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ファネルってなんやの?<66/1000>

【ラジオ体操371日目】
『ニコチンレス生活92日目』

こんにちは。
情報は隠すことなく積極的に開示していくと決めて、発信しているせいなのか、無料だと思ってアポイントをたくさん入れようとしてくる人への対処に困っているコマリストです。


今日は『無料提供のメリットとデメリット』というテーマで書いていきたいと思います。


規模の大小を問わず、多くの企業の悩みは『集客』だと言われています。


実際、集客に困っているという声を耳にする機会はとても多いので、これが正しいかどうかは、置いておくとして、集客の悩みにちゃんと対処している企業はあまり多くないと思います。
#特に中小企業です


特に、人と積極的に会えなくなっている現状では、これまでの付き合いや、これまで積み上げてきた信用貯金を取り崩しながら何とか凌いでいるという声が多い。


少しマーケティングについて学ぶと『ファネル』という概念が重要だということを教えられたりしますが、これをちゃんと考えて構築している人にはほとんど出会ったことがありません。


今日は集客の悩みを解消するために、一番初めに取り組みやすい「無料提供」がもたらす罠と新たに生まれる悩みについてのお話です。


マーケティングとか難しい話は好きじゃない!という方にこそ読んでもらえたらと思います。

ファネルって何?

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さて、マーケティングという横文字を出した瞬間に、何となく嫌だなと感じてしまうことってありますよね。


実際、マーケティングの父と言われるP.コトラー関連の書籍なんかは、読みにくいし、分厚すぎて読む気にすらならないことが多いです。


なので、読まなくていいですw


マーケティングは、超分かりやすく言えば「商品の前にお客さんを連れてくる活動」全般を指す言葉です。


色んな「○○マーケティング」という新しい言葉がありますが、全てがこの言葉に集約されるので、概念とか定義とか細かいことを知る必要はないんです。
#専門的に学んだ
#同業者に怒られるかも


で、先ほど出てきた「ファネル」という言葉。
正直、これだけ覚えておけばOKで、その他は全て枝葉です。


ちなみにファネルというのは直訳すると「漏斗」という言葉で、中学生時代に試験管に粉や液体を入れる時に使用した逆三角形のアレのことです。


上から下に順番に流れて、最終的に欲しいものが下の管から試験管に流れ落ちる。


この状態をしっかり設計しようね!というのがファネルの構築というやつです。

事例から理解するファネル

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具体的な事例を出した方が分かりやすいと思うので、今めちゃめちゃ使われている具体的な事例を紹介しておきますね。


①SNS等に、『講座やセミナー、動画の案内』を流し、専用のページ(LP:ランディングページ)に誘導します。

②専用ページで具体的な内容を紹介しつつ、期限の提示や限定感を出して無料~数千円程度の価格で申し込みをしてもらいます。

③申し込んだ講座やセミナー当日に、具体的な内容と成果を少しだけ見せるようなものを実施します。

④セミナー参加者限定の個別相談(無料~数千円)の案内をします。

⑤個別相談の際、本当に売りたい商品(高額)の案内をします。

こんな感じの流れになっているものを、皆さんもどこかしらで見かけたことがあると思います。


もちろん、中身は企業によって微妙に違っていたりするので、全くそのままというわけではありません。


下に向かうにつれて、人数が減少していき、最終的に一番売りたかった高額商品を販売するまでの一連の流れ。


これこそが『ファネル』です。


これが出来上がってしまえば、後はどの部分の成約率が悪いのかなどのデータ取りをして、改善して・・みたいな感じで最終商品の販売数を伸ばす。


これ、『集客』という広すぎる概念を因数分解して段階的にしているだけなんですが、集客に悩んでいる!というざっくりした悩みに比べると打ち手を考えやすいですよね。

新たに生まれる勘違いと悩み

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お待たせしました。ここからが本題ですw


何となく『ファネル』について理解して頂いたところで、新たに生まれる勘違いと悩みについて解説していきます。


このファネルの構築をしていると、特に入り口部分は「無料での情報提供」が選択されやすい傾向があります。


これが悪いわけではないし、情報は伝えることで価値が生まれるので、全く問題ではないんです。


ただ、集客に悩んでいるという方が、少しマーケティングを学んで、無料の情報提供による人集めをしてしまうことで新たな問題を生んでしまうんです。


それは、情報を受け取っている人が「この人はタダで教えてくれる人」という勘違いをしてしまうというもの。


先にファネルをしっかり作りこんで、入り口から入った人にどのタイミングでどんなアプローチをして、どこまでの情報を提供して・・・
#顧客の育成計画


こういった細かい設計が出来ていないまま、とりあえず知ってもらおうとして情報の発信からスタートする。


で、次の段階に進めるタイミングを見失って、無料の情報を出し続けているうちに、問い合わせが入って相談者が来る。


相談者が来ることは嬉しいことだと思うし、情報発信が間違ってなかった!と思いがちですが、ぬか喜びである可能性もあるんです。


というのも、この相談者が「この人は無料の人」という勘違いをしたまま問い合わせをしてきていたとしたら・・・


当然、相談に対して時間を作ったとしても売り上げは上がりません。もっと言えば、こういった方は「いいこと聞きました!自分でやってみます!!」と帰ってしまうことがほとんど。


で、ここで気づいて修正できればいいんですが、問い合わせが来たことに満足しているので、「今回は人が悪かっただけ」と思い込んで、改善されないことがあるから怖いんです。


このままでも、いつかは食えるようになるかもしれません。けれど、こうやって集めたお客さん候補は、客単価が低いことが多いので、めちゃめちゃ忙しいけど儲けがない状態が出来上がってしまいます。


あ、これ、私自身のことでもあるんです!
自分で実証したから間違いなく事実です(笑)


こんな風にはなりたくないと思う方は、ちゃんとファネル全体を意識して作りこんでおきましょう。

じゃ、またね!

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