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はじめての出版で分かった事

こんにちは。仁科です。この度、日本経済新聞出版より

「グチ活」会議-社員のホンネをお金に変える技術-を10月23日に初出版します。

本が売れない時代

企画構想3年、企画が承認されたのが今年2月。それから約9カ月かかってようやく発売に漕ぎつけました。ここまで来るのに右往左往しましたが、わかったことがいくつかありますのでお伝えしたいと思います。是非、最後までお読みください。

今や本が売れない時代。本を読む人が少なくなり、Amazonのマーケットプレイスやブックオフなどの2次流通網が確立し、余計に新刊が売れなくなっています。一日200~250冊の新刊が書店に届き、1か月後にはそのほとんどが消えていきます。

中でもビジネス書でベストセラーになる本はごく一握り。1万部を越えれば今ではベストセラーと言われる時代になりました。すでに著名な作家は新しく本が出されれば、バックナンバーも自然に売れていくという流れので、新たな出版も難しくないようですが、私のような無名の新人は、まずは発売して1週間、その後の2週間、最後の1か月で本屋さんに引き続き置いてもらえるか、撤去されるか決まります。

本を出しても何もこちらから仕掛けなければまず売れることはありません。印税額は8から10%が相場の中で、初版で刷られる数によりますが、そこから入る印税は50万前後がいいところ。

印税を狙って本を書く人はまずいません。やはり、それ以外、ブランディングやバックエンドの販売につなげるべく、みな本を出すのです。

私も発売を控え、出版業界の理解、仕組み、それぞれの立ち位置、力関係の情報を収集し、ようやく全容が理解できたという段階です。その上で発売前に仕掛けていることは以下。

・大型書店の買取条件にて1か月の2面平積み契約

・ネットニュース広告による拡散

・発売前からのツイッターによる告知

・有名書評家への献本

・友人知人への連絡とAmazonへの書評依頼

上記はまだまだ一部になります。しかし、自分の本が少なからず必要な人の手に渡り、気づきを得て頂くことを願う一心で、今できることを精一杯やっているという事です。

本を売るためのただ一つの事

それはひと月前、有名作家のブログが目に留まりました。

本を売るには著者がどれだけ多くの方に読んでもらいたいと願っているのか、その一点のみだと。つまり、著者が「本気」かどうかだと書いてありました。

このブログを読む前までは、出版前に何を準備したらよいのかさっぱり見当もつきませんでした。

発売まで1週間を目前の今の気持ちをお伝えします。

本気で取り組み、やれる仕掛けは準備した。あとは、その仕掛けが実行されるのを期待して待つのみ。1カ月たって、書店から引き上げられてるようだったら、それもそれ、学びです。今は楽しみでしかありません。

出版一週間前の無名の新人作家の準備と心境の吐露でした。

是非、ご期待頂き、ご興味があればご一読頂ければ幸いです。


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