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だるま落とし_100日チャレンジ(31日目)

科学は面白いと思うけれど、物理は苦手です。
入試に有利だからと物理、化学が必修でしたが、足を引っ張る物理は不利でしかありませんでした。

何が苦手だったのか記憶をたどると、「慣性の法則」でつまづいたのです。
電車の動き始めに、進行方向と逆向きに体が傾くことでよく知られている法則です。
体感したことはあるけれども、方程式に当てはめて「慣性力」「つりあい」を考え出すと、頭の中が????でいっぱいでした。

慣性の法則とは、外部から力が働かない限り、静止している物体は静止を続け、運動している物体は等速運動を続けるという法則。

理解するために調べていると、「だるま落とし」も慣性の法則の例とありました。積み上げた積み木の一つを横から強く小づちで打ち出して、一番上のだるまを落とさない遊びですね。

説明すると、打ち出す積み木にだけ力が加わり外に飛び出るが、だるまと他の積み木はその場で静止したままでいようとします。
飛び出た積み木より上にある積み木とだるまは、重力によって真下に落下します。
成功させるコツは、打ち出す積み木に対して、水平に素早く打つことです。
厳密に説明すると、摩擦が発生するのでだるまが少しずれるのですが、この摩擦を抑えるためにも素早く打ち出すことが成功のカギです。

最近は説明動画「慣性の法則:だるま落とし」も多くあるので、理解しやすくなっていますね。もう少し早くこの動画を知りたかった・・・

文章のだるま落としは、1つのエピソードや段落を丸ごと削除してしまうこと。良い文章にするためにも、思い切って素早く原稿から打ち出してしまうことが、大切なのですね。


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