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鈍色に輝く。

鈍色に輝く。

「傷」や「痛み」が好きだ。
鈍く響くようなものほど好きだ。

そんな傷や痛みを抱える人も好きだ。
自分なりに受け止めようとしている人が大好きだ。

そういう人は、心が鈍く光り輝いている。

きっとこれは覚悟や責任。

どんな形でも、不格好でも。
自分の人生を背負っていくという覚悟の表れだ。

ぎらぎらと、重く鈍く、そしてどこまでも澄んで輝いている。
この「重さ」こそ地に足をつけられる唯一の力だ。

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