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日銀が「デジタル通貨」の実験スタート

こんにちは。

このブログでは、ブロックチェーン関連を中心としたテック系の情報の紹介をしております。

今回は、「デジタル通貨」についてとても分かりやすく説明されている記事を見つけたので紹介しようと思います。

日銀が実験スタート 良く分かる「デジタル通貨」

こちらです。

日銀が「デジタル通貨」の実験をスタートさせたとの発表がありました。

日経のこちらの記事は、発表に合わせて(?)「デジタル通貨ってなに?」を簡単に紹介したものです。

デジタル通貨における世界的な動向と、混同されやすい暗号資産・電子マネーとの違いについてもとても分かりやすくまとめられています。

何が変わる?

デジタル通貨が実現されることで一体私たちの生活にどのような変化が生まれるのでしょうか?

SuicaやPayPayなどの便利な電子マネーが普及してるんだから、別にいらないんじゃないか、とも思えます。

ですが、以前にも別の記事(こちら)でお話ししましたが、電子マネーはその仕組みを実現するために、電子マネーの発行企業・利用する商店・銀行・決済用の端末会社など多数の企業が相互に機能しないと運用できない「高コスト」な仕組みになっていました。

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そしてそのコストはその電子マネーを利用する我々一般消費者、というよりは電子マネーが利用できる商店が「手数料」と言う形で一部を負担してきました。

自分の店の売り上げ(利便性)を上げるために、高い手数料を払ってでも電子マネーを使えるようにしてきた、と言うことですね。

さらに言うと、電子マネーで決済された分の売り上げは、翌月にならないと振り込まれない、と言う様な問題もあります。

一方、デジタル通貨が実現される場合、恐らくその仕組みは銀行と商店だけの様なシンプルなものになるのではないか、と思われます。

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銀行が「デジタル円」を発行し、消費者は商店にデジタル円で決済を行います。決済された売り上げは即時商店にデジタル円として振り込まれ、すぐに利用することが可能になります。

仕組みに参加する利害関係社も少なくなりますので、コストは下がり、商店がデジタル円を利用する手数料も少ない、もしくはタダになるかもしれません。

これまで商店が電子マネーを利用するために払っていたコストが不要になり、商店の経済活動を促進できることが見込めます。

日銀がデジタル通貨の取り組みを進めるのも、この様な日本の商店の経済活動を活性化させることが目的なのかもしれません。

そうなってくると、現在あまたある電子マネーは利便性が減り、段々と少なくなってくるのかもしれませんね。

ブロックチェーンが使われている?

次に気になる点として、未来のデジタル円にブロックチェーンは使われているのか?と言う点です。

少し前の記事になりますが、日銀のブロックチェーンついてのコメントを扱った記事があります。

この時は「ブロックチェーンを含む分散型台帳技術(DLT)の活用は期待できる」という表現に留められていた様です。

今回の日銀の発表でも、特に「ブロックチェーンを使っている」的な内容はなかったと思います(なかったよね?)。

まぁ、1年後には民間も参加した実証実験が始まるとのことなので、少しづつ情報は出てくるのかな?と思っています。

また、新しい情報があればここで紹介していきたいと思います。

おわり。

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