詐欺師物語5

今日もご覧頂き、
ありがとうございます。

還暦半ばのばぁばです。

詐欺師に騙され、全財産を失いました。

やっと自己破産手続きも終わり、
生活保護も卒業予定。

必死で、働いています。

うつにも、なりました。

辛い時に追い打ちをかけるように
母や姉からも切り捨てられました。

詐欺師のマインドコントロールに
はまっていた母と姉です。

前回からの続き。

半年程は、毎月○十万円の
振込は続いていました。

このまま平和に過ごせると
思いきや。
ある日突然、詐欺師から
電話がありました。

「亡き父上の会社に入る事になりました。
ついては、あなたに社長をして頂きたい。
名前だけでいいので。」

私は、姉の長男か姉がすれば
いいのでは?
と言いましたが。
詐欺師は、長男は若すぎる。
姉は体調が良くない。
母は高齢。
自由になるのは、私だけ。
と言うのです。

そんな大役は、私には務まりません。
一旦、断りました。
が、ならば私(詐欺師)がしますよ。
いいんですか?
と、たたみかけて来ます。

会社が、他人の物になってしまう。
そんな事を思ってしまいました。

母や姉は、何と言っているのですか?

二人共に、了解済だとの事。

私には、母と姉からは
何の連絡もありませんでした。

2日後に臨時株主総会を
するので、決断して下さい。

返事を急かして来ます。

この詐欺師からの連絡までに
何度も母と姉と長男、
そして詐欺師での話合いが
されていました。

当時、母のお気に入りの社員が
社長をしていましたが、
業績は芳しくありません。
その社長を任せていた方も
話合いに同席していたようです。
高待遇での辞任を
受け入れたのです。

私は、一度も呼ばれては
いませんでした。

本当に名前だけでいいのか
と詐欺師に確認をしました。

登記上だけだと言われました。

ならば、お引受けします。
と答えてしまったバカな私でした。

会社は、明日にでも潰れます。
今、財務の立て直しをすれば
大丈夫です。
詐欺師は、断言しました。

急な展開にただただ、
驚くばかりの私でした。

姉が会社の決算書等を
詐欺師に見せていたのです。
決して赤字では、ありませんでした。
ただ、売上は右肩下がりでは
ありましたが。

そんなすぐ潰れるような
会社ではありません。

40年の歴史ある、業界では
トップクラスの会社です。

父が死ぬまで、守り抜いた
会社でした。

潰れるようなら、M&Aと言う手もあります。

会社再生法と言う手もあります。

世間知らずの姉は、
詐欺師に言われるがまま
会社を預けてしまいました。

姉の長男が半分以上の株を
保有していた為、
誰も姉には逆らえなかったのです。

根性のない社員ばかりだ事。
と言う私も、姉には逆らえなかったのですが。

そして2日後、臨時株主総会が
開かれました。

でも、創業当時からいた常務が異議を申し立て、
その日は決裂。

そして、また臨時株主総会の
やり直しとなりました。

社長をしていた人物が、
常務を説得したらしく
二人とも辞任となりました。

持っていた株は、会社に返還。
退職金に上乗せとの条件で
納得した模様。

専務は、いつでもYESマン。
流れのままにの人物。
専務は、会社に残りました。

ここから、詐欺師の
やりたい放題が始まります。

私の人生も大きく変わって
行きました。

のんびり老後を過ごすはずだった。
詐欺師から、お金が返って来る事を
まだ信じていた私でした。

次回へ。

今日もお読み下さり、
ありがとうございました。

多くの方に事実を知って頂きたく
残しております。

皆様、詐欺師はどこにでもいます。

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