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雑記やで

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内容はなんでも、その時書きたいことを書いてまとめてます。
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2018年11月の記事一覧

なにがどうなろうと、たいしたことはありゃあせん。

好きな作家は?と聞かれたら、真っ先に名前を挙げるのが宮本輝(敬称略)だ。 宮本輝の作品には訓辞のようなことばがあふれている。そしてそれらは、読者に教え諭そうとするのでなく、登場人物の人生に深く根差した生きたことばとして語られる。 ドキドキハラハラや爆笑、奇想天外なストーリー展開はないけれど、惹き込まれてしまう魅力がある。 最近ゆっくりと読み進めているのが「いのちの姿」というタイトルの随筆集。そのなかに、宮本輝の父の言葉がある。 なにがどうなろうと、たいしたことはありゃ

思想の強さは個性であり武器でもある

単純な興味から「造園がわかる本」という造園全般に関するガイドブックを読んでいる。これがなかなか面白い。 内容はもちろんとして、なにより、著者の思想の強さが隠しきれず節々に表れているのが素晴らしい。 すこし抜粋してみる。 時代とともに景色がすっかり変わってしまったと嘆く声をよく聞く。 こう嘆く人は、自分も変化を遂げていることにはあまり関心がない。 (中略) 風景の再発見は、対象はそのままなのに、主体の方が変化して起こる場合がある。見方が変わる、面白さを見つける、美しく感じ

人生100年時代を生きているぼくたちは、スクワットをする

ちきりんさんのこんなツイートを見て、驚いた。 ぼくは1991年生まれだから、本当に100歳近くまで生きる可能性がそれなりに高いということになる。 嬉しいのかそうでもないのか、なんとも言いがたい。 大好きだったおじいちゃんは83歳で死んだから、ぼくもだいたいそれくらいの年齢まで生きられたらいいなと思って過ごしてきたのに、100歳まで生きるってことになったらどうしよう? 一応そこまでを想定した人生設計が必要になってくるね。 長生きするにあたって最も重要とも言えるのが、足

妻、ヨメ、奥さん。どのことばを使う?

ことばの持つ力って本当にすごい。 ことばにすることで自分の考えや気持ちがより明確になる。より強くなったりもするし、その通りに現実化していくこともある。 だから、どうなりたい・どうありたいということをきちんと ことば にしておくことは、とても大事だと思う。 人に対しての場合も、よく考えてことばを使わないといけない。 なにげなく使っていることばでも、よくよく考えてみると正しい使い方ではない、ということはよくある。より相手に伝わるように、ことば選びは本当に大切だ。 使うこ

思い込むことによってのみ存在するもの。それが力になる

あるツイートと一連のやり取りが印象的だった。 このおふたり、言語化する能力が高すぎるでしょ。ぼくたちの中になんとなくあるものを掬い取って言葉にしてくれる。なんだか難しいことを話しているなと思うけど、それを咀嚼してみると、ひらすら頷くことしかできない。 世の中には私たちが信じなければ存在できないものがある そういうものはいたる所に意外とたくさんある。だから、ないとは思わず信じていたいよね。 今日もありがとう、またね。

明るく元気に 出発進行

少し前の平日の夜に、京都市内からぼくの住む町へ電車で帰った。 途中の駅で乗り換えがあって、一番前の車両に乗りこんだ。田舎だし、それなりの時間なので乗客はまばら。席について発進を待っていると、ものすごく元気な声が聞こえてきた。 それは運転手さんが、出発前の計器のチェックを行う声だったんだけど、あまりにも元気で、かつ丁寧に行っていたもんだから、ぼくは鼻でフフっと笑ってしまった。 面白いな、新人さんなのかな。その元気も今のうちだけだろうな、って。 電車は出発して、次の駅に着

あたたかい毛布の幸せ

昨日やっとこ押し入れから毛布を引っ張り出してきた。 匂いを嗅いでみるとちょっと臭かったから、急いでファブリーズを噴射したよね。 とりあえず言いたいことはひとつ。 毛布ってすごい。 一昨日までは布団に入るとき、「あ〜冷たっ!」となっていたのに、昨日は布団に入った瞬間からふわふわとあたたかくて、それだけで笑みがこぼれた。 「うわ〜あったけぇ~。幸せ~」って。 毛布のぬくもりだけで幸せを感じてしまうぼくが、人のぬくもりに触れた時はどうなってしまうんだろう?そのぬくもりが当

