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受注率90%!成功するプレゼンテーションの極意

明確にすべき3項目

ビジネスでプレゼンをする機会は何度となく訪れます。ただ、多くの方のプレゼンは「しゃべる」ことが目的になってしまっているようです。結果としてプレゼンの達成度が低くなっているのではないかと思っています。プレゼンは上手くしゃべれるかどうかは関係ありません。上手くしゃべれた=プレゼンの成功ではないということを先ず、ご理解頂ければと思います。。

それではプレゼンの本質は何かと言うと、「しゃべる」のではなく「伝える」ことです。別の言い方で申し上げるならば「相手に期待感を喚起できたかどうか」がプレゼンの本質です。このことを前提にした上で、最初に明確にしなければならないのはプレゼンの「目的」です。例えば、購入を促すことなのか、自分の能力を示すことなのか、自分の企画を通すことなのか。

二つ目はターゲットです。プレゼンは複数の人が出てくる場合もあります。そのような場面でも参加者全員に向けてではなく、あくまでもキーマンに向けてメッセージアウトすることが肝要です。もちろん、周囲への気配り、目配りは大切です。しかしポイントは誰の心を動かしたいのかです。

三つ目はゴールです。持ち時間を終えた時に、ターゲットとなる方にどういう印象を残したいのか。他社よりも優位性がある?この企画は上に通す価値がある?この営業となら今後も付き合いたい?等々。この目的、ターゲット、ゴールの3つを明確にして臨むことが、実はとても重要なことなのです。プレゼンの精度が上がるのはもちろんですが、これを準備して臨むことで、仮にプレゼンが上手くいかなかったとして、課題が浮き彫りになり、次回への改善点が明らかになるのです。

プレゼンテーションの5つの力点

本番に臨むにあたり、上記3点を明確にできたなら、次は力点です。

①本当に伝えたいことを1つに絞る

相手に分かって欲しい、伝えたいポイントは一つに絞ること。その他の情報は端折っても、ここだけはしっかりと伝えたいということを明確にして臨む。プレゼンされた内容をすべて覚えている人はいません。つまり、こちらが伝えたいことだけが相手の記憶として残ります。何を記憶してもらいたいのかをしっかり準備し、胸に秘めて本番に臨みましょう。

②礼節をわきまえる

プレゼンのお時間を頂いたことに、まずはお礼を言う事です。礼節をわきまえている人に嫌な感情を抱く人はいません。始めに「御礼」を述べることで、相手の心の扉が少し開くのです。逆に、礼儀を知らないと思われたら何を言っても聞いてくれません。心は閉ざされたままです。人は論理より感情が優先される生き物であると肝に銘じましょう。

③身なりを整える

身なりではなく、中身で勝負という方がいますが、残念ながらそれは未熟な考え方であり、心理学を理解していない方の言いぐさです。もしあなたが著名な学者であれば別ですが、大抵の人は身なりで判断されてしまいます。スーツやシャツ、靴時計、爪、髪の毛。これらのトータルの判断、つまり第一印象は身なりで判断されているのです。逆に、身なりがきちんとしていれば、第一印象でつまずくことはありません。これらに気を配り、身なりを整えて臨むことで、初対面にも関わらず敬意をもって接して頂くこともあるです。私はこの項目は本来は一番目に書くべき項目だと思っています。特に服装については、3Sを基準にすると良いと思います。
3Sとは、1,清潔感 2,サイズ感 3,シーズンです。

④質疑応答はYes,But法で

プレゼンが終わった後の質疑応答はプレゼン内容と同じくらいで重要だとご理解ください。時折、相手からの質問を真っ向から否定する人がいますが、これはアウト。どんな質問でも一旦受け止め、そのあとで、応答するという話法を心掛けてください。「はい、おっしゃる通りです。その上で、私としては。。。」とYes,andbutで答える応酬話法。相手の感情を害さずに、納得をしてもらうためにとても役立つ話法です。

⑤ドッグワードを無くす

口癖は中々治らないものです。えー、あのー、えーと、というようなワードをドッグワードと言います。この口癖が多いと、ダラダラと上長な印象を受与えてしまいます。これを直すには、まず、話し言葉で原稿を書いてみることです。その上で、ゆっくり読むところは赤字、間を空けるところはスペース等、印をつけて、抑揚感のあるリズミカルなプレゼンを練習することです。この訓練を繰り返すことで、分かりやすいプレゼン、伝わるプレゼンのコツが掴めるようになります。継続して練習すると、量が必ず質に転化する時がきます。努力に勝る天才なしです。

平常心で臨む

プレゼンテーションでは平常心で臨むことです。明確にすべき3項目と5つの力点を踏まえれば、自ずと本番は落ち着いてプレゼンテーションをすることができると思います。しかし、誰でも、プレゼンテーションは緊張するものです。逆に緊張感のないプレゼンは得てしてうまくいきません。緊張感の中でも平常心を保つという状態が正し心理状態であると理解しましょう。

ビジネスで成功したいならば、プレゼン能力は必須です。そして誰でも訓練次第で、プレゼンは上手くなります。量は質に転化する。上記ポイントをご参考の上、この言葉を是非、体験してみてください。

私もプレゼンが大の苦手でした。しかし今では営業歴30年、コンサルティングの受注率90%の実績です。以上が筆者のプレゼンテーションの極意になります。

最後までお読みくださりありがとうございます。あなたのスキルアップを心より応援しています。

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