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【読書録97】「森信三 運命をひらく365の金言」7月編
昨年末より、「森信三 運命をひらく365の金言」(致知出版社)を毎朝読むことを日課にしている。
毎月、その中から特に気に入ったものを振り返っていこうと思い立ち、前回は、6月分を取り上げた。今回は、7月の中から特に自分の中で気に入ったものを取り上げることとしたい。
7月4日 やり遂げる
一人の人の人生が、真に充実した一生になるかならぬかは、その人が「今日」一日の仕事を、予定通りにやり遂げるか否かによって分かれるわけです。
「一日は一生の縮図なり」という。
これは、私自身、戒めにしたい。
一日一日を丁寧に充実して生きる以外に、人生を充実させる道はない。
7月10日 智慧の生まれる処
7月10日の金言は、たった2行である。
裏切られた恨みは、これを他人に語るな。
その悔しさを噛みしめてゆく処から、はじめて人生の智慧は生まれる。
短いながら、心に響く。
悔しさを噛みしめる。どうしても他人に愚痴を言いたくなる。そこをぐっとこらえるのだ。
厳しい教えである。
自分の人生において、起こったことは、何か意味がある。
致知に登場する人物がよく言うことである。
ぐっとこらえて、前を向く事で、智慧が生まれるのであろう。
心に刻みこみたい。
7月16日 生涯をつらぬくもの
人間の力には限界がある。本当に自分の為すべき事を定め、やり抜くことで思い残すない充実した人生が送れる。
そのためには、生涯を貫くものが何かを決める必要がある。
そんな意味であると受け取った。
私にとっての生涯を貫くものはなんであろうか?
家族和楽で楽しく過ごせることが一番だ。
家族をベースとしつつ、仕事でも色々とチャレンジしたい気持ちもある。
今までできていなかったことを実現していくこと。それが自分にとって一番である。
7月20日 読書心得
7月中旬は、読書のことについての記載が続く。
7月20日の読書心得では、こう言う。
四十五十に至りては、
書を読まぬ人間は
何としても油が切れて運転は止まるものなり
歳月を重ねると特に自分の経験だけでは、限界がある。
書を読み、自分の経験から得られることにプラスアルファを積み重ねないといけない。
7月21日 腐敗せぬ書物を選ぶ
では、どんな書物を選ぶべきか?
我々の人生は、一種の旅のようなものですから、途中の食料品なども用意させねばなりません。そしてその食料品とは、結局は書物でしょう。
この場合食料品としての書物は、将来何十年経っても腐敗しない、と云うようなものでなくてはなりません。
自分の精神をつくるもの。それこそ、腐敗せぬ書物であろう。
森先生の本はまさにそういう本であろう。他にも、そういう本を意識して読んで行きたい。
7月27日 安心立命
学問の中心眼目は、安心立命にあり。
という。
安心立命、はじめて聞く言葉だ。
こう解説する。
安心立命とは、純逆によりて心を二にせず、順境なればとて調子に乗らず、逆境なればとて落胆せざるの謂いなり。
物事に動じない精神をつくることこそ、学ぶことの目的ということであろうか。
順境のときに調子にのらず、逆境のときに落胆しない。
そういう精神をつくりたいものである。
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