安倍さんと選挙について
こんにちは。お金持ち父さんプロデューサーの森 雅士です。いつも記事を読んで頂きありがとうございます。
①安倍さんについて
まずは安倍元総理のご冥福をお祈りします。
あまりに衝撃的なニュースでした。私は、自民党支持者でも、安倍さん支持者でも無いです。しかし、それでもショックは大きかったです。ご家族や支援者の方々のショックは計り知れないでしょう。
今回の事件について、ひろゆきさんも言っていましたが、こういった事件を起こす人が出てこないような社会を作ることが大事だと思います。
誰かを責めても、何も生まれないと思います。容疑者であっても、個人を責めるべきではないと考えます。自分が家族であれば強く憎んだだろうとと思います。しかし、社会全体で責めるのは違っているように思います。ましてや、警察、SPの責任を過剰に追求するのは間違いだと思います。誰かが何かしらの責任を取らなければならないでしょう。ですが、どうか個人を責めることは辞めて欲しいと願います。さらには、懸命に救命に当たった方々、病院へもクレームの電話が入っていると聞きます。信じがたいです。誰かを責めても失われた命は帰ってこないです。
憎しみは憎しみの連鎖しか生み出しません。安倍さんが銃撃されてから、社会から不安や憎しみなどのマイナスのエネルギーが一気に出てきてしまったように感じます。気持ちはわからなくもないですが、誰かに向かった負のエネルギーは、その先でまた誰かに向けられてしまいます。それがまさに負の連鎖です。
今は、静かにご冥福を祈ることが大事だと思います。メンタル的にしんどいと感じる方だけでなく、怒りを感じてしまう方も、テレビやネットのニュースから離れたほうがいいでしょう。
安倍さんの政治の責任だという声も聞きました。それは違うと思います。政治家は命を奪われるほどの責任を負わなければならないのでしょうか。選挙で選ばれて、国会議員になり、自民党総裁になり、総理大臣になったわけです。クーデターを起こしたわけでも、独裁者でもないのです。民主主義の制度の中で選んだのは我々国民です。そういったことを考えれば我々国民が殺したという論理にもなりかねません。
そもそも政治家は命がけです。総理大臣ともなれば、プライベートは皆無、発言、一挙手一投足が注目され、そのストレスは図り知れません。日本の憲政史上最も長く総理大臣を務めた人に、その生命と引き換えの責任を求めるのはお門違いです。亡くなった人を糾弾するのは間違っています。反論できない人を責めるのはただの悪口です。いじめです。
今回の事件について、私の今のところの所感としては社会的にはじき出された人が、起こしてしまった犯罪です。殺人は許されませんが、容疑者のその生い立ちについては、同情の余地があると思いました。このような人が今回のような凶行に至らないようにする為に、社会として何が出来るのか、前向きに議論が進むことを期待したいです。その気になれば、人を殺傷する武器が簡単に作れてしまう時代です。そうでなくても、車で自爆テロだって出来るでしょう。便利な道具で溢れていますが、問題はその道具の使い手です。犯罪者を生み出さない社会を作っていくことが大事だと思います。
②参議院選挙について
以下、私の独断と偏見による所感です。数字は議席の増減数です。
自民党。+8。圧勝。自民党への同情票もあったようですが、信頼に足る野党が居ないということの裏返しでもあると思います。シルバー民主主義と言われつつ、若い層からも支持されているので、よくわからないですね。
公明党。▲1。苦戦。組織票もその構成する方の高齢化に伴って、年々厳しくなっているように感じます。憲法改正や防衛費では一部野党よりも自民党と考え方が異なっている気がしますが、どうなるんでしょう。
立憲民主党。▲6。苦しかったです。泉さんも党としても存在感が薄くなってしまって、その他の野党との違いもよくわからなくっている印象です。発信力がなさすぎる印象。
維新。+6。増やしましたね。野党のようで、自民党に近いところもあったりで、立憲民主党からも流れたような印象です。松井さんが辞めた後どうなるんでしょうね。不祥事も多かった割に票を集めたなあと感じました。
共産。▲2。苦戦。一定の支持者はいるのだろうけれど、個人的には、やっぱり自衛隊が違憲だけど、認めるという論理が腑に落ちない。世界情勢が不利に働いた印象。
国民民主党。▲2。苦戦。玉木さんはかなり政策通ですし、真面目な政党って感じですが、地味なのは否めないですね。他の尖った野党とかに埋もれた格好です。「民主党」と書くと、立憲と国民に按分されるということで、共倒れの印象。
れいわ新選組。+3。躍進。山本太郎さんの、衆議院を辞職して鞍替えという、裏技を使い、一部からは批判も浴びましたが、それでも支持を集めましたね。戦略家だなと感じます。代表の発信力の強さでしょう。
NHK党。+1。時代の流れを感じる。立花さんの戦略はすごいなと思う。自らは出馬せず、政治家では出来ない寄付行為をやりながら、党の勢力を拡大を図るという。いずれにしてもガーシーが国会議員になってしまった。どうなるのだろうか。
社民党。±0。なんとか維持。2%の得票も獲得し、なんとか政党要件を満たす。ロシアウクライナ情勢で改憲派が強かった印象ありますが、護憲派も一定数いるということが証明されましたね。福島さん以外の存在感が無いので、いずれにしてもジリ貧な印象。
参政党。+1。全く大手メディアへの露出がなかったにも関わらず、若者に指示されて、なんと政党要件も満たすという。主張はかなり過激ですが、充分な準備期間を経て、戦略を練っての今回の結果でしょう。
自民党の圧勝のかげで、れいわ新選組やNHK党、参政党などの新しい政党が議席を獲得あるいは、伸ばしている点は見逃せないです。新しい政党は、SNSを巧みに使ったり、公職選挙法を熟知して、戦略的に選挙を戦っていて、ビジネス的にも参考になるなと思いました。
そして、相変わらず、何をやりたいのかよくわからないパンダ議員もいたりして、政治家も人材難だなと感じます。
当面の政治は良くも悪くも安定するので、政権には長期的なビジョンを持って、ぜひ日本経済復活をお願いしたいです。
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