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渦の中_100日チャレンジ(63日目)

九州~四国、近畿、東海地方は梅雨入りしました。
そして、南の海上では台風2号が発生していて、進路によっては影響があります。

台風は、赤道付近の熱帯、亜熱帯の海で発生します。
海面水温が高い海上では、発生した上昇気流で水蒸気が上空にあがり、次々と積乱雲を作ります。積乱雲がだんだんとまとまって渦を形成すると、渦の中心付近の気圧が下がり、さらに発達して熱帯低気圧になります。
渦の外側の風速が1秒間に17メートル(17m/s)を超えたものを台風とよびます。

台風の渦は、北半球では「反時計回り」に風が吹いています。
そのため、台風の予報円の東側では強い風が吹きます。
また、海からの湿った空気を運ぶため、予報円の南東では激しい雨が降ります。

気象衛星から撮影された台風では、中心の目が丸く、はっきりした小さなものは、台風の勢力が強くなる可能性があります。
台風の目は雲のない部分のため、ちょうど目に入った地域は、穏やかな晴れになり、再び西側の渦によって雨風が強くなります。

気象での「台風の目」は、発達した台風の中心に生じる穏やかな区域。
転じて、勢いのある人や集団を指して使われることもあります。
「台風の目になる」ことは、いいのか、よくないのか。どちらの意味にしても、影響があることは間違いないようです。


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