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台湾の結婚式は ゆるくて暖かかった

台湾人カップルの結婚式に出席してきた。

でも台湾の結婚式事情なんて全く知らなかったので、別の台湾人の友達(以下ジム)に事前に色々と聞いておいた。


まず招待状への返信。
新郎新婦が相手に出席か欠席かを 事前に確認した上で招待状を送るから、返信は要らない。

服装は日本と同じで、スーツを着ていけばいいとのこと。

ご祝儀は赤い封筒に入れる。
白の封筒は葬儀の時の香典用に使うから、結婚式に持っていくのは縁起が悪いみたい。
ジム「でもヒロ(こう呼ばれている)は日本人だし、日本のご祝儀袋はスペシャルだから、それを使えばいいよ」
と言われたので、ぼくは日本のご祝儀袋を持っていった。

そして金額は、3000〜6000TWD(約11000〜2200円)が相場で、大体の人は縁起がいいとされる3600TWDを包む。

お札もピン札じゃなく、ヨレヨレでもなんでもいい。

今の台湾(11月)は寒いかどうかも聞いてみた。

ぼく「Is it cold in Taiwan?」

ジム「Ya」


情報収集もばっちり(?)の状態で台湾に向かったぼくが台北桃園空港に着いて最初に思ったのが、

「なんか暑くない?」

だった。

寒いって言うからセーターを着てきたんだけど、入国審査の列に並んでいるだけで額に汗が。。そして空港の外に出て確信する。

間違いなく暑い…!!

聞いてた情報と違う。

ジムの彼女(以下イヴァン)はぼくを見るなり、「なんでそんな服着てるの?」と聞いてくる。

ぼく「だってジムが寒いって言ってたから…」

ジム「2日前は寒かったんだよ。ハハハ!」

イヴァン「Hiro… Don't trust him!!!

結局その日はセーターを脱ぎ捨て、夜まで半袖で過ごした。



結婚式は翌日で、スーツを着ていざ会場に乗り込むと、

まさかの圧倒的私服率!!

みんな襟付きではあるけど、普通のシャツやポロシャツでめっちゃラフな恰好をしてきていた。女性もほとんどはドレスじゃなく、キレイ目な私服って感じの装い。

そしてご祝儀袋をみんなに見せると、「…え!?すごくキレイだけど色が…若い人は気にしないけど、新郎新婦の両親もいるし…」って反応をされる。

ぼく「だってジムが…」

イヴァン「Don't trust him!!!



式はスルッと始まるし、遅れてくる人がたくさんいたり、犬も参列していたりで、日本の結婚式とはずいぶん違う。

素敵だなと思ったのは、新郎新婦と参列者の距離が近いということ。合間合間に二人と話したり、写真を撮ったりできる時間が多く設けられていた。

それってすごく、いい。

幸せいっぱいで、泣いてしまっている二人を間近で見たら、ぼくまで泣いてしまいそうだった。

大切な人たちの幸せな姿を見られるのは、とても嬉しい。


ぼくの結婚式の時には、みんな日本まで来てくれるって言ってくれた。いったい いつになるかは判らないけど、本当にみんなに祝ってもらえたなら より幸せだろうなあと思う。


今日もありがとう、またね。

「スキ」が元気のみなもとです!