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かき氷と雲_100日チャレンジ(37日目)

明日は夏日予想。早くもかき氷を食べたいと思っています。
イチゴ、練乳、宇治金時、どの味にするか迷いますよね。
それでは、かき氷を作る時を思い浮かべてください。
透明な氷を削ると、白い氷になりますよね。言われてみると不思議に思いませんか。

透明な氷は光が当たると、その光のほとんどは透明な氷を通り過ぎているので、透明に見えています。
その透明な氷を細かく削ると、氷の表面がざらざらになります。そこに光が当たると、色々な方向に反射すること(乱反射)で白く見えているのです。
光の見え方は以前、「光の三原色」として話をしましたが、赤・緑・青の光が同じ明るさで混ざると白色に見えます。乱反射は、さまざまな色の光を反射しているので白く見えているのです。

自宅の冷凍庫で氷を作ると一部白くなっている氷があります。この白い部分は、水に含まれている空気が凍る時にできる空気の泡(気泡)に、光が当たると乱反射して白く見えているのです。

雲が白く見えるのは、このかき氷と同じ原理です。
雲は水の粒や氷の粒が集まってできています。
この水の粒、氷の粒の集まりに太陽の光が差し込むと、それぞれの粒に光が乱反射して雲が白く見えているのです。

雲だけでなく、雪、塩、砂糖が白く見えるのも、同じ原理で説明できます。
ふわふわのかき氷を見た時には、雲を思い浮かべてみてください。

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