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すきなきじ

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#小売

買い物はパッケージ化していく

『Instagramが消費行動を変えた』という話はすでに至るところで語り尽くされている。 Instagramで見つけたものを買うだけではなく、Instagramに載せたいがために私たちは映えるカフェに足を運び、盛り付けにこだわろうとする。 しかし最近自分自身が買い物をしていて思うのは、Instagaramの一番大きな影響は『世界観を統一しなければならない』という感覚を植えつけたことなのではないかと思う。 以前であれば、そのもの自体がかわいければ買っていたし、そういう決断

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いい体験には「横の感動」がある

『店舗は体験の場になる』といたるところで言われているが、具体的にどんな体験に私たちは感動し、ブランドのファンになっていくのだろうか。 インスタ映えする綺麗な空間を作ること? 新しいテクノロジーを活用すること? 商品を実際に試せること? 私たちがブランド視点で『体験』を考えるときはこうした手段を思い浮かべがちだが、実際に自分が感動した体験を思い返してみると、そこに共通しているのは『横の感動』なのではないか、とふと気づいた。 『横の感動』とは、

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1万人が1回購買より、100人が100回購買する事を目指す

ブランドのコミュニティをどう創るのか?6月1日にMinimalの新業態であるガトーショコラ専門店を代々木上原にオープンします。新店オープンに際してクラフトファンディングを初めてやってみる事にしました。 経営者としてはクラファンで店舗開業資金が集まるのは嬉しいけど、正直クラファンで開業資金集めを目的にやると需要の先食いだけだなーと悩ましいし、なんか今更クラファンやるのはどうなのかという意味不明な気乗りのしなさがあったのはここだけの話です。(笑) では、なぜ今回クラファンをや

日本が「世界のデパート」を目指すべき理由

その国の特徴を表すとき、よく「世界の◯◯」という言い方をします。 中国であれば「世界の工場」、アメリカであれば「世界の警察」、古くはイギリスが「世界の銀行」と呼ばれ、今はスイスがそう呼ばれているように、グローバルで見たときにどの分野で一番秀でているのかが端的に理解できる表現だと思います。 日本が今現在他国から何と呼ばれているのかはよくわからないのですが、今後に関して言えば私は「世界のデパート」を目指すべきだと思っています。 「世界のデパート」というと「爆買い」のイメージ

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高齢化する社会と、「過ごす店舗」のビジネスモデル

先日開催したNewsPicksアカデミアのイベント「新・小売概論〜“ZOZOSUIT以降“の実店舗の未来」の最後の方で、今後渋谷にオープン予定の商業施設についての話題がでました。 そこで60代以上をターゲットにした施設が作られる予定という話を聞いたのですが、たしかに今後高齢者向けの店舗は需要が大きく伸びていくはずです。 高齢化によるターゲット層の人口増は当然ですが、さらに暇を持て余して「居場所」を求める人が年齢を問わず増えると予想されるからです。 今後AIやロボットの進

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