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抵抗!!_100日チャレンジ(92日目)

何度か記事の中に出てくるワード。
・銅は電気抵抗が小さいので、電気を通しやすい。
・電球に電気を流すと、電気抵抗によって温度が上がり・・・・
当たり前のように書いていますが、改めて説明しようと思います。

電気抵抗とは、電流の流れをさまたげる度合いを表します。
単位はオーム(Ω)で表します。

「オームの法則」については中学校で勉強しますが、
抵抗=電圧(V:ボルト)/電流(A:アンペア)

そもそも、電圧は電子を押し出す力。電流は電子が流れる量を表します。
電圧が高いと電流も多く流れることになります。

電化製品などで表示されている「消費電力(W:ワット)」は、その製品を使うためにどのくらいの電力が必要になるかを表していて、電圧×電流で求めることができます。

家庭で使用するほとんどの家電の消費電力は「100(V)×A」で計算することができます。

さて、電気抵抗に戻ります。
抵抗値は以下の要素で変化します。
①物質の種類:物質によって電流の流れやすさが異なります。金属は抵抗値
 が低く、ゴムは抵抗値が高い。
②物体の温度:温度が高いほど抵抗値が大きくなる
③物体の長さ、断面積:電気が通る道のりが長くなるほど、断面が大きくな   
 るほど抵抗値が大きくなる。

抵抗値が高いと電気が流れにくくなります。
そして、ほとんど通さないものは「絶縁体」となります。

反対に電気抵抗がゼロになる現象を「超電導」と言います。
特定の物質を超低温状態にすることで、電気抵抗がなくなります。
抵抗が無いので熱を発生することがないので、エネルギーロスがおこりません。
この現象を利用して、リニアモーターカーを動かしているのですが、超電導のしくみ、利用については長くなるのでまたの機会に。



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