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エッセイ「本「嫉妬する人、される人/谷沢永一著」(幻冬舎)を読んで」※全文掲載

 これは、脳出血後に家にいてラジオを聴いていた時に知った本です。ニューヨークに住む前です。

 ある日、社団法人真色の理事の一人、谷沢永一さんがラジオに出演されていて、大ファンでしたから聴いていました。番宣で、本の紹介をしていた。その本がこれでした。まあ、面白い。

 嫉妬は、物凄いエネルギーを用います。初めての嫉妬は、誰も制御出来ないものです。殺人になる理由がはっきりあります。 

 僕は、大学4年で、大きな嫉妬を短期期間に2度経験しました。初めての嫉妬は、女性に対してで、制御出来なかったんです。振られました。 次の大きな嫉妬は、社団法人真色傘下のモノクロ写真現状所「Produire de l'obscurité(邦訳:闇から生み出す)」(社団法人真色傘下の、岸の雄一、鈴木武彦のタケ、田嶋の徹也、高橋の博正、杉本の秀正、杉本の勇人、がやるフィルム現像所)の一人、高橋博正に対しての、写真の才能に対する嫉妬でした。これは制御出来ましたが、物凄い嫉妬心でした。 本さえ読んでいたら、また違ったでしょう。

 この本で好きなところをご紹介します。

・「いわく「女の世界、女同士の嫉妬なんてかわいらしいもので、男の世界の嫉妬に比べたらお話になりません」と。」(P15)

・「…、仲間というか連帯というか、そうした繋がりを自分から断ち切って出ていくことは、日本人に非常に悪い印象を与えます。むしろ、こうしたときは除名されるように持っていくべきなのです。」(P61)

いかがでしょうか?

参考図書:拙書「たいよう十七」

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