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そのとき主審は何を見てそう判断したのか? #18

皆さんこんにちは。家本です。

今回は先日行われたJ2リーグ 第1節の中から、「これってどうなの?」「なんで主審はそう判断したの?」とSNSで超話題になった "あのシーン" を含めた2つのシーンについて解説しようと思います。

【ケース1】 徳島 v 大分戦 63分48秒のシーンについて

2月19日に行われたJ2リーグ 徳島 v 大分戦の63分48秒に起きたシーンです。左サイドから切り込んだ弓場選手(大分)のシュートが、徳島のペナルティエリア内にいた櫻井選手(徳島)の左腕にヒットしました。主審はハンドの反則があったとして、大分にPKを与えました。この判定に対して徳島の選手たちが猛抗議。主審がその対応におわれた約2分弱後、主審は副審1と協議し最初の判断を変更、ハンドの反則ではなかったとして大分キャプテンの梅崎選手に事情を説明し、ドロップボールで試合を再開しました。この一連のシーンに対して多くの方が「なんでPKなんだよ!」「なんで最初の判定をくつがえすんだよ!」「抗議したら判定変わるのかよ!」と反応されたのではないでしょうか。まずはこのシーンについて解説します。

論点は何か?

1.ハンドの反則(PK)は妥当なのか
2.副審1の位置から正しく判断できるのか
3.なぜ徳島ゴールキーパーにボールがドロップされたのか
4.最初の判定を変更することは妥当なのか
5.徳島の執拗な抗議は許されるのか
6.主審は抗議によって判定を変えたのか

判定の難易度はどれくらいか?

難易度 ☆☆(5段階評価)

判定をくつがえす難易度はどれくらいか?

難易度 ☆☆☆☆☆(5段階評価)

なぜ主審は「PK」と判断したのか?

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