見出し画像

基本モデルってなんだい?

どんなコーチになりたいか?のあと、どうやってコーチングをすればいいのかということを学びました。
コーチングの代表的な基本モデルです。
私、どうもモデルって言葉がしっくりきませんで、国語に訳してみてから、お腹の中に入れました。


「型 (かた)」

私は、モデルを「型 (かた)」、だと認識しています。

世界大百科事典によると、「型」とは、能や狂言、歌舞伎など伝統芸能の演技・演出において、代々継承され洗練されて固定化した表現様式のことなのだそうです。

最初に、基本の型を2つ学びました。

基本の型 その1 GROWモデル

GROWモデル
グロウモデルと読みます。
コーチングといったら、これ!と言うぐらいの最も有名なモデルです。

G (Goal)ゴール。目標。
R (Reality / Resource):現在の状態。活用できる資源。
O (Options):選択肢。ゴールにどのようにして到達するか。
W (Will):意志。

まず、あなたのかなえたい目標をイメージして、バックキャスティングで考えることからはじめます。
未来のあるべき姿から、現在にさかのぼって課題解決を考えるアプローチ方法です。
現在を始点として未来を探索するフォアキャスティングと比較して、劇的な変化が求められる課題に対して有効とされているんだそうです。

ゴールから考えることで、視野が広がりやすくなるということでしょうか😊

ということは、ゴールの設定が大事!ってことですよね。
ゴールの設定には2つのポイントがあります。
①未来志向であるか?
「資格試験に合格したい!」という目先のゴール設定ではなく、「資格を取ったその先に、本当にあなたがしたいことは?」という問題解決後の未来を明らかにした後にゴールを設定すると、価値あるゴール設定ができます。
②その先の目的に合っているか?
設定したゴールが、あなたの人生の目的に合っていますか?大切な価値観に沿っていますか?

ゴールが明確になれば、何をしたらいいかは自ずと明らかになっていくと思います。

ひとりで考えると、訳が分からなくなっちゃいますので、人(コーチ)と話ししながらがいいんだと思います。

R、O、Wについては、また後で😊

基本の型 その2 仮説検証モデル

仮説検証モデル
GROWモデルとあわせて使います。
PDCAサイクルを回そう!と言った方がわかりやすいかもしれませんね😊

ちょっと考えてみます?
コーチングセッションで大切なことは何でしょう?

話しやすい雰囲気?
傾聴と共感?
有効な質問?
勇気付け?
なんでも話すこと?

全部大事なことやん!って思うんですけど。
でも、1番大事なことは、クライアントさんがセッションが終わった後に、考え方や行動が変わることなんです。
決めた行動が続けられることなんです。

コーチは、クライアントさんがPDCAサイクルを回すことを支援します。
正直、コーチングにまでPDCAか (;゚ロ゚)!?と思いました。

ここでのPDCAサイクルはこんな感じです。
予測 「やってみたらどうなりそう?」 → P
結果 「やってみてどうだった?」 → D
学習 「行動してみてどうだった?」 → C
行動 「次はどうしたい?」 → A
勇気 「いいね!」「 あなたならできるよ!」

上の質問で、あなたの気付きや学びを促し、自分で考えて行動する力を伸ばします。
コーチングのPDCAサイクルの真ん中には、(きっと必要だけれども)通常のPDCAサイクルには出てこない「勇気」の項目があります😊

コーチングのPDCAサイクル
 ↗ 予測 ↘
行動 勇気 結果
 ↖ 学習 ↙

通常のPDCAサイクル
 ↗ Plan ↘
Action    Do
 ↖  Check ↙

今までと違う行動にチャレンジするのには、勇気が必要です。
コーチは、あなたが勇気を出して前に進めるように、心のエネルギーが上がるように関わります。

勇気づけ

ちょっと前まで、「叱咤激励」と言う言葉が使われていましたね。
そんな気がしています。
私、叱咤激励されるとちょっと「自分がいけないんだ」って気持ちになってしまって、萎縮して、何もしなくなってしまった(奮い立たなかった)経験があります。

