Masanobu Kikuchi

英国エジンバラ大学修士在学中 / 倫理的なデータの利用、AI開発と実践について記事を書…

Masanobu Kikuchi

英国エジンバラ大学修士在学中 / 倫理的なデータの利用、AI開発と実践について記事を書いていきます

マガジン

  • 考えていること

    自分自身が考えたこと、悩んだことの発信地、備忘録として

  • 社会問題に関して

    ニュースを見て、聞いて、感じたことを書く場として

  • 読書

    本を読んで学んだこと、考えたことを書いていきます。

最近の記事

AI倫理の5原則

ChatGPT等の生成AIがビジネスや日常生活で利用され、ますますAIは日常生活の中に一体化しつつある。同時に、その使用に伴うリスクも浮き彫りになっている。誤情報の拡散、バイアスの再生産と固定化、プライバシーや著作権侵害に関するリスクなどは、今現在私たちが取り組まなければならない課題である。これらの問題に対して、どのような指針で私たちは解決策を検討し、構築していくべきだろうか。その指針を示すのがAI倫理である。一方、近年は多くの研究機関や企業が独自にAI倫理を策定しており、A

    • 【イギリス留学】スコットランドで盲腸の手術&入院をした話

      はじめに大学院留学中、スコットランドで盲腸のため手術と入院を経験した。救急医療の利用方法、GP登録をしていない状況での入院と手術、医療費免除の申請、大学へのSpecial Circumstanceの申請等は他の人々にも参考になるかと思い、備忘録として残す。 急な腹痛とスコットランドでの入院2023年10月24日の夜、激しい腹痛があり、眠ることができなかった。普段は寝付きがいいので不安になり、午前3時頃に111に電話した。111は緊急時の医療アドバイスを提供する窓口。電話はす

      • エジンバラ大学へ進学する理由

        2023年9月からイギリスのエジンバラ大学院に進学することになりました。大学院ではDigital Sociologyを専攻し、AIのリスクやガバナンスについて学ぶ予定です。 このnoteでは社会人6年目でエジンバラ大学院に進学することにした理由や研究する分野の紹介をしています。 なぜ大学院進学か私はテクノロジーの社会実装に関心があり、現在はコンサルティングファームとNPOで兼業しています。 コンサルティングファームではData & Analyticsチームに所属し、企業に

        • お盆に考えていたこと

          たまにふと、自分の人生や生きることについて考えたくなる。 お盆もあり、終戦記念日もあり、本や映画を見た。Netflixの「全裸監督」、「不死身の特攻兵」というノンフィクションをベースにした映画と小説を読んだ。 「全裸監督」はAV業界に大きな影響を与えた村西とおる監督についての作品であり、「不死身の特攻兵」は9回出撃命令を受けながら9回とも生還したパイロット、佐々木友次さんについての小説だった。 この二つの作品には周りの環境がどうであれ、自分の人生を生きようとするまっすぐ

        AI倫理の5原則

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        記事

          社会人を目の前にして思うこと

           報告が遅れましたが、立命館大学国際関係学部を3月いっぱいで卒業しました。 大学生活では、いろんな人にお世話になり、多くのことを学ぶことができました。 今まで関わってくれた人、全ての経験がいまの僕を形成してくれていると思います。 特に、大学に進学するにあたっての経済的な支援や、留学を温かく見守ってくれた家族にも深く感謝をしています。  明日は入社式ということで、これから社会人になることへの覚悟も込めていまの気持ちを少し言葉にしたいと思います。 大学生活では、インターン、留学

          社会人を目の前にして思うこと

          科学技術の発展とか、人の幸せについて考えること

          最近、よく考えることがある。 それは人の幸せと社会問題などの繋がりについて。 僕は今まで貧困問題や格差社会に焦点を当てて勉強してきた。 なぜなら経済的な理由から、やりたいことに挑戦できない人がいるのは、僕にとってとても悲しく、もっと多くの人が可能性を広げて、自分自身の夢や目標に向かえると、より多くの人が幸せに暮らせるのじゃないかなと思っているからだ。 もし、絶対的な貧困をなくすことができれば、きっと人々は豊かな生活と共に幸せな生活が送れるようになると考えているし、相対

          科学技術の発展とか、人の幸せについて考えること

          「なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?」(松村嘉浩)

          読んだ本について、読んだ内容や考えをまとめるためにも、感想や思ったことを書いていきたいと思います。 今回は「なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?」を読んだ。 この本は、現在の日本、そして世界が直面している経済、政治問題について教授と学生の対話形式で述べている本である。内容はわかりやすくかみ砕かれていて、とても分かりやすかった。その中でも特に印象に残った4つを取り上げようと思う。 一つ目は、先進国経済はすでに成長の限界に達しており、先進国は定常型経済を目指す必

          「なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?」(松村嘉浩)

          ルワンダのジェノサイドについて

          4月7日は、1994年にルワンダで起こったジェノサイドについて国際的に考える日らしい。 そこに関して、なんとなく見ていたFacebookで、ルワンダのジェノサイド、ロメオ・ダレールについての記事を読んだので、忘れないように書き留めておこうと思う。 http://www.co-media.jp/article/13135 http://www.huffingtonpost.jp/kanta-hara/genocide-at-rwanda_b_9631238.html 19

          ルワンダのジェノサイドについて

          ブログを始めることにしました。

          ブログを始めてみることにしました。 理由は色々あります。 一つ目は、私が素敵だなと思う先輩がしているから。きっと彼らがするのだから、何かしらの意味があるのでしょう。笑 二つ目は、友人にシェアできる、私自身の備忘録として使いたいから。変化が多い日々の中で、考えたことや思ったことをまとめる場所が必要だなと思ったからです。 その時その時で、私が考えたことや思ったことは、私にとっては意味のあることだと思います。考えたことをまとめたノートは別にあるのですが、発信することによって

          ブログを始めることにしました。