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論より証拠

【ラジオ体操71日目】

こんばんは。
お前は口から生まれたんじゃないかと言われるほど、ペラペラとよく喋るマシンガントークの代名詞コマリストです。


今日は『サポートを得る』というテーマで書いていきたいと思います。


ものすごく暑苦しい人が、大声を張り上げて正しいことを発信しているのを聞いてシラケたことがある人っていますか?


私はまさにこのタイプの人間で、人が熱くなっていればいるほど、冷めてしまうという酷い人間です。



そんな私が、現在進行形で取り組んでいるプロジェクトにおいて、自分自身が熱くなって構築したものに対してどうやったらサポートを得られるのかを試行錯誤した経緯を記録したいと思います。


膨大な資料(計100種類ほど)を作成したものの、細部を理解してもらうのがどれほど難しいことなのかを実感し、その上でサポートを受けるために必要だったことは何だったのか?


気になる!
という優しい方は続きを楽しんで下さい。

当事者意識の無い相手

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さて、昨年末から年明けまでの4日間で、延べ80種類(枚数ではなく種類)を作成し、会議の場で説明を実施したこのプロジェクト。


私が所属する団体では、ひとつのプロジェクトの承認を得るために、20名強の理事メンバーに対して最低でも3度にわたるプレゼンが必要となります。


年明けに作成してから、何度も何度も資料をブラッシュアップしながら2月の中旬にようやく「承認」を得ることが出来ました。


とはいえ、これはあくまでも”内部”の承認であって、ここから中学校や役所等、様々な外部協力者と擦り合わせをしながらゴリゴリ進めていったわけです。
#ここから追加で20種ほど


そして、迎えた3月の「事前授業」。
これはプロジェクト本番にあたる5月に先がけて、前段階として参加者である中学生にインプット学習を提供するための時間でした。


結果的には、生徒も含めて関係者から大変な好評を頂き、この地域の新聞でも紹介されるなど、それなりに成功したと言えるものとなりました。


で、この事前授業までの期間について、関係者人口は生徒を含めると500名近い状況でありながら、企画・運営は私を含めて実質2名で対応しました。


ちなみに、これはボランティアです。


つまり、本業をやりながらこの企画を動かしていたわけですが、母体である団体からは人手を借りられなかったんです。


その理由はたったひとつ。
当事者意識を持ってもらえなかったこと。


どれだけ資料を作っても、どれだけ丁寧に説明しても、当事者意識が無い相手は理解しようともしてくれないし、もちろん協力してくれることもありません。

突然の追い風

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さて、事前授業が盛況のうちに終了し、企画は次の段階に入ります。


350名近くの生徒がリアルで受講した事前授業は、その当日に撮影スタッフを入れて、全てを収録していました。


当日撮影した素材を加工して、地域内の1万名以上の中学生がオンラインで学べる「事前学習動画」と「専用ホームページ」を作成しました。


この動画教材を使用して、約30校の中学校で授業を実施して頂き、5月に控えている”本番”に向けてインプット学習をしてもらいます。


でね、この動画教材のクオリティが、我ながら素晴らしいものになったんです。
#誰も褒めてくれないから
#自画自賛してみる


と言っても、撮影も編集もプロにお願いしているので、私は構成とテロップの提案をしただけ。つまり、すごいのは私ではありません笑


そして、この完成した動画を団体の方に共有したあたりから風向きが変わります。


11,000部を超える生徒への配布用チラシの振り分け作業には5名が参加し、団体のトップからは直接お礼と激励の連絡が入りました。


2名で構築してきたことを考えると倍以上です。これは凄いことですよね。
#誰かすごいって言って


さらに、全55名の団体メンバーの何人かから、事業構築の参考にさせて欲しいと声がかかり、5月当日の参加予定者は9割を超えました。


さて、何が彼らを変えたのか?


色々と考えてみた結果、納得の答えが見つかったのです。


それは、「動画教材」と「専用ホームページ」という目に見える成果物を見たことで、企画の全容を理解したと同時に、当事者意識が生まれたから。


この当事者意識を分かりやすく言うと、当事者として関わった方が自分にとってメリットが大きいと感じたということ。


なんだかズルくない?
と思う方もいるかもしれませんが、5月までまだまだやることが盛り沢山なので、私としては願ってもないこと。


喜んで、協力者になってもらいました。

まとめ

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今日は『サポートを得る』というテーマで、現在進行形で取り組んでいるプロジェクトに、団体メンバーを巻き込んでいくことになるまでの話について書いてきました。


頭の中にあるものを、資料や口頭でどれだけ丁寧に説明したところで、全貌というものはなかなか他人には伝わりません。


それなりの成果物を提示しつつ、相手側にちゃんとメリットがあると気づいてもらう。


これができた時に、初めて人は自分事として物事を捉えて、行動を起こすかどうかを選択することになる。


ここで重要なのは”それなりの”成果物であることです。圧倒的とまではいかなくとも、「これすげぇ!」と思えるレベルのクオリティが無ければ人の心は動きません。


心が動いて、興味を持って、詳細を知って、自分のメリットを模索する。


目に見えるそれなりの成果物を用意して、他人を巻き込んでいくという今回のケースは、仕事でもプライベートでも応用が出来ると思います。


バカじゃないのか?というレベルの苦労はありますが、その先に”共感して集結してくれる仲間”が待っているとしたら、試してみる価値はあると思いませんか?

じゃ、またね!

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