卒論パワポ本番ver160128

イラスト描けない素人がデザイナーになるまで(パワポ大好き大学生編)

前回は、一般的なお話でしたので、今回は自分の体験談について書こうかと思います。自分がどんなきっかけでデザインを始めたのか、またどんな経緯を経て、今学校に行きながら、会社でデザインをやっているのか、などなどなど...。長くなりそうなんで、3回ぐらいに分けて書きます。今回は、大学生編です。

きっかけは絵、ではない

デザインの専門学校に入って思うんですが、デザイナーを目指す方の多くが、絵を描くのが好きなことをきっかけにデザインを始めているような気がします。(偏見でしたらすみません)

実は、私は絵を描くのは得意な方ではなく、あんまり好きでもありません。

自分で描いたイラストで覚えているのといったら、中学時代気になっていた女の子の誕生日に、鋼の錬金術師のホークアイ中尉を、3日ぐらいかけてノートの切れ端に描いて渡したことぐらいです。

クラスが違ったので、普段その子と話す機会も少なかったし、今考えると意味わかんないですね。なにより、なぜホークアイだったんでしょう…。蛇足ですが、その子は、多分私に好意などなかったにも関わらず、ロッカーに私の絵を貼っておいてくれる、とっても優しい子でした。その子がイケメン軍団の一人と付き合い始めたことが判明した時は、嫉妬が爆発しすぎてその子に八つ当たりしたのを今でも覚えてます。超絶やな奴ですね(笑)

パワポ大好き人間の大学生活

完全に脱線しましたが、そんな(どんなだ)私のデザインのきっかけとなったのは、パワーポイントでのスライド作りでした。スライド作りだったら、5~6時間ぐらいは休憩なしでも余裕で作り続けられるぐらいでした。

もっと言うと、プレゼンの構成とか演出を考えるのが好きだったんです。他人が当たり前に感じているテーマを批判的に扱ってみたり、つまらないと思われがちなものを視点を変えて面白くしようとしてみたりするのが楽しかったんですよね。

ぼっち飯についてWikipedia風にプレゼンしてみたり、「子どもらしさ」がどのように大人によって作られているかをCMで分析してみたり、テーマも毎回工夫しました。卒論では、プレゼンの構成による影響を比較してみたりしもました。(下記の1枚目がぼっち飯、2枚目が卒論の時のスライドです)

そんなこんなで大学時代ずっとスライドを作っていったら、作成したスライドが全部で100本ぐらいにはなっていたと思います。

社会人になってからもスライドを作ることは多いですが、だいたいが今まで使われてたのをちょっと追記修正するぐらいなので、一からあんなにこだわってスライドを作る機会は今後あまりないかもしれません。

会社では、毎日実力不足に泣きながらデザインをしていますが、今でもスライド作りの仕事が来た時だけは嬉々として取り組んでいますw

きっかけは、Life is Tech!

デザインに対する意識は、スライド作りの中で徐々に芽生えていきました。やっていると、図はどう配置するとおしゃれに見えるのかとか、フォントは何がいいのかとか、気になってくるんですよね。

そして契機となったのが、他の人に勧められて行った、Life is Tech!のデザイナー ざわっちさんのセミナーです。

ざわっちさん自身が非常にプレゼン上手ということもあったんですが、デザインの4原則など基礎的な部分に触れて、「デザインめちゃくちゃおもしろいやんけ!!!」となりました。自分が手探りでやってきたことが、体系化されていることを知った瞬間って、新しい世界が開かれた感じがするんですよ。何より、自分がこだわってやってきたことについて語れる人が横にいるというのが嬉しくて仕方ない。こんな経験をもっとしたいなぁと思いました。

これが、私がデザインに本格的に興味を持ち始めたきっかけです。

ざわっちさんとの出会いを機に、デザインもっとやりたいなー、デザイナーになってみたいなーとぼんやりと思いながら就活をし始めたんですが、この就活がしんどくて…。ということで、次回はゆるふわデザイナー就活編をお送りします。


正直こんな個人的な話を読んでくれてる人いるのかなと不安になりながら書いているので、ここまで読んでくださった皆様は神様です。本当に感謝感謝です。もう2回ほどお付き合い頂けると嬉しみです。感想などコメントを頂けると、もっと喜びます。必ず返信します。


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