お仕事の話

4大メディアといえば?
ググると、出てくるのは「新聞」「雑誌」「テレビ」「ラジオ」の4つ。

これって、ホント?

私が小学生だった頃から、変わらないこの内訳。
当時は携帯電話が普及し始めた頃で、好きな女の子に電話するのも、自宅の電話を使って緊張しながらだった。

で、今はどうなったか?
多くの小学生がスマートフォンを持ち、世界中のあらゆる情報(日本国内では色んなフィルタがかかって、制限はありますが)と繋がることが出来る。

テレビ離れはどんどん進み、ラジオって何?という世代。新聞に至っては、掃除道具or汚れないように敷くものと本気で思っている子もいる。(地方でこそそれなりの影響力をもっていますが)

けれど、4大メディアと言われるものは変わってない。

そんなわけ、、、ないよね?


とある教育担当者と、未来の地域を担う中学生に今必要なキャリア教育について議論している中での一幕。

「子供達があまり触れることが出来ない、新しい職業に取り組んでいらっしゃる方との架け橋となることで、新しい価値観を学んでほしい」

と発言したところ、返ってきたのは『そうですよね。子供達のなりたい職業の1位がYouTuberなんて言葉を未だに聞きますし。もっといい職業を知って欲しい』

(え?もっといい職業ってなんだろ?)

そもそも、会話のキャッチボールが成立してないということは、一旦置いておく。

「そもそも、YouTuberという職業に対して、私は否定的な考えを持っていません。というのも、20代前半以下の世代は、テレビから離れてYouTubeから様々な情報を得ています。つまり、(YouTubeは)昔で言うところのマスメディアに成り上がっているので、ニュースキャスターになりたいとか、新聞記者になりたいとか芸能人になりたいとか、そういうありふれた職業のひとつでしか無いと思いませんか?」

『・・・』

「職業の善し悪しをバイアスのかかった我々が判断すること自体が間違っていて、前提として大人側のアップデートも必要ですよね。」

『・・・そ、そうですよね!(ニコッ)』

あ〜。やってしまった。

あえて否定的な発言をすることで、反論を促そうと試みた私が間違っていました。

固定観念にガチガチに縛られ、YouTuberなんてダメな職業だと決めつけている思考停止状態の担当者さんには、刺激が強すぎたようです。

パンドラの箱開けちゃった感。。

まぁ、いっか♪
職業に善し悪しなんて存在しないし、ましてやそれを大人が決めつけて、子供たちに価値観を押し付けることはどう考えてもおかしいと思う。

大人が思っている以上に子供たちは素直で、世界をまっすぐ見ている。その純粋な目から見て、既存の職業に魅力を感じられないのはどう考えても大人たちの責任。

既存の職業の楽しさや魅力を伝えられない自分を棚に上げて、新しい職業(YouTuberは既に新しくないけど)を否定的な目で見ることは責任放棄でしか無いと思う。

そして、数時間後にラジオ局のプロデューサーと打ち合わせ。

プロデューサーさんいわく、『ラジオなんて聞いたことないというのが今の子供達で、それもこれもラジオを通じて情報を伝えている我々の責任』

キュンとしました。もうね、赤い実はじけた感じですw

ラジオの未来は明るいなと、素直に感動しました。

「これからは、可処分時間の奪い合いによるテレビやYouTubeの衰退現象が起きて、ラジオがネクストメディアに返り咲く可能性すらありますよ」

8割は某サロンを運営しているNさんの受け売りですが、プロデューサーさんが本気で明るい未来を考えるきっかけとなる言葉をプレゼント。

県の教育機関の中枢を担う方、県会議員の先生、ラジオ局のプロデューサーと全く視点の異なる3人との打ち合わせが続いた一日で、面白くもあり、本当に学びの多い幸せな日でした。

というわけで、本日のまとめ。
社会の変化に対応していない4大メディアを疑ってみる。仕事の善し悪しを決めつけない。ネクストメディアの可能性。

一日を振り返ってみましたが、、、完全にアウトな発言をしてしまったという自分自身の反省の備忘録になりそうです(笑)

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