【サッカー】地上波で何故放映しない?代表戦のはなし


記事によると28日、サッカー日本代表の放映権について、日本サッカー協会会長の田嶋氏は「国にも動いていただかないと。一番残念なのは子どもたちが見られないこと」と訴えかけたようだ。

この件のそもそもの発端といえば、24日のに行われた本代表のワールドカップ出場が決まるかどうかというオーストラリア戦が有料ライブ放送のDAZN(ダゾーン)独占配信であったことにある。

DAZNは悪か?

DAZNは全く悪では無いと私は考える。
特にアジアの中でも強豪国と言われる日本代表の試合は注目が高いため、アウェイの試合では放映権が高騰するようだ。
調べてみると、気になる記事があったので紹介したい。

これによると、これまではテレビ朝日が4年90億円で放映権をAFC(アジアサッカー連盟)から買い続けてきた。しかし、契約切れに伴って更新を打診したところにDDMCフォルティスという中国とスイスの合弁会社が8年2400億という金額を提示・購入したようだ。
そこからDAZNが購入したという流れのようだ。

つまり、大悪党はAFCでDAZNは救世主だったのだ。

もちろん日本代表が強いことやこのような社会情勢もあって、金額が高騰してしまうのは分からないでもない。そして何よりビジネスであるからに仕方がないのかもしれない。しかし、4年90億から8年2000億になるほど莫大な経済効果があったかと言えば、それはないし、こんな金額をのめる国はアジアで中国くらいなのではないだろうか。はっきりいって、法外である。

筆者は

このような状況で日本代表を応援したい!という気持ちがあまり乗らないというのも無くはないが、私は正直、日本からアクセスできるのであれば、基本的には有料放送だろうと無料放送だろうとあまりこだわりはない。現にWOWOWやDAZN、J Sportsなど会員登録してサッカーを見るほどサッカーが好きなのだから。

しかし、ナショナルマッチは別の話だと思う。
田嶋会長の言うように「子供が見れること」は重要だと思う。であるからして、AFCがこんなやり方を続けていいのだろうか。AFCにも顔が利く田嶋会長ならば、日本政府に頼るのではなくて、AFC改革をして欲しいものだ。

また「ナショナルマッチの放映権(特に決勝戦等を除く)は競技国(試合を行う2か国)以外に独占的に売ることを禁止して欲しい。そうでなければ、日本がホームの試合は全て高値で放映権を売るようにするべきだ。」という論理になっても不思議ではない。こんなことしなくちゃいけないなんて、変だし、可笑しい。

だからこそビジネスとはいえ、限度はあって欲しいし、原則的に競技国のテレビ放映は優先されるような枠組みがあって然るべきだと考える。

ワールドカップ本戦の放映権も高額取引されているようで、サッカーバブルはいつまで続くのか、気になってしまう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?