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いつか黒歴史になりそうな創作物たち

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小説や、音楽、歌詞などをまとめて置いております。 是非読んで頂くのは嬉しいですが いつか黒歴史になる予定の子供たちです。
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#小説

お題【トラネキサム酸笑顔】#毎週ショートショート

お題【トラネキサム酸笑顔】#毎週ショートショート

同窓会の夜

「フェロモネア菌!!」

「納豆キナーゼ!!」

「トランジスタラジオ??」

「違う」

意味不明な言葉を投げかけられている

中学時代のあだ名当てゲームに
なってしまっていた。

経緯は
「変なあだ名付いてたよな」
「あー!確かに!一時期めっちゃ言われてたよな」
「なんだっけ?トランスフォーム?」
「いや違うよ」
「皆で当てよー!!」
変なノリになってしまい
絶賛大注目の人物にな

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「恋みくじ」ロミジュリ第6章~

「恋みくじ」ロミジュリ第6章~

第6章:運命の過去へ次第に光が強くなり、彼らの周りがかすかな霧に包まれていきました。そして、目の前に広がる景色は、彼らが知る現代の東京の風景とは異なるものでした。
それはまるで、時間が逆戻りしたかのような、中世の町並みが広がっていました。

樹里と瑛音、そして澪は驚きの表情を浮かべながら、その光景を見つめました。
彼らは前世の世界に戻ったのです。

「これが、我々の前世の…過去の世界だ」
澪が静か

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「恋みくじ」ロミジュリ 5章

「恋みくじ」ロミジュリ 5章

第5章:過去からの伝言澪は、ある日、ロミオ名義のSNSにとある男性からの個人メッセージを受け取りました。

少し疑わしく思っていた澪だったが
呼び出された場所に行くと、そこはもう使われていないとある教会で、薄暗い場所にロレンス神父の子孫と名乗る男性がいた。
ロレンスは神父でもあり、科学者でもあり預言者でもあったという。
今日この日、ロミオと名乗る日本人の水彩画家に600年以上にわたって受け継がれて

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小説:ロミオとジュリ・エット(前編)

小説:ロミオとジュリ・エット(前編)

第1章:出会いとやり取り
東京のある普通の高校に通う樹里(じゅり)
和やかな家庭に育ち、素直でありながら
感受性豊かで、周りから愛される性格の女性

 夜遅くにベッドに横たわりながらスマートフォンを手に持っていました。
 彼女はとあるSNS上で「ロミオ」と名乗る人物の投稿を目にする。
 自分の愛猫の名前と同じその名前のタイムラインをついつい追ってしまう。
 水彩風景絵師を名乗るそのロミオの

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Bear in forest

Bear in forest

都会で働くまぼちゃんは、新しいプロジェクトに没頭していたある日、突如として現れたAndroid-kumaに驚かされました。
彼女はkumaに向かって歩み寄りましたが、
kumaは襲いかかろうとしました。

ところが急にストップし「逃げてください!」とkumaが言い、
まぼちゃんは驚きながらも一目散に逃げるように指示されました。
都会の路地を駆け抜けながら彼女は振り返ると、kuma不気味に迫ってくる

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