で撮影します。
書いていないものについては、初期設定のままです。
フォーカス:オートエリアAF(中央)
顔/瞳検出:オン
AF補助光:オフ
スナップ撮影距離:1.5m
フルプレススナップ:オン
フォーカスアシスト:オフ
コンティニュアスAF動作:フォーカス優先
MF時の自動拡大表示:オフ
露出モード切り替え:Av
測光モード:分割
ISO感度設定:AUTO
ISO感度オート上限値:12800
ISO感度オート下限値:100
低速限界値:1/40
フラッシュモード:スローシンクロ
プログラムライン:開放優先
NDフィルター:オート
連動外の自動補正:オン
測距点と露出の関連付け:オン
ホワイトバランス:マルチパターンオート
光源指定時の自動調整:オン
白熱灯下のオートWB:強
スナップ優先距離モード:オフ
ローパスセレクター:オフ
記録形式:JPEG
アスペクト比: 3:2
周辺光量補正:オフ
ダイナミックレンジ補正:オート(全て)
ノイズリダクション:オート(全て)
Shake Reduction:オン
SRの自動オフ:自動オフする
自動水平補正:オン
静止画設定について
普段は「オートエリアAF(中央)」の性能で撮影。フォーカスをこれにしているのは、AF合致率をあげるためです。写したいものは、大体このエリアの中に入っています。顔や瞳検出もしてくれます。
また、後述しますが、タッチAFを「測距点+AF+撮影」にしているため、ピンポイントで被写体にピントを合わせたい時は画面をタッチして写します。タッチするだけでAFと撮影が終了するので便利。
普段はシャッターボタン、ピンポイントは画面タッチ。
そんな使い分けが便利です。
カスタマイズ設定
GRシリーズは、カスタマイズ設定を自分好みにするのが楽しい!
一日中触っていられる……。
設定登録(とBOXに付けた名前)
BOX1:Full AUTO
→露出モード切り替えは「P」、フォーカスは「オートエリアAF」。いわゆる全自動モード。誰かにGRIIIxを渡して、撮っていただく時のために。
BOX2:Posi
→基本のAvモードはそのまま、イメージコントロールを「ポジフィルム調」に。
BOX3:Macro71
→クロップ71mm、マクロモードをオン。拡大して撮影したいときに。マクロが面白いので多用します。
ADJモード設定
設定1:フォーカス
設定2:イメージコントロール
設定3:セルフタイマー
設定4:記録形式
設定5:JPEG記録サイズ
Fnボタン設定
Fnボタン:クロップ
ISOボタン:MF切替
ドライブボタン:アウトドアモニター
動画/無線ボタン:静止画/動画切替
動画/無線ボタン長押し:無線LAN設定
フォーカス設定:シャッターボタンと同じ
AEロック維持:オフ
MモードワンプッシュAE:Tv
シャッターボタン設定:AF作動+AFロック
タッチAF:速距点+AF+撮影
クイックビュー:オフ
グリッドの種類;9分割
電子水準器の種類:水平+アオリ
電子水準器のデザイン:Type 1
カスタマイズ設定について
FnボタンをAFに設定して「親指AF」を試すなどしてきましたが、一番よく使う機能がクロップだと気付いて上記の設定に落ち着いています。電源入れる、クロップして拡大する、シャッター切る、という一連の流れも本当に右手だけで完結します。この速写性は快適。
また、「アウトドアモニター」は名機能だと思っています。モニターの明るさをぱぱっと変更。特に晴天時、屋外での撮影に役立ちます。最大輝度にすると電池消費が多いので、元に戻しておくことが大事(結構忘れる)。
ADJモード、Fnボタンにどんな機能を割り当てるのか考えるのってめちゃくちゃ楽しい。これからも使い方によって変わっていくはずです。
あと、BOX3にマクロを割り当てています。ダイヤルの「U3」の部分にこの設定が来ます。この「U3」は「M」との間に余白があり、目で見てパッと分かりやすい。また、ダイヤルを回した時にも、余白部分は回している時間がちょっとだけ長く、感触的にも明確。だから、よく使うマクロをここにしています。
セットアップ
電子音:すべて鳴らす
音量:0
Bluetooth設定
動作モード:電源オフ時も接続する
スマートフォン連携機能
位置情報の記録:オフ
自動画像転送:オン
オートリサイズ:オフ
電源オフ時の画像転送:オン
オートパワーオフ:1分
スリープ:1分
画像モニター節電:オン
セットアップについて
上記の設定にすることで、ほぼ無音でシャッターを切ることができます。
AF時の「ピピッ」みたいな電子音はゼロ。
また、GRIIIxのシャッター音は極めて小さいので、周りに迷惑をかけずに写すことができます。このカメラの素晴らしいところ。
Bluetooth設定とスマートフォン連携機能は、専用アプリ「Image Sync」との連携を生かすため設定です。GRIIIxの電源を切っても、画像がiPhoneに転送されます。
Image Syncとの連携はこんな時に
以前はApple純正のSDカードリーダーを使ってきましたが、手ぶらで出掛けるのが好きな自分にとって、荷物が増えるのはあまり好ましくありません。ポケットの中でケーブルが折れ曲がる心配もありました。
今は「Image Sync」という純正アプリを使っています。転送速度も気になりません。やはりワイヤレスは便利。
アップデートの度に使いやすくなっているこのアプリ。開発陣の皆様に感謝。できることや接続方法などは公式サイトを見るのがよいです。
アプリで調整したり、誰かに送ったり……。GRIIIxからiPhoneに画像を送ると、何かと便利です。iPhoneからシャッターを切ることもできます。何より、Retina Displayで見るGRIIIxの写真は格別ですよ。
一度GRIIIxとiPhoneの接続設定が終わると、あとは簡単。「Image Sync」からGRIIIxを探してつなぐだけで、自動で転送されます。ちょっと時間はかかってしまうものの、GRIIIx本体の電源がOFFでも大丈夫。
休憩中や運転前など、ちょっとした空き時間に「Image Sync」を開き、あとはGRIIIxをポチッと。ご飯を食べている間、運転している間などに転送が終わっています。その後また撮影しても、差分だけを転送してくれるので賢い子です。
フルオートでも自分好みでもいける
買ってきて、箱開けて、バッテリー入れて、電源入れて、ピント合わせてパチリ、という手順だけで高画質な写真が手に入る。これがGRシリーズの凄さ。このオート性能に、価格以上の価値があると思っています。このカメラを使っていると、周りの人によく「難しそう」と言われます。聞いてみると、価格や見た目、単焦点であることなどが原因のようです。そんな時はいつも「シャッター押すだけですごいですよ」と返します。語彙力はこれから磨かなきゃ。
一方で、細かくカスタマイズして自分好みにできることそのものも立派な性能。「機能がありすぎて使いこなせない」ではなくて、「その時必要な機能から使ってみる」でいいのです。「こうしたいな」に合わせて、少しずつ自分好みの設定に育てていく感じです。実際、色々と変えてきて今の設定に落ち着いています。その時の使い方に応じて工夫できることも、このカメラの醍醐味だと思うのです。
お読みいただき、ありがとうございました。
あくまで僕の生活なら、というものです。この設定にしたGRIIIxとiPhoneだけで、日々の生活を十分に記録することができています。
自分の備忘録のために書いてみましたが、読んでいただいた方の何かのお役に立てれば幸いです。工夫を楽しみながら、よい写真ライフを……!