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MBA Candidate「コーポレートストラテジー⑥」

ここ数回は、RBSのコーポレートストラテジー(手塚先生)で学んだ内容について書いてきましたが、このシリーズは今回が最後になります。
③回目から、21世紀型の経営戦略について学んだ内容を書いています。VUCAの時代に、持続的競争優位を保ち続けることは不可能である。よって、一時的な競争優位を連続で出し続けなければならないということでした。変化の激しい時代に、外部環境分析に力を入れるより、内部資源の強化に力を入れる必要があると考えるケイパビリティ派の考え方が強まってきているみたいです。
ここで言う内部資源が強いというのは、イノベーションを起こし続けられるということだと理解しています。一時的な競争優位を連続で起こすためには、不確実性に対処しながらイノベーションを起こし続ける必要があるということですね。
その方法として私が学んだパターンは以前から書いている、Ⅰ企業間連携、Ⅱ未来創造、Ⅲ試行錯誤の3つです。そして今日は、Ⅲ試行錯誤の続きのビジネスモデルについて書きます。

ビジネスモデルとは、「儲けるための仕組み」(アフア、2003)です。
具体的に言うと、①自社の仕組みで何らかの②価値③顧客④提供して⑤利益を上げるための設計図です。つまり、どんなビジネスでもビジネスモデルとして表すことができて、逆にきちんと表現ができないビジネスは失敗するということです。そしてビジネスモデルの可視化として、いくつか手法がありますが、分かりやすて広く使われているものが「ビジネスモデルキャンバス」です。デファクトスタンダードなりつつあるとのことです。

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(出所:手塚貞治 コーポレートストラテジー講義資料)

こちらもケーススタディーを通して、実際の使い方を学びました。ポイントは右側から考えること。つまり、顧客視点で考えていくことが大事だということです。
グループワークで、このビジネスモデルキャンバスを使って新しいビジネスモデルを考えましたが、とても面白く、使えそうだなと思いました。ただ、ここに埋めた内容を本当にビジネスとして利益が上がる様に持っていくまでには、壁はまだいくつかあると思います。個人やグループでアイデアを練る段階では使えそうだなと思いました。
来年度の修了研究では、ビジネスプランを作成しようと考えていますので、ビジネスモデルキャンバスを使って、わかりやすい(でも独創的な)ビジネスモデルを作りたいと思います。

以上

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