「初めて」の中に見つけられるもの_100日チャレンジ(5日目)
天候に恵まれた土曜日。入社式に向かうであろうスーツ姿のグループが、言葉少なに電車を待っている。桜が咲く公園には、家族連れや海外からのツアー客が集まり、マスクを外して写真を撮っている。
いつも通り出勤しながら、このような春らしい光景を見るのも久しぶりだなと気付く。3年前は何もかもが初めての事ばかりだった。
未知のウイルス、緊急事態宣言、自宅待機、感染症対策、オンライン会議、人との接し方など。誰もが経験したことのない事態に直面し、戸惑うことも多かった。その反面、変わらざるを得なかったことで、新たにできるようになったこともたくさんある。
そう思うと、初めての出会いや体験、物事の中にこそ、これから向き合っていくことが隠れているのかもしれない。
私自身も今年は、今までやった事がない「ライティング」を学んでいる。この100日チャレンジも初めての経験だ。
書くことは大変だけど、書こうとすると、日常生活を新たな視点で見ることも増えてきた。何よりも変わったと思うのは、自分自身と向き合う時間が多くなった事だ。「原稿にはその人の生き方が出る」そう聞いてから、なるべく丁寧に暮らしていこうとさえ思っている。
子ども時代に「月がいつまでも私を追いかけてくる」と驚いたのと同じくらい、「ライティングって奥深い」と感じている。
月が追いかけてくる理由を知るまで時間がかかった。同じようにライティングについて自分事にできるようになるのは、少し先になりそうだ。
<今日のひとこと>
最も強い者、最も賢い者が生き残るのではない。 唯一生き残るのは、変化する者である。「種の起源」:チャールズ・ダーウィン
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