叱咤と言う言葉を調べてみますと。

しっ‐た【𠮟×咤/𠮟×咜】
[名](スル)大声を張り上げてしかりつけること。また、しかりつけるようにして励ますこと。「見習いの職人を―する」「―激励」
©SHOGAKUKAN Inc.
"しっ‐た【𠮟咤/𠮟咜】", デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2024-05-09)

デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2024-05-09)

となってまして、必要な場面もあるとは思いますが、私は叱咤されたくないなあって感じがします。あまいですかね_(^^;)

ついでに、激励という言葉も調べました。

げき‐れい 【激励】
解説・用例
〔名〕
(1)はげまし元気づけること。奮起させること。
(2)気を引き立てて、一心にはげむこと。
"げき‐れい【激励】", 日本国語大辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2024-05-09)

日本国語大辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2024-05-09)

激励はまだましですが、奮起させるがちょっと引っかかります。
エネルギーがないときには、落ち込むかもしれません。

ちなみに、勇気付けも。

ゆうき‐づ・ける【勇気付ける】
[動カ下一]励まして、やろうという意気込みを持たせる。勇気をあたえる。「落ち込んだときに―・けられた曲」
©SHOGAKUKAN Inc.
"ゆうき‐づ・ける【勇気付ける】", デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2024-05-09)

デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2024-05-09)

やっぱり勇気付けがいいですね。

でも、こんな叱咤激励はいいかなと思うものが1つありました。
私にとっては勇気付けの分類ですが。

サマーウォーズ

アニメ映画「サマーウォーズ」の中で、システムがハッキングされて、国中が大混乱になっている場面。
ヒロインの曾祖母の栄おばあちゃんが電話口で色々な人を励ましている台詞がぐっときます。
毎回、涙が出ますが。
「ここで頑張らないでいつ頑張るんだい?」
「諦めなさんな。諦めないことが肝心だよ」
「あんたならできる。できるって」

まるで自分が言われているみたいなんです。
あきらめるなって。

スラムダンクにも、そういうのいっぱいありますね。

GROWモデルとPDCAサイクル

サマーウォーズはさておき、2つの型の関係はどうなっているのでしょうか?

2つの型の関係は、こうです。
GROWモデル→ PDCA→ GROWモデル→ PDCA→

セッションでGROWモデルを使って、次のセッションまでの日常でPDCAサイクルを回す感じです。

決めたことを行動してみようということですかね。

ドゥー・モア!ドゥー・サムシング・ディファレント!

行動しようとしてもできないこともありますよね。
むしろ、三日坊主とかすぐできなくなったりすることがありますよね。
できないと「やっぱり自分には無理なんだ……。」って思っちゃったりしますが、でも大丈夫!

気楽にPDCAを回す呪文(考え方)を教わりました。
"Do more! Do something different!"
ドゥー・モア!ドゥー・サムシング・ディファレント!です。
覚えにくいのが難点なんですが、
「うまくいったらもっとやる!うまくいかなかったら違うことをやる!」
です。(ソリューションフォーカス・アプローチの手法)
「何で上手くいかへんのやろ? うー(T-T)」って言いながら、原因を探ることにこだわらずに、「よっしゃ!別のやり方で次行こう!」の気持ちでいましょうってことです。

私は毎回
「これでいいのだ」
「だめだこりゃ」「次行ってみよう」
っていう台詞で次に行くことにしています。

今回はこのくらい。うまくかけたかな?

まあ、これでいいのだ。つぎ行こう。

次は、「傾聴」のことを書こうかな。


参考文献
ライフデザインコーチ養成プログラムテキスト
ブルーミング・コーチングスクール 川瀬朋子
サマーウォーズ 角川文庫 岩井恭平 原作:細田守
人生を変える!「コーチング脳」のつくり方 宮越大樹
コーチング・バイブル(第4版)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?