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症例発表が苦手なあなたへ!ちょっとした3つのコツを紹介します。

症例発表って、どこをポイントに作ったらいいか分からない・・・・・。というあなたのために。


私なりの3つのポイントをまとめてみました。


これを参考に症例発表の準備をしていってみてはいかがでしょうか?


タイトルは重要!

これは非常に重要です。


だってタイトルを見て、どこに着目すればいいかが分かるから。


学生さんの症例発表を聞いていて多いのが

「左大腿骨頸部骨折を呈した80歳代の症例」

「視床出血を呈した症例~在宅復帰に着目して~」


こんな感じかな。


これではなかなか伝わりません。


ではどうすればいいか?


タイトルを具体的にすればいいのです。


先ほどのタイトルでいうと

「視床出血を呈した症例~在宅復帰に着目して~」とありますが、着目する部分(在宅復帰)があるのは非常に良いことです。


しかし具体性がありません。


・下衣の更衣動作に着目して
・料理動作に着目して
・歩行時の反張膝軽減に着目して
・料理のときに麻痺側を補助手として使用していくために


とかであれば具体性がでてきます。


タイトルを考える際に大切なことは

・自分が何を伝えたい?
・今回のポイントは?


といった点を意識しましょう。


伝えるポイントは2~3点まで

こんな人っていませんか?


5~7分の発表で自分の言いたいことを全部伝えようとする。


心当たりはありませんか?


結論からいうと、5~7分の発表で自分の言いたいことを全部伝えるのは無理です!


逆にそれをしようものなら、聞き手に内容が全く伝わりません。


結局何が言いたかったの??という発表になってしまいます。


せっかく一生懸命考えて準備したのに、それじゃもったいないですよね。


そうならないために、伝えるポイントは2~3点に絞ります。


それじゃ何か不安だ・・・。というあなた。


大丈夫です。


質問がきたときに残りの伝えたいことを答えればいいのです(質問の内容にもよりますが)。


6~7割の内容を発表し、残りの2~3割のために余力を残しておく。


そうすることで、「どんな質問がくるか分からないから不安だ」ということも和らいでくるのではないでしょうか。


発表する際は、ポイントを思い切って絞ってみましょう。


HopeとNeedはしっかりと

HopeとNeedを考えることは目標設定していく上では大事なことです。目標設定がしっかりすることで、タイトルにも反映しやすくなります。


よくあるHopeとNeedとして

Hope:歩けるようになりたい。

Need:1本杖で歩けるようになる。


見たことないですか?


Hopeを書く際は「言葉の裏」を考えましょう。


例えばこんな感じ↓

症例A2

症例A3

Hopeがある程度決まってくるとNeedも自ずと決まってきます。


先ほどの例でいうと

Hope:100m先のスーパーに歩いて行きたい

Need:杖で100m先のスーパーに行けるだけの耐久性をつける

↑こんな感じ


HopeとNeedがしっかりとすることで、伝えるポイントも絞れてくるでしょう。


そしてHopeとNeedを考えるためには問診をしなければなりません。


まとめ

自分の考える症例発表のポイントをまとめてみました。


・タイトルは何を伝えたいかが重要!
・伝えるポイントは2~3点
・HopeNeedは詳しく書く。


内容によってもその人がどこに重点を置いているか分かります。


身体機能面なのか、ADL面なのか、他職種との連携なのかと人それぞれ個性があって面白いです。


発表に正解も不正解もありません。


ただ、症例発表もプレゼンと同じです。内容含め聞き手にしっかりと伝わるようにしないといけません。


場数を踏みながら色々と経験していきましょう。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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