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相乗効果_100日チャレンジ(38日目)

先日、時間ができたので、久ぶりに昆布とかつお節で出汁を取ったお味噌汁を作りました。
だしの美味しさでもある「うま味」は5つの基本味(甘味、塩味、苦味、酸味、うま味)のひとつ。

昆布だしのうま味はグルタミン酸といいます。トマト、ブロッコリーにも含まれています。
かつおだしのうま味はイノシン酸。イノシン酸は煮干し、牛肉、豚肉に多く含まれています。
うま味にはもう一つ、グアニル酸があります。このうま味は干しシイタケに多く含まれています。

実は「うま味」という味は、日本人の池田菊苗博士によって発見されました。この発見は日本十大発明の一つになっています。
昆布だしを取る時には、水に昆布を一定時間浸したあと、火にかけて沸騰する前に昆布を取り出します。中々手間暇がかかりますよね。
今はだしの素、うま味調味料があるので、簡単に美味しく調理できます。
便利なうま味調味料は昆布だしから、うま味成分を抽出したのではありません。じつは、サトウキビからとれる糖蜜を発酵させて作っています。

さて、昆布だしだけでも十分美味しいのですが、昆布とかつおの合わせ出汁にしてみてください。グルタミン酸、イノシン酸の相乗効果で、よりうま味が強くなります。
干しシイタケの出汁に鶏肉では、グアニル酸とイノシン酸の組み合わせ。
和食では出汁と食材を上手く使うことによって、うま味の相乗効果が得られるレシピになっているのです。

近年では、理数教育STEMにArt:芸術を融合することで、各分野での相乗効果を狙った取り組みが注目されています。
相乗効果が何倍にもなるような、文章の組み合わせがあればいいのですが。


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