幸運の女神には後ろ髪がないみたいだけど、だからといって前髪を掴むのは色々とアウトだ

次のチャンスをただ待つ、ってことをしてはいけないと思う。 次がある確証はあるの? だから、ただ待つんじゃなく、チャンスが訪れるよう最大限の努力をしたうえで、実際にチャンスが来た時に逃さないようにする姿勢が大事。 これはよく「幸運の女神には前髪しかない」という ことわざ で言い表される。幸運の女神には後ろ髪がないから、チャンスを一度逃したら捕らえることが出来ない。その機会を逃してはいけない。 つまり、言い換えると「幸運の女神の前髪を掴め!」ってことになるけど、 それっ

ゆるい ゆるい うるさいな

noteのマイページを見て気づいた。 ぼくの書いた直近の4つのnoteのうち、3つのタイトルに「ゆるい」ということばが入っている。まさかの4分の3!!驚異の75%!! 今回のタイトルにも入れてしまったから、なんと5分の4!!!恐怖すら感じる80%!!! あまりにも ゆるさ を求めすぎじゃない? 全く意識していなかったことだから、本音なんだろうし、なんら異論はない!締め付けがきついのは嫌いだから、少し前にパンツもボクサータイプからトランクスに変えた (これはまた違う?)

もっと力をぬいて ゆるく考えてみる

日常生活で考えることや自分自身のこと、noteで書くことも、真剣になりすぎてしまうきらいがある。 それが悪い、とも言えないんだけど、もっとゆるくていいかもしれないな、と思う。ものごとを真剣に受け止めて考えてするせいで、よけいに悩んでしまいマイナス方向の感情を増幅させてしまっていることがある。そしてときにはプラスの感情でさえ、重荷にしてしまうことも。 まじめか。 まじめであることはいいことだし、不真面目になるつもりはないんだけど、気張らず肩の力を抜いていたい。無理をせずあ

台湾グルメは夜中を過ぎても止まらない

先週末、昼過ぎに台湾に着くと、友達がわざわざ空港まで迎えに来てくれた。 優しい。惚れてしまう。 その友達の彼女も合流して最初に行ったのが、縁結びのご利益があるお寺。ふたりともぼくに長い間彼女がいないのを知っているから、お祈りしとけ!って言われた。 ぼくにはもう神様に頼るしか方法は残されていないの? いや!そんなはずはない! そのお寺では茶色く濁ったドロドロのお茶が無料で提供されていたので、乗り気ではなかったけど強制的に飲まされた。 味は意外とおいしくて、お茶と甘酒

台湾の結婚式は ゆるくて暖かかった

台湾人カップルの結婚式に出席してきた。 でも台湾の結婚式事情なんて全く知らなかったので、別の台湾人の友達(以下ジム)に事前に色々と聞いておいた。 まず招待状への返信。 新郎新婦が相手に出席か欠席かを 事前に確認した上で招待状を送るから、返信は要らない。 服装は日本と同じで、スーツを着ていけばいいとのこと。 ご祝儀は赤い封筒に入れる。 白の封筒は葬儀の時の香典用に使うから、結婚式に持っていくのは縁起が悪いみたい。 ジム「でもヒロ(こう呼ばれている)は日本人だし、日本のご

爆笑ではなく もっとゆるいやつを

まじめなことを書く日が続いていると、「笑いが足りとらんぞ!」という謎の危機感を覚える。 昨日もその危機感があって、「旅行のことについてなら面白くなるやろ~」と考えて書いてみたら、「…いや、結局まじめやん!!」という内容になってしまった。 いつからこんな、まじめバイアスがかかったような文章を書くようになってしまったんだ?と、思い返してみると、noteを書きはじめた当初からで、愕然としてしまった。。 数は少ないけれど、読んでくれる人がいるという事実があるんだから、少しでも何

境目なんかあってないようなもんだ

2014年6月、初めてひとりで行った外国は台湾だった。 台湾を選んだ理由は特になく、ただただ海外に行きたかった。 当時、行ったことのある国は、修学旅行で行った韓国のみ。それも自分で選択した訳ではないから、自分の意思で決めて行った国は台湾が初めて。 その頃は英語も全然しゃべれなかったし、思いついたままに航空券を買い、下調べもたいしてしていなかったから、不安は大きかった。 緊張のまま台湾桃園空港に着き、なんとか台北市街行きのバスに乗る。バスから見た景色は、なんでもない畑の