心のみならずカラダも受容の時代

働き方や働きがいと言った個人を受け入れ尊重した取り組みが
日本の社会でも言われています。
個人は本当に様々で十人十色というより
一人十色と言っても過言ではありません
今まで企業という集団が優先されていく中で個人は我慢を強いられ
数々のストレスから カラダを壊し崩れていく もうそんな働き方に限界が来ることが叫ばれてきているんですね。
何より このような状態が続くことは日本にとっても大きなマイナスになっていくわけですから
個人の事を本気になって考えなければ どうにもならない状態に陥り出したのですね。

私には会社員の経験がなく集団の大変さというものを味わってきていないので どれほどのものなのか?
リアリティーには欠けますが その中で体にトラブルを起こし方々とはクライアントとして接する機会がありましたから
大変さは容易に想像はできると思っています。

今回もAWARENESS ANATOMY®『カラダは感じなければ変わらない』と言う 弊社のキーコンセプトを基に受容をテーマにお話をさせていただきたいと思います。

カラダの受容

受容というと相手の話を受け入れたり認めたりと言った心の部分がクローズアップされがちですが
生活してく上で欠かすことができない歩行の中にも大きな受容が存在しています。
さりげなく歩いている歩行ですが、実は地面に足が着いた時にかかった体重が自分に返ってきていることをご存知ですか?
専門的には『床反力』と言います。
おそらく多くの方は掛けた体重が返ってきている感覚を感じ取れてはいないと思います。
それもそのはずで、
床反力は膝や股関節で吸収されていくのですが特に股関節では多くの床反力を受容(受け入れ)が起こっています。
一歩、一歩、の動作において股関節では受容を発生させ 歩行が連続的にスムーズに起こるよう調整をしているわけです。

股関節の受容


と言われてもピンとこない方も居ると思います。
歩行だけを見れば脚が前と後ろに連続して動いているだけに見えますが
この時脚は外側から内側への回旋運動が起こり 当然股関節でも同様な動きが起こります。
その際に股関節では関節内の柔らかな組織と連携して、(スプリングで力を吸収するイメージ)床反力を受容(受け入れ)しているわけです
そしてこの受容は骨盤に伝わり 反対側への一歩として連鎖を起こし。この連鎖の連続がスムーズな歩行を生み出します

トラブルと受容

腰痛を始めカラダに様々なトラブルが起こっている方の多くに床反力の受容不足が見受けられます。
そのような方々の多くは股関節周りに強い緊張があり可動性に制限がかかるため受容不足が起きています。
その多くは脚の筋肉を固める『抵抗』によって歩行をさせているため『よっこらしょ』と言った状況を
無意識に繰り返しているので意図せぬ筋トレ状態を一歩、一歩の歩行中に起こしているわけです。
当然このような状態が長期間続くと慢性的な緊張が当り前になり 関節の可動性に制限がかかるため
様々なトラブルの誘発原因となるわけです


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