鎧の脱ぎ方
最近、初めましての方々と話をすることが多い。
それは主に趣味の世界で出会う人達が多く、
自分自身の中に、「仕事以外の熱中出来るもの」を持っている人達だ。
そんな人達と話をしていてよく思うことは、
普段の仕事では、どれだけ自分を偽っているのだろうということ。
有能で、決断力があり、頼りになる。
そんな人に思われたいがために、自分自身に優秀なサラリーマン
を憑依させているんだなと考えさせられる。
(実際には、有能風を装っているだけだが、、、)
だから、「いつも通り」で会社員を出来る人が羨ましい。
いつもの喋り方で、いつものニュートラルな自分でいれるなんて、
どれだけ自分に自信があるんだろうと思う。
そんな人達は、きっと何者かに憑依する必要なんてないんだろう。
ありのままの自分でいいと信じているから、
そのままの自分で魅力的な人間だとなんだと思っているから、
分厚い鎧を着ることなく生きていけてるんだろうと思う。
今の自分にはそんな自信も、気力も、魅力もない。
だけど、他人から見たら、
その人が羨むような能力を持っているんだろうと思う。
自分が出来ていることは自分には見えないのだから。
死ぬまでには、そこまで自分を客観視出来るようになりたい。
鎧を着ないままの自分を認めてあげたい。
それが今の自分の目標。