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【乃木坂46】アンダーライブが売れ残った理由について客観的に分析してみる。

別に書くつもりは無かったのだが、noteはコメントに返信する機能がないので、くどくどと書いてみることにする。

先日のアンダーライブのチケットが完売になっていなかったらしい。まあそんなことも興味無いくらいになってしまっているというのもまた事実で。

そもそも

ぴあアリーナMMで開催された29thSGアンダーライブに行きたくなる要素が少ないというのはある。

休めるのか

現実的に年度末に休みを取って遊びに行ける社会人、学生がどれほど居るのかということだ。

そもそもこの日程で行くのであれば、もっと早めに告知してもらわなければ、社会人にしたって、アルバイトをしている学生にしたって、調整できないに決まっている。
ソニーミュージックはそんな会社じゃないだろうが、年度末に「4連休させていただきます」なんてことが出来るか考えれば、現実的でないことくらい予想がつくだろう。

詳細が不明すぎる

この公式リリースがあった時(2022年2月28日)、まだファンはアンダー楽曲を耳にしていない。つまり誰が座長(センター)のライブなのか、リード曲は何か、どんな演出になるか、想像もつかない。
つまりはアンダーメンバー以外のメンバーを1推しにしているファンは2推し以下のライブに行くか迷ってもおかしくないわけで、乃木坂のファンですら、パスしかねないわけだ。

抱き合わせでしかない

このアンダーライブの前の日、3月24日(木)に「乃木坂46 北野日奈子 卒業コンサート」を開催している。わざわざこの情勢の中、横浜にライブを見に行くのであれば、24日を軸に休みを取りたいと思うわけだ。となれば後ろに3日間もライブがあったとて、卒業メンバーが居ないライブになってしまうのだから、それは「パスされても仕方がないのでは?」と思うし、現にパスされているわけだ。

変わり映えは...

行った人によれば、かなり見応えのある楽しいライブだったとのことだが、申し込み段階においてそんなことは分からない。
それに、この後のセクションで比較するが、28thSGアンダーライブとメンバーが殆ど変わっていない。柴田柚菜と寺田蘭世がいなくなり、黒見明香が加わっただけだ。
28thSGアンダーライブを見に行った人が再び見に行きたくなるかと言えば、「微妙」というのが正直なところだろうし、社会情勢も相まって最悪「配信されるよね?」って考えるのが普通だ。

他のアンダーライブと比較してみる

乃木坂46 29thSGアンダーライブ
 3月25日(金) 開場 16:30 / 開演 18:00
 3月26日(土) 開場 15:30 / 開演 17:00
 3月27日(日) 開場 15:30 / 開演 17:00

<会場>
ぴあアリーナMM

<料金>
全席指定:8,000円(税込)

<出演>
伊藤理々杏、金川紗耶、北川悠理、黒見明香、阪口珠美、【佐藤楓】、佐藤璃果、中村麗乃、林瑠奈、松尾美佑、向井葉月、矢久保美緒、山崎怜奈、弓木奈於、吉田綾乃クリスティー、和田まあや

※メンバー名についている【⠀】は座長です。
公式リリース:2022年2月28日
乃木坂46 28thSG アンダーライブ
 2021年10月26日(火) 18:00開演
 2021年10月27日(水) 18:00開演
 2021年10月28日(木) 18:00開演

<会場>
TACHIKAWA STAGE GARDEN

<料金>
全席指定:8,000円(税込)

<出演>
伊藤理々杏、金川紗耶、北川悠理、阪口珠美、佐藤楓、佐藤璃果、柴田柚菜、【寺田蘭世】、中村麗乃、林瑠奈、松尾美佑、向井葉月、矢久保美緒、山崎怜奈、弓木奈於、吉田綾乃クリスティー、和田まあや

※メンバー名についている【⠀】は座長です。
公式リリース:2021年9月17日

前述の通り、特に変わり映えはしないといったところだろう。この情報だけ見ると行く人は行くし、行かない人は行かないとしか言えない。

同じ横浜開催で比較。

乃木坂46 23rdシングル「Sing Out!」発売記念~アンダーライブ~
2019年5月24日(金)
開場 17:30 / 開演 19:00 

<会場>横浜アリーナ

<料金>
指定:7,800円(税込)
親子・女性エリア:7,800円(税込)
<出演>
伊藤かりん、伊藤純奈、斉藤優里、佐々木琴子、【寺田蘭世】、中田花奈、中村麗乃、樋口日奈、向井葉月、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、和田まあや
公式リリース:2019年4月21日

