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海外でのトラブル(5)トイレ逆流@ハワイ・オアフ島・ワイキキ&ミクロネシア・ポンペイ島

近年、日本人の旅行先として人気の台湾
既にいろいろな現地注意情報がネットにはあふれています。
●車の運転が荒く歩行者巻き込んだ事故が多いので青信号でも注意。
(少し前に法改正で危険運転=罰金となり、ちょっと改善の兆し有り)
●ペットボトルのお茶とかが異常に甘いので、成分(無糖とか)を確認。
●MRT(地下鉄)内は飲食禁止(ガムや水も)で高額罰金があり注意。
等々。これらに加えて、
トイレットペーパーを流せないトイレも多いので要注意。
(個室内に紙を捨てるゴミ箱があったりする。配管が細いため)
というのもあります。

私は台湾には台北以外にも何度も足を運んでいますが、この種のホテルにあたったことがありません(古いホテル、安ホテルも泊まってますが)。

が。
実はこの「トイレの配管が細くて紙が詰まる」というのは、他国でもよく聞く話で、韓国とかでもこういうところがあると聞きます。
実は私は過去に2回、このために酷い目にあったことがあります。

● 1回目はオアフ島・ワイキキのシェラトンでした ●

仕事で非常に疲れている時の夏休みで、かつ東京・ホノルル便は深夜フライト( 通称 red-eye flight )で朝方ワイキキに着いた私はヘロヘロでした。ただせっかく無理してハワイまで来たんだから、とプールサイドのデッキチェアーでお腹出したまま直射日光を浴びて、寝込んでしまいました。
部屋に戻ったら、お腹が真っ赤で異常に熱いです。
夜にはお腹に水ぶくれができて(要するにやけど)熱出してしまいました。

さらに悪いことは重なるもので、トイレに行ったら、なんか水が溢れだしてきます。何回流しても、水位が下がるまで膨大な時間がかかり、ついには溢れだしそうになってきました。

ここにきて、これはトイレが詰まったのだ、と判断しましたが、熱出しているので、ホテルにどう伝えれば良いのか考えがまとまりません。
熱もあるし悩んでいても事態は好転しないので、フロントに電話して、
「My room's toilet is stuck. Could you call engineer ?」
とか適当なこと言って、メンテナンスマンに来てもらいました。

彼は、例のすっぽんを持ってきて、瞬く間に直してくれました。
(チップも渡した)

● 2回目はミクロネスア連邦・ポンペイ島のあるホテル ●

ミクロネシアの位置とか、ポンペイ島ってどこ?って人が多いかと思います。この辺の島々は、ダイバーじゃないとなかなか知らないかと思います。
(昔ダイビングで行ったパラオで、アメリカ人ダイバーに「今度ポンペイ島に行くんだ」と言ったら変な顔したので「イタリアの火山じゃないよ」と言うと、勘違いした、と笑ってました)

ミクロネシアは、グアムとハワイの間辺り

場所的にはグアムから南西方向に進むとパラオ共和国、南東に進むとミクロネシア連邦、マーシャル諸島。さらに南は、ソロモン諸島、サモア、フィージーといった位置関係です。

ミクロネシアに行くには、いったんグアムで乗り継いで、オアフ島まで島々を経由しながら飛んでいくアイランドホッパーという飛行機に乗っていきます。グアムからでもざっくり4時間はかかるので、日本からのドアツードアだと(グアムの乗り継ぎ待ち時間等含めて)丸1日以上かかります。ダイバーでも滅多に行かない国だと思います。

こういう島ですから、いわゆる観光客はほぼいなくて、ダイバー、サーファー(冬は良い波が立ちます)、大使館・政府関係者、学術関係者、漁業関係者といった人しか行きません。なので、ホテルの数も限られており、また老朽化したところも多いです。

2013年夏。私が初めて訪ポしたときは、女優の鶴田真由さんがNHKの番組の取材で多数のクルーともに訪れていて(*)、かつミクロネシア連邦の漁業関係者のなんとか大会(覚えてません)も行われており、宿がどこもほぼ満杯でした。
*「太平洋の楽園をゆく 鶴田真由 ミクロネシア 魅惑の島めぐり」

私の泊まったホテルもほぼ満室で、1室離れのようなところが空いているので1泊だけ我慢してくれないか?と言われて結構広い離れの部屋に泊まりました。その後予定通り、普通の部屋に移動。快適でした。

1週間の最終日。
十分気を付けていましたが、最終日にまた詰まってしまいました。
フロントに行って、ワイキキ時と似たようなことを言ったら、
「You need plunger ?」
これこそ例の「すっぽん」だろうとあたりを付けて「いえーす」と言ったら、人を送るから部屋に居てくれ、と言われました。

5分後。
顔なじみになっていたアジア系のフロントのお姉さんが、「ぷらんじゃー」を持ってきました。「どした?」と聞くので「トイレ詰まって大変!」と説明。トイレを覗いて、「わー(お)」とか言いましたが直してくれました。

ちなみに後日調べたら、日本では「ラバーカップ」とも言うらしいですが、これは和製英語とのこと。
正式な英語は「toilet (or bathroom) plunger」らしいです。

● 経験者は多数いる模様。しかもどこの国でもあり得るらしい ●

こうした話をSNSで友人にしたところ、私も経験ある、という人が結構いました。確かによくよく観察すると、どこの国に限らず、ホテルの大きい小さい、新しい古いに関係なくトイレの排水溝が日本の物より明らかに狭そうに見えるところが多々あります。

台湾や韓国の一部のトイレのように、そもそも配水管が細いからペーパー流せない、と分かっていればこんなことないんですが、どこの国、どこのトイレでも思わぬトラップがあります。

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