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全員のいる前で追及する必要がある?チームとの関係でうまくいかないことから学んだこと

今日は、先月にメンバーとの関りでうまくいかなかった時の話をします。部門全員が集まるMTGでの責任追及や、全員が見られるSlackチャンネルで厳しいメッセージを送るなど、リーダーがメンバーに対して厳しい態度を取ることがあります。しかしながら、このような態度は、本当に相手が行動を起こしたくなるのか、チームの士気にどのような影響を与え、弊害が生じるのかを考えておく必要があります。今日はこの観点でお伝えしていきます。

1.相手が行動したくなるのか?を考える

全員の前でメンバーを問い詰めることで、相手が行動を起こしたくなるかを考える必要があります。「なぜできてないか?」「なぜ、期限から遅れているか?」など、ずっと問い続けられると、相手に罪悪感や恐怖心を与えかねません。
その結果、反発したり、コミュニケーションを取ることに恐怖を感じたりします。
僕の場合は、個別チャットや個別のMTGで耳の痛い話を伝えるように変えました。1:1ですることで、より深い話から本音を引き出せました。

2.チームの士気に影響することを考える

全員の前でメンバーを問い詰めることで、チームの士気への影響を考える必要があります。メンバーはリーダーに恐怖心を抱き、ミスを回避するために自発的な行動が減少します。その結果、チーム内のコミュニケーションや挑戦が失われます。
特に、チーム内の空気感が仕事の成果に大きく影響します。お互いを信頼しているチームは成果を出しやすく、常に相手の機嫌を伺っているチームは停滞しやすく感じます。
実際にあったのは、必要最低限のコミュニケーションのみになり、MTGの参加率の低下やSlack内での会話の数も減少が起きました。1回の出来事が原因で、立て直しには数週間かかる大きな代償でした。

3.生じる弊害を考える

全員の前でメンバーを問い詰めることで生じる弊害は主に以下の内容が考えられます。
・反発や責任転嫁
・自主性が失われる
・コミュニケーションの減少

最悪の場合は、メンバーが居場所を失って組織を離れることも考えられます。
先ほども述べたように、コミュニケーションの減少は、回復するまで数週間を要するので大きな痛手だと感じています。

4.さいごに

リーダーがメンバーを全員から見えるところで、責任追及することで、相手に行動を促すか?チームの士気への影響や弊害を伝えてきました。
このような行動により、人が離れ、コミュニケーションが減少し、自主性がなくなったメンバーの集まったチームが出来上がります。その結果、チームが成果を上げられるのか、リーダーは慎重に考える必要があることを学びました。
実際に自分は、厳しいことを伝える時は、個別でコミュニケーションを取っています。それにより、相手からも本音が引き出せて、行動が改善されていくのを見てきました。
僕は今も日々コミュニケーションで失敗ばかりです!アドラーの言うように、「すべての悩みは対人関係の悩みである」の通りで、この課題に取り組んでいきます。

今日はこの辺で。ありがとうございます。
伝え方については、こちらの記事も参考になりますのでご覧ください。

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