人の成長は「不快」が起点
みなさんこんにちは!
子どもの笑顔を増やしたい高校通級を担当している高校教員のmasaです!
仕事や日常での学びをより深めるためにnoteにアウトプットしています!
人間発達学においても成長の起点は苦痛だそうです。
例えば、赤ちゃんが学習していくのは「空腹」という不快を感じて泣きます。その結果、母親が授乳してくれたという体験から不快→快に変換するために必要な行動は『泣いて知らせる』ことだと学びが得られます。泣くことにより自己主張すれば周囲の養育が受けられることを体験から学ぶのである。
したがって、我々大人でも同様に不快な状況を克服しようとして努力したり思考したりするのである。
なので、豊かになっていく現代において不快な状況は軽減しているので、自身の成長においても子供たちの成長においても周囲が不快を取り除くような支援をしてしまうと本人の努力の余白がなくなってしまって主体的な学びにはつながりにくいと考える。
ある程度失敗が予想される状況であっても、許容範囲の失敗であれば周囲は先回りせずに見守り本人が不快から快に変換できる環境を設定してあげることが重要である。その結果、不快への体制ができるとともに不快から快に変換することによる学習活動が成立するのである。さらには、問題解決能力の向上にもつながるのです。
人の成長は「不快」が起点となることから支援者は先回りして不快や不快につながる不便さを取り除かずに本人が体験し、そこからどのように対処していくのか見守ってあげることが大切です。
周囲ができるのは見守ることと、本人のコンディション及び力的に自らの力だけではどうにもならない時に手を差し伸べてあげることです。
そして、結果が出た後には頑張りを共有し学習したことの強化を行います。
周囲はうまくいかないとわかっていて見守るのは辛いものですが、成長の原理原則を理解することで見守るための胆力につながるのではないでしょうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?