同じ横浜開催だった23rdシングル「Sing Out!」発売記念〜アンダーライブ〜は選抜ライブ、4期生ライブと抱き合わせる形で1日の開催だったが、1万5000人を動員した。過去最少人数ながら、1公演におけるアンダーライブ史上最多動員を誇るなど、凄まじい勢いをみせた。
他方、3日間で2万1000人程を動員した29thSGアンダーライブはメンバーが少ないわけでもなく、質が落ちたわけでもなく、何とも微妙な成績だったと言えるだろう。

あの頃は異次元だった(余談)

乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2018 ~関東シリーズ~
2018年12月19日(水) 開場 17:00 / 開演 18:30
2018年12月20日(木) 開場 17:00 / 開演 18:30

<会場>
武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ

<料金>
指定:7,800円(税込)
親子・女性エリア:7,800円(税込)

<出演>
伊藤かりん、伊藤純奈、岩本蓮加、川後陽菜、【北野日奈子】、久保史緒里、阪口珠美、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、中田花奈、中村麗乃、樋口日奈、向井葉月、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、渡辺みり愛、和田まあや 

歌にしてもダンスにしても場数が違いすぎるメンバーばかり。特に歌は伊藤かりん、伊藤純奈、久保史緒里、樋口日奈が、ダンスは中田花奈、渡辺みり愛が、ずば抜けて上手く牽引していた。そこに表現力豊かな北野日奈子、寺田蘭世、山崎怜奈がいて、括られることのない個性を持つ川後陽菜、佐々木琴子、鈴木絢音、和田まあやがいた。その上、初々しい3期生だ。

天空の立見席まで全て埋まるに決まってる。
あの頃はあの頃で良さがあるけど、それ以上にまだ新四期生を理解出来ていないファンも多いのだろうと思う。

決定的な要因

そもそも29thSGアンダーライブが売れ残った大きな要因はキャパシティが大きすぎるということだ。

史上最多動員を誇った横浜アリーナと対して規模の変わらないぴあアリーナMMをなぜ用意したのか全く意図が分からない。恐らくだが、いい感じの場所が無かったんだろうと思うが、それにしてもだ。

28thSGアンダーライブが2,500のキャパで29thSGアンダーライブが10,000のキャパはおかしい。

「寺田蘭世の卒業をどれだけ生で見たい人がいたか分かってるのか?お前ら!」と叫びたくなる。

結局、売れ残るには売れ残るだけの理由があって、メンバーの実力云々では無いのでは?と思う。

もちろんメンバーがファンを連れてこいって、そりゃそうなんだけどね。限界ってあるじゃんか。普通にさ。




どうしようと思っていたのか

会場を抑えた経験があるので分からなくは無いですが、そもそも4日間もあのキャパシティの会場を押さえるなら1年以上前からこの日にやろうとは思っていたのだろうと思います。その中で抽選もあったかも分からないですが。

予想スケジュール

2月23日(水) 5期生お披露目
↓ 約1ヶ月
3月24日(木) 北野日奈子卒業コンサート
3月25日(金) アンダーライブ
3月26日(土) 5期生ライブ(初の単独公演)
3月27日(日) 選抜ライブ

運営委員会はこんな風な日程で考えていたんじゃないかな?と思います。4期生が加入した時も横浜アリーナを押さえていたのでね。

オーディションの進み具合とか様々なことが遅れて、年明けの段階で「あ、これ間に合わないな。」というのは薄々わかっていたのだろうと思います。ただ会場を押さえてしまった手前、何とかこのスケジュールで通したかったのではないかな?と思います。

また運営委員会は5期生の様々な問題について、全てが全て分かっていたとは思いませんが、多少なりとも内容は把握していたと思います。そういった観点から、2月の初旬頃までには、このスケジュールがバラしになって、完全にサラ。北野日奈子卒業コンサートとアンダーライブの抱き合わせという形にせざるを得なかった可能性はあるんじゃないかと。

それだけのクオリティのパフォーマンスが出来るという信頼はアンダーにはあると思います。

そんなこともあり3日間で最大3万人を呼び込みたかったわけですが、残念ながら...と言った感じでしょうか。

0は免れた訳ですから、まあいいかと。

最後に

運営委員会は5期生には振り回されてるんじゃないかな?と思います。分かりませんがね。あくまで憶測。

やめたいという子もいるとかいないとか。
僕が運営委員会の人間だったら怒っちゃいますね。
「そんなぬるい気持ちで来たんかー!」って。

ほんとに2022年どうなることやらと思います。
そんな感じです。

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