体のために良かれと思い

自分のカラダのためにと考え、ヨガやピラティスを定期的に取り入れ方がいます。
皆さん、長年継続してスタジオに通い、それなりに技術的なこともそこそこ出来ているとのことですが、
どうしても『腰の深い部分にある違和感が取りきれず』 悩んでいる相談を受けました。
本人曰く、柔軟性もかなり向上しているとのことで、なのに何故か、
最後にここが気になり、疲れてくると腰痛も併発する事が未だに続いていたそうです。
ではなぜそのような事が起こるのでしょうか?
そこで今回もAWARENESS ANATOMY®『カラダは感じなければ変わらない』と言う、弊社のキーコンセプトを基に体に起こる何故をテーマにお話をさせていただきたいと思います。

そもそも日本人は

以前noteでお話をさせてただい『民族の差は感覚の差?』
 https://note.mu/masa_hirayama/n/n364de395638f を読んでいただければ 
日本人が骨盤が下がり姿勢が悪くなりやすい理由は理解していただけると思いす。


実はこの骨盤の位置はヨガやピラティスに取ってとても大切な要素を占めているのです。
しかしながら、日本人はこの重要性を理解していないと 

友人のインド人ヨガ指導者は指摘します。
『どうしてこの動きができないのかな?』と日本人と欧米人両方を見てきた彼は常に感じる事があるそうですが
その多くが骨盤の位置が後ろに傾いてしまう(後傾)方に見られるそうです。

骨盤の動きから考える

骨盤の坐骨を立てて両足裏を合わせて座る『合蹠のポーズ』はヨガでは基本的なポーズなのですが、長年やっている方にも未だににうまくスムーズにできない方はかなりいらっしゃるとのこと。
実際に相談来られた方もこのタイプでした。
スムーズにできていない方の特徴として、膝が立ち上がってしまい、骨盤も後ろに傾いて(後傾)しまうので座った時の姿勢も悪くなってしまいます。
無理に上半身を起こすことでバランスを取っていますから ヨガ本来の目的からは大きく離れ結果的に体に無理がかかってしまっているわけですから
『腰の深い部分にある違和感が取りきれず』といった悩みも想像がつきます。
では、本来は骨盤を立て(前傾)行うのがどうして長年やっても後ろに傾く後傾になってしまうのでしょうか?

骨盤のみならず股関節から考える

みなさん骨盤はご存知かと思いますが、股関節はわかりますか?

一言で言うと足の付け根の関節で。
骨盤にあるくぼみに対して太腿の骨が凹凸でハマっています。
(こちらの記事も参照してください。https://note.mu/kotsubanmama/n/nef05bf3fc6ac


これがとても重要な関節『股関節』になります。
実はこの股関節 骨盤の可動性(動き)と大きく関わっています。

では歩行を例に挙げて説明しましょう
一見、脚を前後に動かしているだけのように見える歩行ですが、前に体重を移動した際に外側から内側への回旋運動が起り同時に骨盤の前後への傾きが起こるのです。
しかし 股関節が固まってしまい 歩行時に回旋がスムーズに起こらなくなると骨盤の傾きに影響が出てしまいます。
つまり骨盤の後ろへの傾き(後傾)は骨盤のみの問題ではありません
また、そのような方の多くは両足の内側(内転筋)や太もも裏(ハムストリングが慢性的な緊張を起こしているので、その結果、両足足裏を付けて『座る合蹠のポーズ』出来なくなると言うことです。

ではどうしたいいのか?

相談者に話を聞くと多くの指導者は膝を抑え両足の内側(内転筋)を伸ばすアシスト運動を指導してくるそうですが すぐに戻ってしまうそうです。

そもそも何故 内側が固まってしまうのでしょうか?

ただ、伸ばすだけの対処療法では効果は得られません。

抜本的な原因である本来の回旋運動が出来ていれば、
股関節に体重はかかりやすくなりますから 
骨盤の前後への傾もスムーズに起ることになります。
まずこの回旋運動が改善されなければいつもでも変わらないと言っても過言ではありません
骨盤股関節大掃除セミナーではカラダの可動性(動き)に注意を払いながら自らの可動性に気付いて行く事を積極的に取り入れていきます。

ヨガやピラティスでこのような問題を感じている方、プレトレーニングとして活用できますので 是非ご参加ください。
https://pro.form-mailer.jp/lp/f72f9aef106576

因みに『腰の深い部分にある違和感が取りきれず』悩んでいた相談者の方は股関節可動域の改善で気にならなくなりました。

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